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朝霧で見たカノープス

 水曜日の夜に続いて金曜日にも朝霧へ出かけました。
この晩は水曜日とは別の東京、神奈川方面の星友との合体です。
その中の1名が「この冬はまだカノープスを見ていない」ということです。
そういえば、私も・・・そうそう未だに私は朝霧ではカノープスを見ていません。
1/2に来た星友が「メチャ明るく見える」とのことでしたので、二人でチャレンジしました。
駐車場の上のグランド?に上ると南が良く見えます。
トイレの照明が消えたら早速撮影です。
カノープスと冬の星座in朝霧_20170127
 双眼鏡で確認すると、明るいし高いですねえ。
勿論肉眼でも楽勝で、あまり簡単に明るく見えるので有難味が少ないなあ。
 冬の星座も入れてパチリ、ということで6DSEOSP4+TAMRON15-30mmF2.8で10分露出で撮影したのですが、星像がシャープ過ぎて、ちょっと水平より傾いた光跡がジャギーになって醜い絵になりました。
最近、TAMRON15-30は星景にしか使っていないので、LEE-No.2を後玉部に貼り付けてソフトフォーカス撮影専用レンズにした方が良いかもですね。

 続いて春の系外銀河撮影・・・にはちょっと早いので、冬の居残り天体で暇をつぶします。
先日見たAPODのナローバンドのクラゲ星雲が結構良かったので、私も真似してみます。
といってもFL675mmのベーカーシュミット+ASI1600MMでの撮影ですので、結構窮屈なフレーミングになります。
一応下調べをしてきたので、その撮影計画に従って撮影を開始しましたが、何時ものように筒の温度順応が進まずに、10分露出で2~3コマ撮影するとピンボケになります。
そんなこんなで何度も撮り直しを繰り返して、撮影した時間は5時間以上ですが何とか使える画像は22枚だけでした。
SII-9枚、Ha-5枚、OIII-8枚をSAO合成したのが下の画像です。
IC443_20170127_SAO_Deconvo.jpg
 右端にηGem(Vmag3.3)を入れるのはこのベーカー鏡筒では危険です。
画面内の輝星の周りに大きく円形にゴーストが広がっていますが、それよりもご覧のように画面左(東)の外にあるμGem(Vmag2.9)がワームのようなゴーストを作ったようです。
画面はもう少し上(北)へ振った方がいいようですし、ついでにηGemも画面外へ追い出した方が良さそうです。
更に、OIIIはSIIやHaよりも随分と淡いので、SAOでは1:1:3くらい露光配分でしょうか。
ふと周りを見ると4人中の3人がクラゲを撮影しています・・・気が合うなあ!
私のクラゲ料理は今季完了するか・・・難しそうですね。

 クラゲ撮影に手間取っているうちに2時近くになってしまいました。
GPV予報では0時頃から雲が出てくるはずでしたのでラッキーっと思っていたのですが、M101に対象を移してすぐに曇られてしまいました。
みんなやることが無いので、1名のVISACで雲間から惑星や惑星状星雲の観望をしたり機材の話で時間を過ごしました。
ということで、この晩の撮影は終了しました。
大彗星の夢_20170128
 2月になれば朝方の東空にコメット45Pが現れるはずだなあ・・・こんな風に長大な尾を靡かせて?
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そろそろ春の銀河

M8182_20170125_LRGB_Ha_Ha_Deconvo2.jpg
M81&82(LRGB+A合成)
BSC21F32(D210mmF.L.675mm,自作)
ZWO ASI1600MM-Cool(-25℃)+EFW8+1.25"
SkyWatcher AZ-EQ6GT赤道儀
MiniBORG50+QHY5L-Ⅱ+PHD2 Guidingにてオートガイド
L/10分露出×6コマ
R/10分露出×4コマ
G/10分露出×4コマ
B/10分露出×4コマ
Ha-10nm/10分露出×6コマ
MDL6、SI7、PhotoShop CS6、PixInsight他にて画像処理
朝霧高原にて

