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C/2015 V2(Comet Johnson)

 先週の週末はジョンソン彗星が唯一の成果となりました。
辛うじて晴れ間の見えたときに撮影したものです。
アンチテイルがハッキリ写っていました。
C2015V2(Johnson)_20170527.jpg

 5/27は急遽、目的地を八千穂高原から蓼科七合目に切り替えて出かけたのですが、到着したときは下のように雲は多いものの青空も少し見えていたのです。
蓼科_20170527-1

 ところが蓼科神社にお参りしていると霧が・・・
蓼科_20170527-2

 再び駐車場に返るとこの通りでした。
蓼科_20170527-3

 GPVを確認しようとしたのですが電波状態が悪く、なかなか状況の把握ができませんでしたが、どうもやばそうでしたので18時過ぎには富士見高原スキー場へ移動することにしました。
19時半には現地に到着しました。
既に数台のお仲間が機材を広げていましたが、やはり雲の多いお天気でした。
GPVでは雲が多いものの夜半には快晴になる予報のなので、機材をセットして待つことにしました。
その間、ベーカーシュミットカメラの調整をするのですが、どうもちゃんと星が見えなくてなかなか作業が進みません。
勿論、アサーマル化計画のテストもしたかったのですが、一向にお天気が改善する様子はありません。
以下のような空が、最も良いときの状態です。
富士見高原スキー場_20170527

 お天気が良ければ、先週天城高原で撮影した下のさそり座の尾部を撮り直したかったのです。
さそり座尾部_20170521

 しかし、流石に南は明るくて、快晴でも撮影する気にはなりません。
やはり後日伊豆で再チャレンジしますが ・・・ 梅雨明け後になりそうです。





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ベーカーシュミットカメラのアサーマル化-No.4(調整編)

BSC副鏡冷却ファン_20170526
 前編までは新副鏡支持金具の取付けと簡単なテスト結果を報告しました。
外気温が低下するとき副鏡との温度差が出ないように、センターセクションの調整窓に吸気用ファンを差し込みます。

BSC吸気孔_20170526
 ファンの反対側は単に開口しているだけでしたが、撮影中に外光が入ると困るので黒いスポンジ状のフィルター材を取り付けました。

BSC冷却ファン側から見た副鏡_20170526
 ファン側から覗くとこんな感じで、フィルター越しに僅かに光が漏れてきています。
外気が副鏡部のみを冷やすように流れるようになります。

 ところで、前回のテストでは光軸はメタメタで最悪でした。
実は主鏡と副鏡のセルを外したり付けたりと面倒くさいのですが、時間を取って光軸調整を実行してみました。

BSC光軸調整後の主副鏡_20170526
 先ずは主副鏡の傾き調整です。
前回は主鏡を弄らなかったのですが、それを行うと補正板の位置調整とスケアリングをやり直さなければならないからでした。
今度は主鏡と副鏡の傾きを調整しながら上のような感じにします。(大体軸対称になりました)

BSCレーザーコリメータ調整_20170526
 次は副鏡を取り外して接眼部にレーザーコリメータを取り付けます。
コリメータの光軸調整後、補正板に当たった赤点部に丸印を付けてみます。

BSC補正板調整_20170526
 上は既にスケアリングと補正板調整を終わった状態の写真です。(レーザー光は丁度+マークの中心に当たっています)
丸印は調整前の主鏡軸の向いていた場所です。
+が補正板の中心ですので、前回のテストでは主鏡軸が補正板中心から10mm以上もずれていたことになります。
あんなに酷いアスが発生していたことが理解できます。

BSCスケアリング調整_20170526
 次に主鏡を動かしてしまったので、スケアリング調整も必要になります。
一旦取外した副鏡を戻して、接眼部からレーザーを入れて戻りの赤点を軸上に乗るようカメラアダプターのスケアリング調整ネジを回します。
この次にはまた副鏡を外して、スケアリング調整を完了した接眼部にレーザーコリメータを差し、補正板中心がレーザー光線上に乗るように調整しました。(その結果は前の補正板の写真です)
これで副鏡を戻せば室内での調整は完了です。
後はフィールドに出て星のアス発生状態を見ながら主鏡傾きの微調整、CCDInspector2などを使ってスケアリング微調整を繰り返して完了します。

