今年初の木星撮影
月齢11.6の拡大撮影
昨晩は良いイメージの空を期待していたのですが、相変わらずの空でした。

湿りの海
2018年03月28日22時57分
MEADE LX200 EMC(D203mmF.L.2000mm) + BarlowX2 + CelestronNo.25(R60) + ASI178MM
Gain=300 / Gamma=80 / Shutter=3.500ms / Limit=133s / 30FPS-4000コマ(25%スタック)

虹の入り江
2018年03月28日23時33分

コペルニクスからケプラーへ
2018年03月28日23時39分

アリスタルコス付近
2018年03月28日23時43分
毎日よく晴れますが、愈々透明度が悪くなってきました。

湿りの海
2018年03月28日22時57分
MEADE LX200 EMC(D203mmF.L.2000mm) + BarlowX2 + CelestronNo.25(R60) + ASI178MM
Gain=300 / Gamma=80 / Shutter=3.500ms / Limit=133s / 30FPS-4000コマ(25%スタック)

虹の入り江
2018年03月28日23時33分

コペルニクスからケプラーへ
2018年03月28日23時39分

アリスタルコス付近
2018年03月28日23時43分
毎日よく晴れますが、愈々透明度が悪くなってきました。
月齢9.4の拡大撮影
全体に透明度が下がってきました。
昨晩は月面拡大に絞って撮影しました。

アルプス山脈
2018年03月26日21時34分
MEADE LX200 EMC(D203mmF.L.2000mm) + BarlowX2 + CelestronNo.25(R60) + ASI178MM
Gain=300 / Shutter=5.00ms / Limit=120s / 30FPS-3600コマ(35%スタック)

月面座標原点Moesting-A付近の地形
2018年03月26日21時37分

直線壁付近
2018年03月26日21時43分

ティコからクラビウス付近
2018年03月26日21時46分

コペルニクス
2018年03月26日21時57分
まだまだ気流は安定していませんが、チャプチャー時間を延ばすことで画像のスタック枚数も増やしてみました。
それでも細部が見えてこないので、ついつい画像復元を強めに掛けてしまいます。
お陰で、クレーターの周辺などに二線ボケが発生し始めています。
GPVの米国海洋大気局予報300hPa高度の風を見る限り、明晩辺りは良いイメージで撮影できるかもしれません。
何時も当たらないGPV予報ですが、是非期待しましょう。
昨晩は月面拡大に絞って撮影しました。

アルプス山脈
2018年03月26日21時34分
MEADE LX200 EMC(D203mmF.L.2000mm) + BarlowX2 + CelestronNo.25(R60) + ASI178MM
Gain=300 / Shutter=5.00ms / Limit=120s / 30FPS-3600コマ(35%スタック)

月面座標原点Moesting-A付近の地形
2018年03月26日21時37分

直線壁付近
2018年03月26日21時43分

ティコからクラビウス付近
2018年03月26日21時46分

コペルニクス
2018年03月26日21時57分
まだまだ気流は安定していませんが、チャプチャー時間を延ばすことで画像のスタック枚数も増やしてみました。
それでも細部が見えてこないので、ついつい画像復元を強めに掛けてしまいます。
お陰で、クレーターの周辺などに二線ボケが発生し始めています。
GPVの米国海洋大気局予報300hPa高度の風を見る限り、明晩辺りは良いイメージで撮影できるかもしれません。
何時も当たらないGPV予報ですが、是非期待しましょう。
月齢8.3
昨日は前日に続いて穏やかな夕暮れを迎えました。

月齢8.3
2018年03月25日21時22分~21時29分 / 8コマモザイク
MEADE LX200 EMC(D203mmF.L.2000mm) + VIXEN-R200SS ComaCorrector3 + ASI174MC
Gain=200 / Shutter=2.50ms / Limit=30 Seconds / 29FPS-870コマ(40%スタック)
VixenGPD赤道儀にて自動運転
AutoStakkert! 2.6、ImageCompsiteEditor、PixInsight他にて画像処理
静岡市にて
気流状態については相変わらずで、もう少し落ち着いて欲しいのですが何とか拡大撮影にも挑戦できました。
今回はASI290MMではなくASI178MMに替えました。