 新月期なのになかなか出撃できずにウズウズしていました。
この金曜日も出撃の予定なのですが、どうもスッキリしないようなので週日に出かけられないか考えていました。
タイミングよく神奈川方面の星友からお誘いを受けたので、水曜日の午後から仕事の都合をつけて朝霧へ出かけました。
雪もありませんでしたが朝方は-7℃まで下がって、結構涼しかったです。
まだ、25cmRC鏡筒を持ち出すほど気流が良い状態か不明だったのと、少し風がありそうだったのでこれまで通りベーカー鏡筒による撮影としました。
FL675mmしかありませんので、大型の銀河を狙うしかありません。
まあ今年の銀河の初撮りということでこれから始めました。

NGC2264_20161231_20170125_SAO_Deconvo.jpg
 こちらは年末から撮り続けているNGC2264のSAO画像です。
M81&82の撮影を始めるまでの3時間はナローバンドで追加画像を撮影して、総時間露出は10時間を超えて、バックグランドも少し滑らかになってきました。
SAOでは常緑樹のモミの木に白い雪が降っているような感じになって、これはこれでいいかな?

NGC2264_20161231_20170125_ASO_Deconvo.jpg
 こっちは同じ画像のASO合成です。
前回のとはチョット色調が変わってしまいしたが、どうも前回の方がSIIとHaの入り組んだ状態がよく見られるようですね。

朝霧アリーナ駐車場_20170125
 ご一緒した星友は南天遠征機材のテストが中心、寒い中で新機材と格闘していました。

来年版の天文カレンダー応募作品の製作

年始に十分な撮影時間を得られなかったので、この満月期は昨年撮った画像の作品化に取り組んでいます。
先ずは昨年始めた冷却カメラによるナローバンド画像処理の上達です。
以下は昨年12/20に撮影したSh2-240超新星残骸ASO合成画像です。
Sh2-240_ASO_20161220.jpg
Sh2-240(超新星残骸)
Sigma APO MACRO 180mm F2.8 EX DG OS HSM
ZWO ASI1600MM-Cool(-25℃)+EFW8+1.25"
SkyWatcher AZ-EQ6GT赤道儀
MiniBORG50+QHY5L-Ⅱ+PHD2 Guidingにてオートガイド
SII-7nm/10minx12
Ha-7nm/10minx11
OIII-7nm/10minx7

 以前の記事では月夜に撮影した画像も含んで合成していましたが、どうも結果が良くないので、今回は月の無い空で撮影した画像を使って処理してみました。
当然、合成枚数が減って総露出時間が減っているのですが、この方がスッキリして良い仕上がりになりました。
まだ色の合わない部分も見られますが、少しは見られるようになってきました。

 次に6D-SEO-SP4によるデジタル改造カメラの画像処理です。
何時も言っているのですが、これまではギンギン、ガチガチで汚い感じの処理が多かったのですが、雰囲気を変えるように努力しています。
オリオン南部_20161231
オリオン座南部
キャノンEOS6D(SEO-SP4,ISO400) / 5分露出×21コマ
Samyang 135mm F2.0 EM USD (絞りF2.8)
VixenGPD+SS2000PCにてP-PEC自動運転
 散光星雲の赤は、以前よりも青味を抜いてみました。
モクモクを無理やり引き出すのではなく、星とのバランスに配慮しました。
また、星の色の再現や微光星が煩くならないように配慮して、奇を衒わず見飽きない作品になるように処理しています。

NGC891_20160830.jpg
NGC891(エッジオン銀河)
AT10RCF(D250mmF.L.2000mm)xTS2.5フラットナー
SkyWatcher AZ-EQ6GT赤道儀
Vixen-ED81SⅡ+QHY5L-Ⅱ+PHD2 Guidingにてオートガイド
L画像
ZWO ASI1600MM-Cool(-20℃)+EFWmini+1.25"L
露出(10分x16),Gain240,Gamma100
RGB画像
EOS6D-SEO-SP4
露出(10分x6),ISO3200
MaxImDL-6/SI7/PhotoShop CS6/PixInsightにて画像処理
 これはL画像のみが冷却カメラで、RGBをデジタルカメラで撮影したものです。
RGBの品質がイマイチですが、夏の良いイメージに撮影したL画像を何とか作品化してみました。
もう少し中央の暗黒帯周辺に赤味があるようなのですが、デジカメの簡易RBGでは無理はできませんでした。
夏に撮影した画像ですが、さらに星像の先鋭化のためPixInsightによる画像復元を試みています。
冬も終われば春の銀河が待っています。
今度はLRGBHaを冷却カメラで撮影して、もう少し色のディティールも追求したいものです。

