土星、火星 20180729

 昨晩は台風12号が去って晴れました。
イメージはなんだかバタバタしている感じでしたが、透明度も良いので新しいイメージング・トレーンのテストも兼ねて、土星、火星を撮影しました。
久々の自宅ベランダでの撮影です。
勿論、エアコンは止めていますから兎に角暑い。
ガリバーでの撮影時のカメラ温度は28℃位ですが、ここでは42℃を超えています。
カメラは冷却していませんのでサーマルノイズがバリバリ出ていますが気にしていられません。

Sat_20180729204711_Powermate-x2-vs-x4.jpg
 先ずは土星を使ってパワーメイトの2Xと4Xを、夫々フリップミラー有無にて撮影してみました。
何れも例の色ムラらしきものは確認されません。
どうもフリップミラーの有無に関わらず左側(2X)の方が良さそうです。
4Xではシャッター速度が2倍になっていますので、余程空が安定していないと使う意味は無さそうです。
特に土星は輝度が低いのでその効果は顕著かも知れません。
 今実験している惑星用のイメージング・トレーンについては、Cloudy Nightsの"ADC Placement in Imaging Train"というスレッドでも取り上げられています。
シュミットカセグレンを使った場合の焦点引き出し量への注意なども話題に上がるのですが、あまり負系のバローレンズのバックフォーカスによる像質の変化については議論されていません。
 2Xと4Xのパワーメイトを比較している意味ですが、撮影時の適正合成F値を求めるためです。
理論的には合成F値は標本化定理(ナイキスト定理:the Nyquist theorem)で示されます。
詳しくは丁寧に紹介されているサイト等をご覧ください。
 私の使うF10のシュミットカセグレンとASI178MMでは、F10のままでOKですが、ASI178MCの場合はベイヤー配列なので更に約2倍の焦点距離(=合成F値)が必要になります。
ですから、拡大光学系は2Xで良いのです ・・・ が、最近あちらこちらで発表されます惑星画像を見ていますと、使用望遠鏡の理論分解能を超えているのではないかというような凄い画像を見かけます。
また、上記の拡大率を超える合成F値で見事な画像を吐き出される方も見かけますので、出来れば2.5X~3.0Xは欲しいというのが本音です。(2インチのパワーメイトでは2Xの次は4Xになってしまうので試したわけです)
しかし、今回のテストでは2Xの方が良さそうです。

Saturn20180729-132230-lrgb.jpg
 この晩は4Xのシステムで撮影したのでその土星を掲載します。
惑星撮影時にピント出しは中々難しいですね。
火星などは解り難いのですが、土星では撮影したRGB画像の各チャンネルを比較すると、GチャンネルよりもRチャンネルの方がシャープで、明らかに外ピンになっている場合があります。
一々恒星でピント出しして撮影するのも面倒なので、これからはG画像だけでピント出ししてみようかなと思っています。

Mars20180729-135730.jpg
 私にとって火星は相変わらず難敵です。
ダストストームも収まっていないのに、C14などで凄いディティールを見せられると自分の画像にガッカリします。
まあどこかで「こちらは20cmなのでしょうがないかな」と慰めているのですが ・・・ もう、最接近ですので言い訳のできない状況になってきました。

 明日は惑星用のSC25cmを持って高地へ出かけようかなと思います。(涼みに行くのではありませんよ ・・・)

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小惑星観測屋崩れの「天体写真か!」です。もう新天体サーベイも位置測定もしませんので、鑑賞天体写真撮影に勤めています。訳あって天文雑誌などのフォトコンには応募しませんが、このブログ以外でも写真を見ていただける機会が増えるようボチボチやってます。(大島 良明)
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