 ところでBSC21F32はこんなこともできます。
BSC21F32パロディ1_20170526

 そして、こんなことも。
BSC21F32パロディ2_20170526

 観測現場でこんなことしていたら・・・人が集まって来そうだなあ。
週末はお天気が良くなりそうなので、またテストを兼ねてお出かけしてみます。
今度は天城高原のように人の集まらない伊豆方面の秘密のサイトで南天を撮りますが・・・ナイショ。

ベーカーシュミットカメラのアサーマル化-No.3(製作・テスト編)

 やっとBSC21F32鏡筒の新副鏡支持金具の部品が揃いましたので、金具部分の組み立てと塗装を行いました。
土曜日の晩はフィールドへ持ち出せるように、午前中に慌てて組み換え作業をしました。

BSC21F32_新副鏡支持金具-2
BSC21F32_新副鏡支持金具-1
 この写真では既に白い樹脂製のスペーサーも組み込んでしまったので、どこが伸縮するかはちょっと解りませんが。
次に副鏡金具を交換するために鏡筒を分解します。

 以下は主鏡セルと接眼部を取り外して副鏡を見たところです。
旧副鏡支持金具_20170520

 下は副鏡を金具ごと取外したものです。
取外した旧副鏡支持金具_20170520
 旧タイプのスパイダーはt3mmのアルミ板を円板に溶接したもので、結構ごつく作られています。
このためか、十字の光条におかしな角が出てあまり綺麗ではありませんでした。

BSC21F32副鏡支持金具改造開始_20170520
 取り外しが完了した状態です。

副鏡清掃_20170520
 新副鏡支持金具に固定された副鏡セルに副鏡を載せます。
この後は元に戻してゆきます。

筒先から見た新副鏡支持金具_20170520
 組み込んだ状態を筒先のCP越しに見たところです。
下地塗装後に艶消し黒染めスプレーしてあるのですが、どこかに触ったのかミミズが這った様な模様ができてしまいました。
実害は無さそうなので見なかったことにします。

光軸調整_20170520
 センタリングアイピースで副鏡の傾きを調整します。

副鏡調整完了_20170520
 ちょっと主鏡軸から副鏡の物理中心がズレているようですが、これは調整が面倒な部分なので、また何れかの時の修正することにして・・・もう、昼を過ぎています。
慌てて機材を車に乗せて天城高原へ向かいました。

天城高原_20170520
 陽が沈む前に何とか機材をセットできました。

 辺りも暗くなって星が輝き始めて、さあフィールドテストの開始です・・・ん?
ピントが出ません。
鏡筒を分解する前に接眼部から副鏡面までの距離を測定しておいて復元したつもりだったのですが、ヘリコイドを一杯に繰り出してもピンボケです。
こうなると厄介です。
副鏡の前後調整をするためには、一度傾き調整ねじをゆるゆるにしないといけないのです。
副鏡調整を暗い中で行うのはなかなか面倒です。(ピンボケ星像を見ながら適当に進めます)
その後、主鏡の微調整でアス修正(主鏡軸上にCP中心を載せる)、スケアリング作業・・・汗だくです。
それでも、なんか星像がおかしいなあ。
やっぱり、もう一度自宅に持ち帰らないとダメそうですが、天城まで来てしまったので何か撮影してみます。

アサーマル化改造ファーストライト_20170521
 上はSII、Ha、OIIIを10分露出で各3枚をオートラン撮影したものの最初と最後の画像の部分切り出し(400%)です。
左が撮影開始時の画像(SII/01h36m35s)で右が最終の画像(OIII/02h37m35s)です。
エクセルは同時にロギングしていた外気温度の表です。
2画像の時間は1時間ほどずれており、最初の画像撮影時の外気温は+14.7℃で最終画像は+13.3℃です。
 星像にはアスが発生しています。
ピントが合っているときはほぼ円形ですが、デフォーカスが進むと著しく形が崩れてきます。
まあ、光軸調整が全然できていません。
星像はデフォーカスにはあまり関係ないので、各画像のスパイダーによる光条を比べると、もう明らかにピントがずれています。
1時間で1.4℃下がっただけでこれだけずれています。
なんだか、改造前よりも悪くなったような感じもします。
もし、悪くなったのならそれは逆にコントロールされただけなので希望はあるわけですが・・・ただ効果が見られないだけ?