雨の海西部
2018年03月25日21時02分
MEADE LX200 EMC(D203mmF.L.2000mm) + BarlowX2 + CelestronNo.25(R60) + ASI178MM
Gain=250 / Shutter=10.00ms / Limit=60s / 30FPS-1800コマ(35%スタック)

アルフォンスス付近
2018年03月25日21時04分

デランドル付近
2018年03月25日21時05分

ヒギヌス谷付近の峡谷
2018年03月25日21時10分

アリストテレスとエウドクソス
2018年03月25日21時13分
撮影する度に「もう少し良いシーイングに出会いたい」と思います。

月齢8.3
2018年03月25日21時22分~21時29分 / 8コマモザイク
MEADE LX200 EMC(D203mmF.L.2000mm) + VIXEN-R200SS ComaCorrector3 + ASI174MC
Gain=200 / Shutter=2.50ms / Limit=30 Seconds / 29FPS-870コマ(40%スタック)
VixenGPD赤道儀にて自動運転
AutoStakkert! 2.6、ImageCompsiteEditor、PixInsight他にて画像処理
静岡市にて
気流状態については相変わらずで、もう少し落ち着いて欲しいのですが何とか拡大撮影にも挑戦できました。
今回はASI290MMではなくASI178MMに替えました。

雨の海西部
2018年03月25日21時02分
MEADE LX200 EMC(D203mmF.L.2000mm) + BarlowX2 + CelestronNo.25(R60) + ASI178MM
Gain=250 / Shutter=10.00ms / Limit=60s / 30FPS-1800コマ(35%スタック)

アルフォンスス付近
2018年03月25日21時04分

デランドル付近
2018年03月25日21時05分

ヒギヌス谷付近の峡谷
2018年03月25日21時10分

アリストテレスとエウドクソス
2018年03月25日21時13分
撮影する度に「もう少し良いシーイングに出会いたい」と思います。
月面X
春分を迎えて、夕空には上弦前後の月が空高く輝くようになりました。
冬空とは違って暖か味を感ずるようになり、もう撮影のためベランダへ出るのに防寒具は必要ありません。
下の画像の月中心と南極の中間辺りの明暗境界線上に小さな「X」の文字が浮かび上がっているのがお解りでしょうか。
「月面X」はラ・カーユ、ブランキヌス、ブールバッハという三つのクレータの壁が造る地形がX形に輝いています。

月齢7.1
2018年03月24日19時13分~19時19分 / 7コマモザイク
MEADE LX200 EMC(D203mmF.L.2000mm) + VIXEN-R200SS ComaCorrector3 + ASI174MC
Gain=200 / Shutter=3.00ms / Limit=30s / 29FPS-870コマ(40%スタック)
VixenGPD赤道儀にて自動運転
AutoStakkert! 2.6、ImageCompsiteEditor、PixInsight他にて画像処理
続いて明暗境界線付近の拡大撮影にも挑戦しました。

アリアデウス谷、ヒギヌス谷、トリスネッカー谷
MEADE LX200 EMC(D203mmF.L.2000mm) + BarlowX2 + CelestronNo.25(R60) + ASI290MM
Gain=300 / Shutter=5.00ms / Limit=30s / 55FPS-1650コマ(35%スタック)

アリストテレスからコーカサス山脈

ヒッパルコス、アルバテグニウス
まだイメージが膨らむことが多く、もう少しピタッと落ち着けばもっと高分解能画像ができるのですが・・・
冬空とは違って暖か味を感ずるようになり、もう撮影のためベランダへ出るのに防寒具は必要ありません。
下の画像の月中心と南極の中間辺りの明暗境界線上に小さな「X」の文字が浮かび上がっているのがお解りでしょうか。
「月面X」はラ・カーユ、ブランキヌス、ブールバッハという三つのクレータの壁が造る地形がX形に輝いています。

