Meade SCT25cmF10の星像テスト-5 (最終回)

 火星の大接近に併せて稼働するはずだったミードの25cmシュミットカセグレン鏡筒の最終テスト報告です。
前回の報告では主鏡を傾けることでアスを消す改造と実験を行いましたが、満足のゆく星像を得ることは出来ませんでした。
 これまで解ったことは「主鏡にアスは無い」ということと「補正板か副鏡にアスがある」ということです。
その後、原因となるエレメントが補正板か副鏡かを特定するためのテストを行いました。
テストは補正板を固定したまま副鏡だけを90°回転させて、それに伴ってアスを持った内外星像が回転するかというものです。
結果は「変わらない」ということで、「問題エレメントは補正板」に確定しました。

 そこまで解っても交換する補正板がありません。
暫くヤフオクなどを眺めていたのですが一向に出物が見られません。(C11の出品は多いのですが・・・)
そこでセカイモンを覗いてみると ・・・ ありました!
ということで、初めてセカイモンで落札しました。

MeadSCT25梱包セカイモン_20180926
 9/26に到着しました。
送料と消費税を加えても、前回ヤフオクで購入したときとほぼ同額でした。

MeadSCT25鏡筒セカイモン_20180926
 即日、分解清掃して状況確認とアリガタ取付け用のタップ加工をしました。
一度分解されているようで、ミラーシフト防止用のロック用ギヤの噛み合い位置が大きくずれていました。
光学系は綺麗でしたので、その晩に星像確認を行いました。
アスも無く、色収差も大変小さく、多少の内外像の非対称はあるものの、現行の問題SCT鏡筒とは雲泥の差でした。
しかし、既にあちこちに穴を開けたりファンを取り付けたりした鏡筒を捨てたり、またまた新規鏡筒を改造する気力などはまるで残っていません。(火星はもう小さくなっちゃったし)

SCT25ImageTest_20180928.jpg
 ということで、現行の問題鏡筒とセカイモンで購入した新規鏡筒の補正板だけを交換することにしました。
これなら直ぐにでも結果が確認できますね。
その結果が上のテスト星像です。
あまりイメージは良くなかったのですが直焦点にASI178MCを取り付けて撮影したものです。
補正板と副鏡もソックリ交換しては見たのですが、補正板だけの交換が最も良さそうです。
主鏡も交換できればベターだったのかもしれませんが、バッフルやセルの構造が違っているので諦めました。
アスは無くなりました。
色収差もほぼ無視できる程度まで減少しました。
内外像の対称性はイマイチですが、これ以上の時間と費用の捻出は難しいです。

 結局、ミードのSCT25cm鏡筒が2本になってしまったわけです。
勿論、今回セカイモンで購入してアス・色収差付き補正板に交換した鏡筒はジャンク品として処分するしかありません。
その際はシッカリと光学性能の状況を説明して、自分で分解清掃くらいできる方に超格安で引き取ってもらうことになります。
月・惑星の観察などには使えませんが、低倍率での観望やコマコレを入れての星雲星団の撮影程度は出来るかもですね。
主鏡のロック機構があるので何とかなる ・・・ 私はRC25cmがあるので使いませんが、どうでしょう。
兎に角、落札価格の10~20%位は回収出来たら嬉しいな。
 最初の鏡筒をヤフオクで落札した際にこのような問題になるとは思ってもみませんでした ・・・ もしこれが新品であったら初期不良として交換してもらえたのだろうか?
多分、販売店さんの実力次第でしょうね。
うーん、随分とお勉強させていただきました、これでお仕舞です。

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小惑星観測屋崩れの「天体写真か!」です。もう新天体サーベイも位置測定もしませんので、鑑賞天体写真撮影に勤めています。訳あって天文雑誌などのフォトコンには応募しませんが、このブログ以外でも写真を見ていただける機会が増えるようボチボチやってます。(大島 良明)
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