梅雨明け最初のガリバー遠征

 東海地方が梅雨明けした後は、中々スッキリとした星空が見られませんでした。
GPVを見ると昨晩は伊豆や富士山方面で比較的良さそうな感じです。
新潟、福島方面の方が更に良さそうでしたが、GPVそのものをあまり信用していないので、外れた場合のダメージが少ない近場でお茶を濁すことにしました。
何時もの神奈川方面の二人は伊豆が遠いというので朝霧アリーナ駐車場に集合することにしました。
ところが現地へ行ってみると、上のグランドにはキャンピングカーが大集結しています。
どうもイベントが行われているようです。
急遽、遠征先をガリバー跡地へ変更しました。
 夜半位から星空が多少見えるかな位の期待だったのですが、薄明終了時よりそこそこの星空が広がりました。
私の主目的は以前から調整していたFFC20(リヒテンネッカーのフラット・フィールド・カメラ)の試写による最終テストです。
それだけでは寂しくて惑星撮影もしようと、シュミットカセグレン鏡筒も持参しました。
と言いましても、FFC20が車内で結構場所を取るのでシュミットカセグレンは20cmF10の方です。
水星を探したり金星を観望したり、続いて西に傾きかけた木星を覗くと中々よく見えます。
IさんはビクセンのVC200Lで、Yさんは足立光学のクラシカル・カセグレンで、私はミードのシュミット・カセグレンでの観望です。
何れもメーカー、型式の違う20cm望遠鏡での観望比べでした。

足立光学CCの復活_20180714
 上はYさんの足立光学のCC20cmですが、鏡筒はケンコーのSE200Nの筒を改造して、底部に足立光学のクラシカル・カセグレン用主鏡セルを取り付けたものです。
筒先の副鏡は前後にスライドできる金具で支持されていました。
もう50年以上前に機材らしいですが、神奈川の某母高校天文部で廃棄状態の機材を復活したらしいです。
金星、木星、土星と覗かせてもらっていると、どうもバイサック鏡筒に比べてコントラストが低い感じです。
色々と見ると、なんと主鏡バッフルが有りません。
接眼部のアイピースを外して覗くと、副鏡の周りには星空が広がっています。
夜天光が直接ドローチューブに入り込んでコントラストを落としているのですね。
筒先から主鏡を見ると主鏡の中央穴がφ30mm位しかありませんので、足立光学で製作された段階でバッフルが省略されていたのでしょうか。
その頃は清原光学のパンフレットに15cmのクラシカル・カセグレンが掲載されていた記憶はあるのですが、IさんとYさんのお話では足立光学が製作した唯一のカセグレン鏡筒ではないかということでした。
主鏡がF5、合成F20ということで、20cmで焦点距離4mですから、もう惑星専用といっても良いような感じですね。

FFC20最終テスト風景inガリバー_20180714
 これは私の主要目的であるFFC20のセッティング状態です。
夜半過ぎには雲の影響が少なくなりましたので、M31やC/2017 S3を撮りました。
FFC20の最終結果は後日報告いたします。

惑星撮影inガリバー_20180714
 こちらはSC20cmで土星を撮影しているところです。
尚、撮影システムは今まで試していた接続を止めて、フリップミラーを外しました。
先日からずっと惑星撮影システムのバローとADCの接続の最適デザインについて考えています。
前回、前々回に写真付きで紹介した接続方法は、どうも問題有りと思うようになっています。
詳しくは、惑星の処理が終わったときに書きます。

 朝方は気温が18℃まで下がり、長袖を着ていて丁度良い星見でした。
来月のペルセドも標高の高い涼しいところで、リラックスチェアーに寝転んで、左手に双眼鏡、右手にBeer ・・・ Yさんは折り畳みのハンモックを考えているようでした。
ということで、梅雨明け一発目の遠征は最高に楽しい一晩でした。

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Author:voyager_camera
小惑星観測屋崩れの「天体写真か!」です。もう新天体サーベイも位置測定もしませんので、鑑賞天体写真撮影に勤めています。訳あって天文雑誌などのフォトコンには応募しませんが、このブログ以外でも写真を見ていただける機会が増えるようボチボチやってます。(大島 良明)
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