月齢7.1
2018年03月24日19時13分~19時19分 / 7コマモザイク
MEADE LX200 EMC(D203mmF.L.2000mm) + VIXEN-R200SS ComaCorrector3 + ASI174MC
Gain=200 / Shutter=3.00ms / Limit=30s / 29FPS-870コマ(40%スタック)
VixenGPD赤道儀にて自動運転
AutoStakkert! 2.6、ImageCompsiteEditor、PixInsight他にて画像処理
続いて明暗境界線付近の拡大撮影にも挑戦しました。

アリアデウス谷、ヒギヌス谷、トリスネッカー谷
MEADE LX200 EMC(D203mmF.L.2000mm) + BarlowX2 + CelestronNo.25(R60) + ASI290MM
Gain=300 / Shutter=5.00ms / Limit=30s / 55FPS-1650コマ(35%スタック)

アリストテレスからコーカサス山脈

ヒッパルコス、アルバテグニウス
まだイメージが膨らむことが多く、もう少しピタッと落ち着けばもっと高分解能画像ができるのですが・・・
三保海岸散策
今朝も三保海岸を歩いてきました。
珍しく清水港の近くに地球深部探査船「ちきゅう」がやってきました。

何時もはもっと沼津の方で探査作業を行っているようで、夜でも光の山が駿河湾に浮かんでいるように見えています。

近くに来ると、本当に大きいですね。
詳しくは以下をご覧ください。
http://www.jamstec.go.jp/chikyu/10th/
今朝は蜃気楼も見えました。
蜃気楼と言えば富山湾が有名ですが、駿河湾でも見えるのですね。

清水から沼津方向を見ているのですが、コンデジのデジタルズームで撮影したので画像はメタメタです。
蜃気楼・・・お分かりでしょうか。(手前に潜水艦が見える?)
季節的には富山湾と同じ春が多いのでしょうか。
こちらは3/3の画像ですが、三保松原羽衣の松付近の砂浜改善のための工事が行われています。

ご存知のように三保の松原は世界文化遺産富士山の構成資産に含まれていますが、世界遺産への登録過程で国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関が消波ブロックの存在を「望ましくない」と指摘しています。
静岡県としては現状の波消しブロックを撤去するためにL型突堤設置により、砂浜の復活を果たす計画でいます。
現在造っているのは1号L型突堤で、これが完成すれば2019年度に一部の波消しブロックを撤去します。
更に2020年度には2号L型突堤設置の検討に入るということです。
元々、三保海岸は静岡市内を流れる安倍川が吐き出す砂利や砂で浜辺を形成してきました。
しかし、戦後行われてきた安倍川砂防事業で造られた砂防ダムによって砂利・砂の流出量が減り、三保松原海岸土砂の需給バランスが崩れたために海岸浸食が進行したと考えられています。
これで海岸線が綺麗になってくれることを願います。
珍しく清水港の近くに地球深部探査船「ちきゅう」がやってきました。

何時もはもっと沼津の方で探査作業を行っているようで、夜でも光の山が駿河湾に浮かんでいるように見えています。

近くに来ると、本当に大きいですね。
詳しくは以下をご覧ください。
http://www.jamstec.go.jp/chikyu/10th/
今朝は蜃気楼も見えました。
蜃気楼と言えば富山湾が有名ですが、駿河湾でも見えるのですね。

清水から沼津方向を見ているのですが、コンデジのデジタルズームで撮影したので画像はメタメタです。
蜃気楼・・・お分かりでしょうか。(手前に潜水艦が見える?)
季節的には富山湾と同じ春が多いのでしょうか。
こちらは3/3の画像ですが、三保松原羽衣の松付近の砂浜改善のための工事が行われています。

