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2019年 撮り納め

 12月27日は今年最後の朝霧アリーナ遠征を行いました。
天文メーリングリストのメンバー5名が集合しての撮り納めでした。

プレアデス付近の星雲_20191227
プレアデス付近の星雲
2019年12月27日21時03分~23時03分 / 5分×24
キャノンEOS6D(SEO-SP4,ISO800) + SIGMA Art135mm F1.8 DG HSM(絞りF2.8)
VixenGP2+SS2000PCにてP-PEC自動運転
 何だか画面長手方向のスケアリングが傾いているようで、僅かに片側の星像に青いフリンジが出るような。
傾いているのはレンズ鏡筒かカメラボディか、年初にEOS6D-SEOSP4のクリーニングをしますので、カメラ側のスケアリングは瀬尾さんに確認してもらいましょう。

いっかくじゅうの星雲・星団_20191227
いっかくじゅうの星雲・星団

シリウス北東部の星野_20191227
シリウス北東部の星野

 年末になって機材の不具合が多発して、結局シグマの135mmによる星野写真で撮り納めとなってしまいました。
特に冷却CCDが使えなくなったのが痛く、修理見積も進んでいません。
来年はEOS Raが欲しいなあと思っていたのですが、ここへ来て35mm版のモノクロ冷却C-MOSカメラへ気が移っています。

QHY600.jpg
 具体的には8K用イメージセンサーであるSONYのIMX455を載せた冷却カメラです。
来年早々にQHYccdとZWOから発売されるようです。
各メーカーのカメラ仕様を比較しているのですが、スペック的にはASI6200MM ProよりもQHY600U3の方が良さそうです。
フィルターホイールまで含めた価格比較は年が明けてからになります。
35mm版のモノクロカメラですとフィルター径がφ50となりますので、LRGB+5nmSAOをAstrodonでそろえると結構な金額になってしまいますね。
ZWOの2"LRGB+7nmSAOでしたら費用は1/3と格安ではありますが、アルニタクを入れたIC434などを撮ったら物凄いゴーストが出るのではないだろうか。
適当なサンプル画像が無いので心配です。

 もう一つの問題は夏前に購入したBORG90FL+7872鏡筒で、星像がサッパリで頭を抱えています。
懐や頭の痛む話ばかりで正月を迎えるか ・・・ 皆さんはどうぞ良いお年をお迎えください。
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月齢20.7

月齢207_20191218-2
2019年12月18日05時43分~06時07分 / 11コマモザイク
Meade SC25cmF10 + Vixen-R200SS ComaCorrector3 + ASI174MC
Gain=240 / Shutter=1.00ms / Duration=30s / 32FPS-960コマ(50%スタック)

 冬至が近づいているのに暖かい朝を迎えています。
拡大撮影が出来るほどシンチレーションが安定しているわけではありませんが、安定した冬型の気圧配置にならないので、時々ディティールも見えます。
全体撮影には十分なイメージでした。

世界最高の天体写真コンペ

 今年も残り少なくなりましたが、来年初早々に応募の始まる天体写真コンペをご紹介します。

Insight Investment Astronomy Photographer of the Year 2020
https://www.rmg.co.uk/whats-on/astronomy-photographer-year/competition
 2019年は世界90か国から4600点が応募されたという世界最高の天体写真コンペです。
総合優勝者は10000ポンドの賞金が手にできるというビッグイベントです。

Overall-Winner-in-2019.jpg
https://www.rmg.co.uk/whats-on/astronomy-photographer-year/galleries/2019/overall-winners
 国内のフォトコンなどに比べて遥かに高レベルな作品が集合しますね。
応募は無料で画像を10点まで出品できます。
さあ、来年こそは世界に羽ばたきましょう!

2019 ふたご座流星群の夜

2019-ふたご座流星群の夜
今年もふたご座流星群の夜がやってきました。
12/14は輻射点の直ぐ近くに満月過ぎの月がいますので条件は最悪です。
何時ものYさん、Nさんと山中湖パノラマ台に集合しましたが、星屋さん以外の方ばかりで混み合っていました。
それでも月に背を向けて富士山を画面に入れて・・・大火球が飛び込めば大成功?
と期待しながら、RokinonSP14mmF2.5(Stop2.8)+EOS6D-SEOSP4/ISO1600/Expo10secで撮影した711コマに、こんな流星像が2コマありました。(貧成果を覚悟はしていました)