 ここまでで気が付いたこと。
1.改造前と後で最終画像でフォーカス位置がデバイス面に対して前後どちらに動いたのか確認するのを忘れている。
2.伸縮スペーサーをアルミの副鏡支持金具で全面覆ってしまったので、外気温が下がっても直ぐに反応できないのではないか。
3.鏡筒のセンターセクションには副鏡調整窓が設けられているが、撮影中に換気ファンを回していなかったので、鏡筒外部と副鏡支持金具の間に温度差が発生したらしい。
4.温度データと撮影画像全体のFWHMを比較して評価しようと考えていたが、CCDInspector2が示すFWHMの値が鈍感なようで、スパイダー光条を見る限り明らかにピンボケになっているのにFWHMの肥大が数値では解り難い。

 これからどうするか、金曜日は天気予報が改善するようなので、光軸調整をやり直して更にテストを続けてみます。

5/22の木星

木星_211951_20170522
木星
2017年5月22日21時20分JST
Diameter=41.68" / Magnitude=-2.31 / CMI=263.6° CMII=21.8° CMIII=152.8° (during mid of capture)
MEADE LX200 EMC(D203mmF.L.2000mm) + X2.5Ballow+ZWO ADC+ASI178MC(カラーC-MOSカメラ)
Gain=400 / Gamma=60 / Shutter=18.0ms / Limit=20 Seconds / 55FPS-1111コマ(20%スタック) / Seeing 3/10

 久々に木星を撮影してみました。
撮影を開始してから、前回同様にADCの調整を忘れていることに気が付きました。
調整していたらイメージが悪くなってきて、結局色が付いたままの方が細部が写っていました。
ということで、また色ずれ木星です。

 最近は色々やっているのですが、成果がまとまらずにいます・・・この週末はお天気がちょっと微妙ですね。

2017GW 第四弾

 GW後半の5/5に香川県さぬき市にあります天体望遠鏡博物館を訪れました。

20170505_天体望遠鏡博物館
 旧多和小学校である同博物館に到着したのは10時少し前でした。
前日は同行されたN村さんの京都の実家に一泊、早朝に出発してGWの開館日(5/5~7)の最初の館内ツアーに一番乗りすることができました。

20170505_大型望遠鏡-1
 受付は大型望遠鏡館(元の屋内プール)の入り口で、ここを過ぎると大きな望遠鏡の放列に圧倒されます。

20170505_大型望遠鏡-2
 据え付け型の大型屈折赤道儀がこれでもか・・・という感じで出迎えてくれました。

20170505_小型望遠鏡
 校舎二階に移動して小型望遠鏡群です。
全国から寄贈された小型機が山盛りになっていました。(学生のころ欲しくても手にできなかったものが沢山あります)

20170505_五藤光学
 ここは五藤光学の歴史を語るように、年代順に展示されていました。
その他、Nikon、PENTAX、タカハシなどの部屋もありましたがここでは割愛します。

20170505_五藤25cm屈赤-太陽投影
 スライディングルーフを備えた観測棟では香川県の五色台少年自然センターに収まっていた五藤光学25cm屈赤によって、太陽投影を行っていただきました。
一緒に写っていますのはツアーガイドの森さんで、五色台でこの望遠鏡のお世話をされていた方だそうです。

20170505_五藤25cm屈赤-1
 この望遠鏡の全景はタムロンSP15-30+6Dでないと収まりませんでした。
主鏡筒の他に太陽プロミネンス専用の筒も同架されていましたが、Ha像は横に置かれたソーラーマックス60で拝見しました。
夜間イベントがあるときはこの望遠鏡と奥に少し見えていますミカゲの40cm反赤で観望させていただけるようです。
 10時からのツアーは私を入れて3名だけでしたが、森さんには1時間以上も案内と解説を続けていただきました。
この後は同行のN村さんと興味のある望遠鏡を集中的に見学、写真撮影をさせていただきました。