ご存知のように三保の松原は世界文化遺産富士山の構成資産に含まれていますが、世界遺産への登録過程で国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関が消波ブロックの存在を「望ましくない」と指摘しています。
静岡県としては現状の波消しブロックを撤去するためにL型突堤設置により、砂浜の復活を果たす計画でいます。
現在造っているのは1号L型突堤で、これが完成すれば2019年度に一部の波消しブロックを撤去します。
更に2020年度には2号L型突堤設置の検討に入るということです。
元々、三保海岸は静岡市内を流れる安倍川が吐き出す砂利や砂で浜辺を形成してきました。
しかし、戦後行われてきた安倍川砂防事業で造られた砂防ダムによって砂利・砂の流出量が減り、三保松原海岸土砂の需給バランスが崩れたために海岸浸食が進行したと考えられています。
これで海岸線が綺麗になってくれることを願います。
ISSの追跡撮影失敗
以前から3/18未明のISS追跡撮影を計画していました。
GPV予報を見ていると、2~3日前までは何とか撮影できそうな感じでしたが、前日辺りからどうも怪しい状況に変わってしましました。
前日の夕方GPV予報も悪かったのですが、TVの予報では夜半から晴れるとのことで希望が出てきました。
勿論ダメ元なんですが、夜半過ぎに朝霧高原へ出かけました。
現地には2時半に到着しましたが、完全どん曇り状態です。
兎に角ダメ元で来たので、曇天にもめげず早速機材を組み立てて、時々雲の切れ間から見える星を使って架台のアライメントしたり、PHD2のキャリブレーションを行いました。
ISSが地上に顔を出す5h22mの少し前に準備を完了しました。
その段階ではもう薄明が進行して、雲の合間から富士山も顔お出し始めています。
時間が近づくに従って雲がどんどん切れてきました。
それを見て思わず「天は我に味方せり」とつぶやきました。(その後どうなるかも知らずに)
ISSが地上に現れる時間になってSS2000のコントローラーの「GO」ボタンを押すと、ウィーンと筒が北西の地平線上へ向かってゆきます。
そこはまだ毛無山のスカイラインより下で、暫くISSが上がってくるのを待ちます。
そして愈々山の端からほぼ天頂方向に筒が迫り上がってくると、いましたいました。
50mm×9のファインダーのほぼ十字線中央付近に1等星くらいで輝いており、近くの明るい恒星がどんどん視野から外れてゆきます。
ハンドコントローラーの方向キー(32倍速)でズレを修正して、「扨オートガイダーでロックオン」と思ったらISSがスーッと消えて雲の中へ・・・パッと目をファインダーから空に向けると、中天辺りは晴れているので直ぐに雲から出てくる筈だったのですが。
ここでトラブル発生です。
ISSが雲から出る前にモーターがキーッと泣き始めて動きが止まってしましました。
SS2000はDCモーターですが、ステッピングモーターが脱調したように鳴くのを初めて聞きました。
もうハンドコントローラーの方向キーも受け付けず、表示は予報AltAzも鏡筒のAltAzも動かなくなっています。
天頂付近を通過するISSを肉眼で見送った後、「ESC」キーで人工衛星モードを出ると恒星時追尾に戻りました。
もう南東に低くなった筈のISSをもう一度導入しましたが、もう雲の中で見えませんでした。