 直前に流れた"ふたご座流星群の母天体と言われるフェートン(小惑星3200)がまき散らした軌道上のダストトレイルを直接撮影した"というニュースにビックリしました。
https://www.nrl.navy.mil/news/releases/nrl-camera-aboard-nasa-spacecraft-confirms-asteroid-phenomenon
画面の外の左やや上方に太陽があるのでしょうか、解り難いだろうとトレイるに沿って点を打ってあるのですが、かえっ判らんですね。

 Yさん、Nさんとは2017年から毎年ふたご座流星群の夜を一緒に過ごしています。
ちゃんと流星が見られなくても、やはりこれをやらないと年が越せない気分になります。

2019年最後の満月

満月_20191212
2019年12月12日02時59分~03時20分 / 15コマモザイク
Meade SC25cmF10 + Vixen-R200SS ComaCorrector3 + ASI174MC
Gain=180 / Shutter=1.00ms / Duration=30s / 28FPS-840コマ(50%スタック)

 冬型の気圧配置ではありませんでしたが、上空を偏西風が流れているようで、良い気流状態ではありませんでした。
そろそろふたご座流星群の時期ですが、月の明るい空では中々流星を見ることはありませんね。

Tamron SP45mmF1.8 Di VC USD による星野

カシオペヤ付近の天の川_20191101-2
カシオペヤ付近の天の川
Tamron SP45mm F1.8 Di VC USD(絞りF4.0) + Kenko スターリーナイトフィルター + EOS6D(SEO-SP4)
ISO1600 / 5分露出×23コマ / Vixen GP2 + SS2000PCにてP-PEC自動運転 / 朝霧アリーナ
 発売から既に4年以上が経過して、価格も発売当初の半額(¥3.8万)にまで下がっているレンズです。
同じくらいの焦点距離を持つSigma Art 40mmF1.4 DG HSMなどと比べるほどの性能はありませんが、この程度の焦点距離の星野レンズとしては大きさ重量共にお手頃です。
軸上色収差が多少残っていますので、フォーカス位置によっては青ハロが気になることもありますが、35mm版の四隅でも星像の乱れが少ないのが嬉しいです。
これは11/1に朝霧で撮影したもので、前日掲載のSP85mmレンズのようにF4.0まで絞っています。
やはり次回からはF2.8で撮影することにしましょう。

オリオン座_20191102-2
オリオン座
Tamron SP45mm F1.8 Di VC USD(絞りF4.0) + Kenko スターリーナイトフィルター + EOS6D(SEO-SP4)
ISO1600 / 5分露出×16コマ / Vixen GP2 + SS2000PCにてP-PEC自動運転 / 朝霧アリーナ
 懐に余裕があれば夏口に発売になったTamron SP35mm F1.4 Di USDが欲しいのですが、焦点距離がSP15-30mmF2.8 Di VC USDと似かよるという理由を自分に言い聞かせています。

スターリーナイト・フィルターによる星野 ・・・ 再処理

 昨日の画像はフラットがお粗末でしたので、再処理を行いました。

オリオン_20191204-2
オリオン
昨日よりも僅かに彩度を落としてあります。

おおいぬ_20191204-2
おおいぬ
Star Bubble(Sh2-308)も何となく見えていますね。

SP85mm_SNF_6D-SEOSP4_DARK.jpg
 今回使用したレンズ、フィルター、カメラによるF2.8とF4.0のフラット画像です。
本日撮り直したもので、どちらもISO100でF2.8ではシャッター速度が8秒、F4.0では30秒で撮影しています。
PixInsightのBPPによる処理では、このフラットを8枚使用します。
Tamron SP85mm F1.8 Di VC USDは、F2.8で充分なパフォーマンスを示すレンズですが、今回は何となくF4.0迄絞って撮影していました。
周辺減光はフラットで補正できますので、F4.0迄絞ったことでかなりゴミの目立つ汚いフラットを使用することになってしまいました。
同じ1コマ5分露出で撮影するのであれば、ISO感度を下げて絞りはF2.8の方が良い結果を得られたようですね。
昔のハローの出るようなレンズを使っていたころの感覚で「感度や露出さえ許せば絞る程良い星野写真になる」という思い込みが体に染みついていたようです。
他にも星野撮影用のレンズはあるのですが、いずれも既にデジタルカメラ用のレンズに置き換わっています。
今後はF2.8での撮影を基本として、カメラレンズによる星野撮影では、「絞り過ぎは百害あって一利なし」と憶えておくことにします。
 それにしてもこのフラット画像のゴミは酷いですねえ。
ちゃんと掃除をしているし、撮影前には必ずエアーダスターでプシューッとやっていますから、繊維状ゴミは見られません ・・・ けれど。
やっぱり、改造カメラの為にメーカー標準装備であるダスト除去機能の死んでいるのが問題なのか、ゴミは中々簡単に取れてくれないので閉口します。
センサーと換装フィルターの間に入っていると厄介ですが、もしかして ・・・