20170505_西村25cm反赤
 まずは西村製作所の25cm反赤です。
最近こちらに移って来られたヨシカワ光器さんによるレストア品で、美しく輝いていました。

20170505_カンコー15cmカセ・グレゴリー反射鏡筒
 これはカンコー(関西光学)のケシカラン・・・ではなく、カセ・グレゴリアン反経です。
反射鏡筒のお尻(主鏡)側に接眼部があります。
最近流行り?・・・の接眼部が後部に配置された反射鏡筒です。(詳しくは光路図をご覧ください)
カセグレンとグレゴリアンをレバーでワンタッチ交換するようになっているようですが、これで光軸が狂わないか心配になります。
交換は合成焦点距離を切り替えるためのものです。
単に眼視観測であればアイピースを交換すれば済むようですが、何か他に目的があったのか・・・私には謎の望遠鏡です。

 これ以降は私の趣味で、観測者や天文台のストーリーを持った天体望遠鏡です。

20170505_本田実-日本光学65mm屈赤-1
 ご存知の通り日本で一番沢山彗星を発見された本田実さんが愛用された、日本光学製6.5cm屈赤です。
これはコメットシーカーではないと思われます。

20170505_百武裕司-フジノン15cm双眼鏡
 これも皆さんご存知のコメットハンター、百武裕司さんが1996年の大彗星(C/1996 B2)を発見されたコメットシーカー、フジノン製15cm双眼鏡です。

20170505_三谷哲康12cmコメットシーカー
 こちらは花山天文台で観測助手として彗星・小惑星の観測に励まれた三谷哲康さんが愛用した12cmコメットシーカーです。
耳軸が付いていますので経緯台に載せて使っておられたようです。
双眼鏡用レンズを自分で利用されて自作されたのか、それとも大型屈赤などに同架されることの多かったコメットファインダーを取り外されたものか?
 三谷さんは小惑星観測の大先輩で、どこかの小惑星会議で写真観測用乾板の増感処理のお話を伺った記憶があります。(一時ブームになったコダックのTPフィルムの水素増感などよりもずっと前のお話です・・・)

20170505_星野次郎作20cm反赤
 ご存知、アマチュアの天体望遠鏡製作者のレジェンド、星野次郎さんの20cm反赤です。
同氏の著書「反射望遠鏡の作り方」に掲載されている望遠鏡です。
この本は既に手元にはないのですが、たしか同著には29cm反赤の写真なども掲載されていたと思うのですが、あれはどこにあるのかな?(見たい)

20170505_46cmカルバー反赤と記念撮影-2
 私が一番見たかったのはこのカルバー製46cm反赤です。
もうボロボロです。
イギリスで月面観測に使われていた当時は星の光を浴びていた筈ですが、日本にやってきてから観測というよりも色々な天文台を転々として、色々な人々と共に種々の歴史を作って来た天体望遠鏡です。

20170505_カルバー46cm解説文
 日本にあるカルバー望遠鏡で最大のもので、大正時代に設立された民間初の倉敷天文台と同じように、1980年代に全国の自治体による公開天文台建設ブームの礎になった望遠鏡であると思っています。
この見解には異議を唱えられる方もおられるかもしれませんが、この望遠鏡の歴史は複雑で、日本での遍歴そのものが研究対象になっています。

 入館してからあっという間に3時間が経過してしまいました。
帰り道は途中で一泊せずに直接帰宅予定ですので、これから渋滞が予測されている高速を走らなければなりません。
私は清水で降りますがN村さんは町田まで走らなければなりません。(結局帰途は12時間かかったようです、私は10時間)

20170505_六車-あなご天うどん大
 帰途につく前に先ずは腹ごしらえ、ということで退館時にスタッフの方に東讃地域のお薦めうどん店を教えていただきました。
最初に東かがわ市の吉本食品さんを訪れますが祝日はお休みでした。
次に近くの六車(むぐるま)さんにたどり着いて讃岐うどんにありつけました。
このお店には14時過ぎに滑り込んで、季節限定10食/日という「あなご天うどん」の大(3玉入り)を注文しました。
美味しかったです。(これがこの日の最後の食事になりました)
このお店は開店時間が11時~14時30分だそうで、食べているときにのれんが降ろされました。
もうちょっと天体望遠鏡博物館に留まっていたら讃岐うどんは食べられないことになっていた鴨。