しまったーっ、完全に事前シュミレーションの不備ですね。
以下のように事前に室内での動作確認はしたのですが・・・

問題は高度(赤緯)軸周りのアンバランスです。
ガイド鏡を鏡筒のアリガタをに取付けたのですが、お陰で極端なトップヘビーになってしまっています。
この状態で1200倍速も問題なく動くので問題ないと思っていました。
また、室内でのISSの追跡動作のシュミレーションも行ったのですが、今回のパスではなくもっと最高高度の低いパスで行ったので動きが遅くて問題が発生しなかったようです。
帰宅してから朝霧と同じ状況を再現してみると、やはりISSの高度が17°位に達したところでモーターが悲鳴を上げて止まってしまいました。
鏡筒のバランスを取って確認したら、ISSの出没間は問題なくトラッキングします。
ということで、ISSの追跡撮影の初回は失敗しました。
一発で成功するは思っていなかったのですが、途中までは「こりゃ行ける」と思っていたのでチョット残念。orz
次回の挑戦までに、バランス問題を解決しなければなりません。
鏡筒の接眼部側にカウンターウェイトを付けるのが簡単なんですが、そもそも加速トルク不足で起きた問題ですからイナーシャを増やす対策はどうも気が進みません。
先ずはガイド鏡の取り付け位置を接眼部側に変えなければなりません。
また、天頂付近まで高度を上げた状態でカメラと三脚の干渉を避けるために、いっそのことGPD赤道儀をタカハシのMeridianシリーズみたいにエルボータイプに改造することも考えましょう。(赤道儀としてカメラレンズ撮影するときも便利)
そもそもお金を掛けずにということで始めたISS撮影ですから、材料代だけの完全自作が原則の話・・・小型ボール盤しか持っていない私には少々ハードル高い?
次は何時になるかなあ・・・。
GPV予報を見ていると、2~3日前までは何とか撮影できそうな感じでしたが、前日辺りからどうも怪しい状況に変わってしましました。
前日の夕方GPV予報も悪かったのですが、TVの予報では夜半から晴れるとのことで希望が出てきました。
勿論ダメ元なんですが、夜半過ぎに朝霧高原へ出かけました。
現地には2時半に到着しましたが、完全どん曇り状態です。
兎に角ダメ元で来たので、曇天にもめげず早速機材を組み立てて、時々雲の切れ間から見える星を使って架台のアライメントしたり、PHD2のキャリブレーションを行いました。
ISSが地上に顔を出す5h22mの少し前に準備を完了しました。
その段階ではもう薄明が進行して、雲の合間から富士山も顔お出し始めています。
時間が近づくに従って雲がどんどん切れてきました。
それを見て思わず「天は我に味方せり」とつぶやきました。(その後どうなるかも知らずに)
ISSが地上に現れる時間になってSS2000のコントローラーの「GO」ボタンを押すと、ウィーンと筒が北西の地平線上へ向かってゆきます。
そこはまだ毛無山のスカイラインより下で、暫くISSが上がってくるのを待ちます。
そして愈々山の端からほぼ天頂方向に筒が迫り上がってくると、いましたいました。
50mm×9のファインダーのほぼ十字線中央付近に1等星くらいで輝いており、近くの明るい恒星がどんどん視野から外れてゆきます。
ハンドコントローラーの方向キー(32倍速)でズレを修正して、「扨オートガイダーでロックオン」と思ったらISSがスーッと消えて雲の中へ・・・パッと目をファインダーから空に向けると、中天辺りは晴れているので直ぐに雲から出てくる筈だったのですが。
ここでトラブル発生です。
ISSが雲から出る前にモーターがキーッと泣き始めて動きが止まってしましました。
SS2000はDCモーターですが、ステッピングモーターが脱調したように鳴くのを初めて聞きました。
もうハンドコントローラーの方向キーも受け付けず、表示は予報AltAzも鏡筒のAltAzも動かなくなっています。
天頂付近を通過するISSを肉眼で見送った後、「ESC」キーで人工衛星モードを出ると恒星時追尾に戻りました。
もう南東に低くなった筈のISSをもう一度導入しましたが、もう雲の中で見えませんでした。