スターリーナイト・フィルターによる星野

オリオン_20191204
オリオン
Tamron SP85mm F1.8 Di VC USD(絞りF4.0) + Kenko スターリーナイトフィルター + EOS6D(SEO-SP4)
ISO1600 / 5分露出×16コマ / Vixen GP2 + SS2000PCにてP-PEC自動運転
朝霧アリーナ
 朝霧は空が明るいので、焦点距離の短いカメラレンズで星野写真を仕上げるのは大変です。
タムロンSP85mmのレンズ前に、67mmのケンコー・スターリーナイト・フィルターを装着して撮影してみましたが、やはり地平近くの光害を避けることは出来ず、最後までPIのDBEのお世話になりました。

おおいぬ座_20191204
おおいぬ
データは同上
 扨、この2枚の星野写真を見て気が付かれましたでしょうか。
両画像とも、中央やや左下に(オリオンでは三ツ星とM42の中間位)丸い雲のようなゴーストが発生しています。
同じような場所に発生しているところを見ますと、近くの輝星が原因では無いようです。
更によく見ると、画面右下隅にも同じような薄いゴーストが見られます。(オリオンでは魔女の下)
面倒ですが画像処理で消せないわけではありませんが、どのみちDBEによる光害除去作業が必要な画像であることには変わりないのであれば、スターリーナイト・フィルターを使う意味はあまりなさそうです。
やはり南天の星野は伊豆でのノーフィルター撮影に限るようです。


※12/10 06h35m 追記
 ゴーストの件を寝ながら考えて見たら、フィルターを悪者にしましたがどうもフラットが怪しいような感じがします。
これから調査を開始します。

※12/10 07h05m 追記
 あれーっ、いました。
TAMRON-SP85F40_SN_6D-SP4_FLAT.jpg
 これがF4.0によるフラット画像をレベル調整して見やすくしたもので、ゴミが丸く写っています。

TAMRON-SP85F28_SN_6D-SP4_FLAT.jpg
 こちらはF2.8のフラットで、ゴミの影が大きく薄くなっています。
シャッター速度は0.5secですが、上の方にあるゴミはその間に動いているような・・・
センサー上やそのすぐ前のフィルター上のゴミがこんなに大きく写るのもおかしいですね。
絞り位置に近いレンズ面にあるゴミ・・・フラットに問題があることが判明しましたが、ゴミの場所とその除去について調査が必要になりました。
上記の星野写真は問題解決をしてから再び掲載しましょう。

C/2017 T2 Comet PanSTARRS 2019 Nov. 29(JST)

C2017T2_20191129.jpg
2019 Nov. 29.5641~29.5815UT / 12x120sec
AT10RCF x 0.75 Reducer Flatner(D250mm/FL1500mm) + Astorodon L + G2-8300(2 binned/crop)
 ちょっと時間が経っていますが、先月末に撮影したパンスターズ彗星です。
2I/BorisovのようにVIPでない彗星は肉眼等級でないと撮影しない主義ですが、一緒に出掛けたYさんのリクエストです。

output_comp_191207_1207_01.gif
 やはりアニメーションにした方が面白いですね。
あれっ、また動きませんね、クリックしてください。

オリオン大星雲

M42_20191203-2.jpg
2019 Dec. 03 at Asagiri
AT10RCFx0.75Reducer Flattener(D250mmF6.0) + Astrodon LRGB + G2-8300
L:10x300sec,12x30sec / RGB(2BIN):3x300sec,3x30sec
Skywatcher AZ-EQ6GT + 60mmF4 + QHY5L-Ⅱ + PHD2 Guiding
プロフィール

voyager_camera

Author:voyager_camera
小惑星観測屋崩れの三流天体写真家です。もう新天体サーベイも位置測定もしませんので、鑑賞天体写真撮影に努めています。天文雑誌などのフォトコンには怖くて応募しませんが、このブログ以外でも写真を見ていただける機会が増えるようボチボチやってます。(大島 良明)
mail:y-osima@r.sannet.ne.jp

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