 帰途は本当に長くて、なんでGWに来たんだろうと思いましたが、それでもやっぱり楽しい時間を過ごさせていただきました。
博物館のボランティアスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。 m(_"_)m
尚、掲載しました写真は私が撮影したもの以外に、同行されたN村さんのものも一部利用させていただきました。
N村さんにも、ありがとうございました。 v(_"_)v


2017GW 第三弾

月齢67_20170502
月齢6.7
2017年05月02日20時18分~20時30分 / 18枚モザイク
MEADE LX200 EMC(D203mmF.L.2000mm) + VIXEN-R200SS ComaCorrector3
ASI174MM(モノクロC-MOSカメラ))/ R#23フィルター
Gain=320 / Gamma=100 / Shutter=2.50ms / Limit=20 Seconds / 60FPS-1219コマ(20%スタック)

 結構モニター画面が暴れていたので、てっきりイメージが悪いものと思いましたが、そうでもなかったようです。
上空での風が弱かったのか、見た目はバタバタしていたのですが、画像復元処理をすると思いの他ディティールが出てきます。
夜半前に雲が広がり、木星は追いかけられませんでした。

NEW!-Full-Frame-ASI094.jpg
 ZWOのHPに新しい35mmフルサイズの冷却C-MOSカメラのデビュー予告が掲載されていました。
センサはSonyのIMX094でNikonのD800シリーズに使われているものです。
これがモノクロセンサなら飛びつくのですが・・・D810Aの冷却版相当として使えそうですが、まだ価格が未定のようです。
D810Aより安くなるのであれば冷却付きですからお買い得でしょうね。
ZWOでは「DSOだけじゃないぞ!」と書いていますので、ビデオカメラとしても使えるようです。

八千穂高原での成果です

 八千穂高原ではガリバーで撮影した系外銀河の撮り増しと、RokinonSP14mmのテスト撮影、パンスターズ彗星の撮影、Samyan135mmでのさそり座頭部などやりたいことは沢山あったのですが・・・
イメージが良くなかったり、途中でスカイセンサー2000PCのコネクタを落として曲げたりと、なかなか思い通りに進みませんでした。
RokinonSP14mmF2.4のテスト報告はしましたが、もう1点成果がありました。
昨年の夏に米Amazonから購入したSamyang135mmF2.0ED USDによるさそり座の写真が残っていました。

サソリ頭部_20170428
さそり座頭部
2017年04月30日00時52分~02時06分 / 2分露出×36コマ
キャノンEOS6D(SEO-SP4,ISO800)
Samyang 135mm f/2.0 ED UMC (絞りF2.8)
VixenGPD+SS2000PCにてP-PEC自動運転
 昨年まではこの領域を旧タイプのSIGMA APO-MACRO150mmF2.8をF4に絞って撮影していました。
それで星像のフリンジに手を焼いていましたが、今年は大分楽になりました。
先日シグマの135mmF1.8Aが発売されましたね。
性能だけを比べれば流石にあのレンズには敵いませんが、まあ送料込み$549で購入したレンズだし、処理の時にちょっと気と使えば遜色無い作品ができるものと信じています。
もし他の方が同じ領域をシグマ135mmF1.8でもっと綺麗に仕上げられていましたら、それはレンズではなく腕が良いからです。orz


ガリバーでの成果です

 昨日は昼間に大気状態が不安定だったとかの影響で、夕方にはお天気が回復したのですがイメージが悪かったですね。
撮影ができなかったので先日のガリバーの系外銀河の処理をしました。

M51_20170428-2.jpg
M51
2017年04月28日20時32分~24時36分
AT10RCF(D250mmF.L.2000mm)xTS2.5フラットナー
ZWO ASI1600MM-Cool(-25℃)+EFW
L:露出(10分x12
RGB:露出(10分x4)
 イメージも良かったし雲の通過もなかったので、4時間全く何事もなく放置撮影を行った結果です。
その間の外気温をデータロガーで記録してみました。