しまったーっ、完全に事前シュミレーションの不備ですね。
以下のように事前に室内での動作確認はしたのですが・・・

問題は高度(赤緯)軸周りのアンバランスです。
ガイド鏡を鏡筒のアリガタをに取付けたのですが、お陰で極端なトップヘビーになってしまっています。
この状態で1200倍速も問題なく動くので問題ないと思っていました。
また、室内でのISSの追跡動作のシュミレーションも行ったのですが、今回のパスではなくもっと最高高度の低いパスで行ったので動きが遅くて問題が発生しなかったようです。
帰宅してから朝霧と同じ状況を再現してみると、やはりISSの高度が17°位に達したところでモーターが悲鳴を上げて止まってしまいました。
鏡筒のバランスを取って確認したら、ISSの出没間は問題なくトラッキングします。
ということで、ISSの追跡撮影の初回は失敗しました。
一発で成功するは思っていなかったのですが、途中までは「こりゃ行ける」と思っていたのでチョット残念。orz
次回の挑戦までに、バランス問題を解決しなければなりません。
鏡筒の接眼部側にカウンターウェイトを付けるのが簡単なんですが、そもそも加速トルク不足で起きた問題ですからイナーシャを増やす対策はどうも気が進みません。
先ずはガイド鏡の取り付け位置を接眼部側に変えなければなりません。
また、天頂付近まで高度を上げた状態でカメラと三脚の干渉を避けるために、いっそのことGPD赤道儀をタカハシのMeridianシリーズみたいにエルボータイプに改造することも考えましょう。(赤道儀としてカメラレンズ撮影するときも便利)
そもそもお金を掛けずにということで始めたISS撮影ですから、材料代だけの完全自作が原則の話・・・小型ボール盤しか持っていない私には少々ハードル高い?
次は何時になるかなあ・・・。
春の朝霧
暖かくなると同時に春霞の眠い空がやってきました。
イメージは良さそうなので春の銀河を撮影するには良いかな、と思って出かけました。
今冬もノーマルタイヤで過ごしましたので、未だ信州方面へ行くのは怖い。
何時もの通り朝霧でお茶を濁します。

ヒクソン・コンパクト銀河群 HCG-44
2018年03月14日19時48分~23時23分
AT10RCF(D250mmF.L.2000mm)xTS2.5フラットナー
ZWO ASI1600MM-Cool(-25℃)+EFWmini+1.25"LRGB
L(10分x15),RGB(10分x各2)
SkyWatcher AZ-EQ6GT赤道儀
ASTROLABE60mmF4+1.5xBarlow+QHY5L-Ⅱ+PHD2 Guidingにてオートガイド

ソンブレロ銀河 M104 (3/17再処理)
2018年03月14日23時43分~25時27分
L(10分x16),RGB(10分x各2)

ヘルクレス座の球状星団 M13 (3/17再処理)
2018年03月15日03時35分~04時51分
L(5分x9),RGB(5分x各2)

随分と透明度は悪いと思っていたのですが、朝方は昇る夏の天の川も辛うじて見ることができました。
イメージは良さそうなので春の銀河を撮影するには良いかな、と思って出かけました。
今冬もノーマルタイヤで過ごしましたので、未だ信州方面へ行くのは怖い。
何時もの通り朝霧でお茶を濁します。

ヒクソン・コンパクト銀河群 HCG-44
2018年03月14日19時48分~23時23分
AT10RCF(D250mmF.L.2000mm)xTS2.5フラットナー
ZWO ASI1600MM-Cool(-25℃)+EFWmini+1.25"LRGB
L(10分x15),RGB(10分x各2)
SkyWatcher AZ-EQ6GT赤道儀
ASTROLABE60mmF4+1.5xBarlow+QHY5L-Ⅱ+PHD2 Guidingにてオートガイド

ソンブレロ銀河 M104 (3/17再処理)
2018年03月14日23時43分~25時27分
L(10分x16),RGB(10分x各2)

ヘルクレス座の球状星団 M13 (3/17再処理)
2018年03月15日03時35分~04時51分
L(5分x9),RGB(5分x各2)

随分と透明度は悪いと思っていたのですが、朝方は昇る夏の天の川も辛うじて見ることができました。
ISSの追跡撮影を妄想
先日撮影したISSの画質が満足できなかったことに暫く悩んでいました。
結論としては「自動追跡しながら高解像動画を撮りたい!」です。
軍資金が無いので手持ちの機材だけで何とかするのが最低条件です。
1.架台
星夜撮影に使っているビクセンGPD+SS2000PCを使う。
SS2000PCの人工衛星の自動導入・追尾機能は一度も使ったことが無いのですが、これに頼るしか手がありません。
ISSが良い条件で観測できる際は必ず西から東へと子午線を通過します。
最接近時にテレスコープポジション反転動作の無い経緯台モードで使用することが絶対条件です。
経緯台モードであれば、夕方のパス時に北極星が見えるまで待たなくても、一番星(惑星でも)でアライメントが完了するので絶対有利ですね。
2.光学系
月惑星撮影に使っているミード20cmF10シュミットカセグレンとスナップ用に使っているオリンパスOM-D E-M10Mark2を使う。
画像の解像レベルは先日の手動追跡撮影よりは良くなると思って、これまでのものを流用します。
本来であれば4K動画撮影できるカメラが欲しいところですが、E-M10Mk2の4Kタイムプラス(インターバル撮影)を使った1コマ/秒の動画生成で我慢します。
最良のパスでも明るく見えているのは5分程度ですから、作成するタイムプラス動画は10fpsで30秒になる・・・。

早速、GPD赤道儀を組み立てて極軸を立ててみましたところ、高度目盛は0~90°のものが貼ってあるのですが70°までしか上がりません。
高度を調整する前後のスクリュで挟む極軸体のツノが引っかかっていましたので、ツノの先端を金ノコで5mmほど切り落としました。
これで前方スクリュを一杯下げると写真のようにツノがスクリュ先端金具から外れて極軸が垂直に立てることができました。

改造前は極軸支持用の後部スクリュハンドルと極軸望遠鏡がぶつかって架台の反転モーメントを受けていました。
そのままでは極軸と極望の同芯度への影響が発生するので、水平台側に極軸体を受けるストッパ用ボルトを取り付けました。
これで後部スクリュハンドルと極望がぶつからないようになりました。

通常(緯度50°以下)赤道儀として使う場合は今まで通り高度調整・固定できます。
極望の暗視野照明装置も干渉することなく収まりました。

経緯台にしたときは赤道儀のように高度調整兼固定スクリュが機能していませんが、安定性に問題はないようです。
改造後は室内でシュミレーションテストしました。
私はSS2000PCをスタンドアロンで使っていますので、ISS(Zarya)の最新軌道要素はCelesTrak(Dr.T.S. Kelsoさんのサイト)から手入力します。
http://www.celestrak.com/NORAD/elements/stations.txt

人工衛星の2行軌道要素(TLE/Two Line Elements)については以下のサイトで詳しく説明されています。
http://www.lizard-tail.com/isana/tle/misc/what_is_tle
更に適当な直近のISSパスをCalSKYで調べました。(写真はSatellites/Internat. Space Station ISSのページ)
https://www.calsky.com/