RC-4.jpg
 これが記録に使ったRC-4です。
設定やデータの取り出しはPCとUSB接続しますが、測定時はPCから切り離して置けるので便利です。

温度データRC-4_20170428
 これがデータです。
エクセルファイルとして保存もできます。
グラフはお約束通り夜半までジワジワと降下し、その後は一進一退しています。
M51の撮影開始時の20h32mが+4.0℃で撮影終盤の23h46mには+0.6℃まで下がっています。
撮影中に3.4℃変化しましたが、AstroTech10RCFでの焦点移動は許容範囲内でした。(Fが暗いのでね)
このくらい温度変化の許容量が大きいと撮影も楽ですね。
このロガーはベーカーシュミットのアサーマル化改造後の確認用にアマゾンから¥1650で購入した安物です。
ガリバーでは5分毎のデータを薄明開始までの100ポイントを記録しました。
このロガーは16000ポイントまで記録できることになっていて、良い買い物でした。

NGC5907_20170429-2.jpg
NGC5907
2017年04月29日00時55分~03時27分
AT10RCF(D250mmF.L.2000mm)xTS2.5フラットナー
ZWO ASI1600MM-Cool(-25℃)+EFW
L:露出(10分x6)
RGB:露出(10分x3)
 こちらのエッジオン銀河は薄明開始までの時間が少なくなって、L画像を9コマ撮影したかったのですが6コマしか撮影できませんでした。
翌日の八千穂高原で撮り増しする予定でしたが、イメージが悪くてとても使えそうになかったので、結局L画像6枚で仕上げました。
梅雨前にチャンスがあれば撮り増ししたいのですが、これで終わってしまうかも・・・5/21が月光天文台の太陽・月・星のこよみの写真応募の締め切りなので。

2017GW 第二弾

 遠征上がりでフラフラしていた4/30も、自宅ベランダで昼は太陽、夕方は月、夜半は木星を撮影し続けました。
GWに入って比較的イメージが落ち着いてきた感じですが、拡大撮影ではどうもシャキッとしません。

Sun_Halpha_132823_L_300417_g3_ap1936_Deconvo.jpg
西縁に沈む2651群とプロミネンス
2017年4月30日13時28分JST
SE120L+DayStarERF(YG530)+DayStar QUARK Haフィルター+ASI174MM
Limit=20 Seconds / Frames captured=1156 / FPS (avg.)=57 / Shutter=3.888ms / Gain=280 (70%) / Gamma=50

Sun_Halpha_134924_Ha_300417_g3_ap2706_Deconvo.jpg
2653群付近
2017年4月30日13時49分JST / 他は上記と同様
 もっと活動が活発になって欲しいですね・・・彗星のためにも。

20170430_月齢44
月齢4.4
2017年04月30日19時26分~19時41分JST / 18枚モザイク
MEADE LX200 EMC(D203mmF.L.2000mm) + VIXEN-R200SS ComaCorrector3
ASI174MM(モノクロC-MOSカメラ))/ R#23フィルター
Gain=320(80%) / Gamma=80 / Shutter=2.50ms / Limit=20 Seconds / 61FPS-1250コマ(20%スタック)
 北極の明暗境界線が切れてしまいました。

Jup_002158_L_010517_g3_ap89_Deconvo.jpg
木星
2017年05月01日00時22分JST
Diameter=43.50" / Magnitude=-2.42 / CMI=140.0° CMII=65.1° CMIII=190.3° (during mid of capture)
MEADE LX200 EMC(D203mmF.L.2000mm) + X2.5Ballow+ZWO ADC+ASI178MC(カラーC-MOSカメラ)
Gain=400 / Gamma=60 / Shutter=22.7ms / Limit=30 Seconds / 44FPS-1323コマ(20%スタック) / Seeing 3/10
 ビシッと来そうな雰囲気はあるのですが・・・来ない。
半分居眠り状態で2時間ほど粘りましたが、これが精一杯でした。(ADCの調整不良ですね)


プロフィール

voyager_camera

Author:voyager_camera
小惑星観測屋崩れの三流天体写真家です。もう新天体サーベイも位置測定もしませんので、鑑賞天体写真撮影に努めています。天文雑誌などのフォトコンには怖くて応募しませんが、このブログ以外でも写真を見ていただける機会が増えるようボチボチやってます。(大島 良明)
mail:y-osima@r.sannet.ne.jp

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