"Show invisible passes ・・・"にチェックを入れ不可視パスを表示させます。
SS2000PCの時刻は±1秒位、両方の観測地情報もシッカリ合わせてから、CalSKYのパス情報と時々刻々と変化するSS2000PCのハンドコントローラのAlt/Azim表示を比較します。
ISSの最接近時の視線速度は1deg/sec強です。
SS2000PCの最高速導入速度は5deg/sec(1200倍速)ですから、手動追跡したときは「ISSの動きは速い!」と思ったのですが、シュミレーションで鏡筒の動きを見ている限りでは、もう余裕ですね。
唯一、最高々度がCalSKYの値よりもSS2000PCの表示の方が1°以上高かったですが・・・
まあ、後は実戦・・・ISS追撃の妄想です。
結論としては「自動追跡しながら高解像動画を撮りたい!」です。
軍資金が無いので手持ちの機材だけで何とかするのが最低条件です。
1.架台
星夜撮影に使っているビクセンGPD+SS2000PCを使う。
SS2000PCの人工衛星の自動導入・追尾機能は一度も使ったことが無いのですが、これに頼るしか手がありません。
ISSが良い条件で観測できる際は必ず西から東へと子午線を通過します。
最接近時にテレスコープポジション反転動作の無い経緯台モードで使用することが絶対条件です。
経緯台モードであれば、夕方のパス時に北極星が見えるまで待たなくても、一番星(惑星でも)でアライメントが完了するので絶対有利ですね。
2.光学系
月惑星撮影に使っているミード20cmF10シュミットカセグレンとスナップ用に使っているオリンパスOM-D E-M10Mark2を使う。
画像の解像レベルは先日の手動追跡撮影よりは良くなると思って、これまでのものを流用します。
本来であれば4K動画撮影できるカメラが欲しいところですが、E-M10Mk2の4Kタイムプラス(インターバル撮影)を使った1コマ/秒の動画生成で我慢します。
最良のパスでも明るく見えているのは5分程度ですから、作成するタイムプラス動画は10fpsで30秒になる・・・。

早速、GPD赤道儀を組み立てて極軸を立ててみましたところ、高度目盛は0~90°のものが貼ってあるのですが70°までしか上がりません。
高度を調整する前後のスクリュで挟む極軸体のツノが引っかかっていましたので、ツノの先端を金ノコで5mmほど切り落としました。
これで前方スクリュを一杯下げると写真のようにツノがスクリュ先端金具から外れて極軸が垂直に立てることができました。

改造前は極軸支持用の後部スクリュハンドルと極軸望遠鏡がぶつかって架台の反転モーメントを受けていました。
そのままでは極軸と極望の同芯度への影響が発生するので、水平台側に極軸体を受けるストッパ用ボルトを取り付けました。
これで後部スクリュハンドルと極望がぶつからないようになりました。

通常(緯度50°以下)赤道儀として使う場合は今まで通り高度調整・固定できます。
極望の暗視野照明装置も干渉することなく収まりました。

経緯台にしたときは赤道儀のように高度調整兼固定スクリュが機能していませんが、安定性に問題はないようです。
改造後は室内でシュミレーションテストしました。
私はSS2000PCをスタンドアロンで使っていますので、ISS(Zarya)の最新軌道要素はCelesTrak(Dr.T.S. Kelsoさんのサイト)から手入力します。
http://www.celestrak.com/NORAD/elements/stations.txt

人工衛星の2行軌道要素(TLE/Two Line Elements)については以下のサイトで詳しく説明されています。
http://www.lizard-tail.com/isana/tle/misc/what_is_tle
更に適当な直近のISSパスをCalSKYで調べました。(写真はSatellites/Internat. Space Station ISSのページ)
https://www.calsky.com/

"Show invisible passes ・・・"にチェックを入れ不可視パスを表示させます。
SS2000PCの時刻は±1秒位、両方の観測地情報もシッカリ合わせてから、CalSKYのパス情報と時々刻々と変化するSS2000PCのハンドコントローラのAlt/Azim表示を比較します。
ISSの最接近時の視線速度は1deg/sec強です。
SS2000PCの最高速導入速度は5deg/sec(1200倍速)ですから、手動追跡したときは「ISSの動きは速い!」と思ったのですが、シュミレーションで鏡筒の動きを見ている限りでは、もう余裕ですね。
唯一、最高々度がCalSKYの値よりもSS2000PCの表示の方が1°以上高かったですが・・・
まあ、後は実戦・・・ISS追撃の妄想です。