NGC2264 ASO合成

NGC2264_ASO2_20170104.jpg
NGC2264(コーン星雲)
BSC21F32(D210mmF.L.675mm,自作)
ZWO ASI1600MM-Cool(-25℃)+EFW8+1.25"
SkyWatcher AZ-EQ6GT赤道儀
MiniBORG50+QHY5L-Ⅱ+PHD2 Guidingにてオートガイド
Ha-10nm / 10分露出×15コマ
SII-10nm / 10分露出×16コマ
OIII-10nm / 10分露出×15コマ
MDL6、SI7、PhotoShop CS6、PixInsight他にて画像処理
朝霧高原にて

 年末から年始にかけて撮影していたコーン星雲付近のASO合成画像です。
昨年末では充分な画像が集まらず1/4~7まで撮影を続ける予定でしたが、お出かけしていた1/3までは良いお天気でしたがその後はGPVの予報を裏切る状態でした。
結局、途中で諦めて画像を処理したものです。
相変わらずフラットがうまく決まらずに四苦八苦してます。

0530_オリオン南部_20170104
オリオン座南部
キャノンEOS6D(SEO-SP4,ISO400) / 5分露出×21コマ
Samyang 135mm F2.0 EM USD (絞りF2.8)
VixenGPD+SS2000PCにてP-PEC自動運転

0714_シリウス北東部の星野_20170104
シリウス北東部の星野
他同上

 こちらは1/4の放置撮影の成果です。
今年はおとなしい仕上げを心がけていますが・・・ついつい悪いクセが出てきます。

おとめ座銀河団M86周辺_20170104
おとめ座銀河団
他同上

 冬の星空が通り過ぎるとカメラレンズの対象が少なくなります。
135mmではどうかな・・・と思いながら、M86を中心にした銀河団を撮影してみました。

周期彗星45P

COMET 45P/HONDA-MRKOS-PAJDUSAKOVAですが、大晦日に追っかけをしたのですが、どうも12/29のように長い尾が伸びていません。
12/29はたまたまだったのかと思い、貴重な画像かもと思って再処理してみました。

45P_20161229_Titole2.jpg
 画面横幅が6度強ですから、尾長は5度に達しているようです。
これからは月明の影響も受けるので、この時が最も良い観測期だったのかもしれませんね。

C2016U1_NEOWISE_20170101.jpg
 元旦は朝霧高原でC/2016 U1(NEOWISE)彗星も見てきました。
これがちょうど富士山頂から顔を出す位置にいて、姿を確認できたのはすでに天文薄明が始まってからでした。
明るくなり始めた空の中でも緑に輝くコマは直ぐに捉えることができましたが、尾は・・・・・・画面の左上方向に延びているはずなのですが?
こちらはだんだん太陽に近づいてゆくので、もう朝霧での観測はできそうにありません。

謹賀新年 2017

明けましておめでとうございます。
昨年の撮り納め画像とともに新年のご挨拶を申し上げます。
年末・年始は富士山の裾野で、そして穏やかな星空の下で迎えることができました。
今年もよろしくお願いいたします。

0637_いっかくじゅうの星雲・星団_20161231
いっかくじゅうの星雲・星団
2016年12月31日21時37分~23時38分 / 5分露出×21コマ
キャノンEOS6D(SEO-SP4,ISO800)
Samyang 135mm F2.0 EM USD (絞りF2.8)
VixenGPD+SS2000PCにてP-PEC自動運転
MDL6、SI7、PhotoShop CS6他にて画像処理
朝霧高原にて

0701_おおいぬ座北部の天の川_20161231
おおいぬ座北部の天の川
2016年12月31日23時46分~25時47分 / 5分露出×23コマ
他同上

プロフィール

voyager_camera

Author:voyager_camera
小惑星観測屋崩れの三流天体写真家です。もう新天体サーベイも位置測定もしませんので、鑑賞天体写真撮影に努めています。天文雑誌などのフォトコンには怖くて応募しませんが、このブログ以外でも写真を見ていただける機会が増えるようボチボチやってます。(大島 良明)
mail:y-osima@r.sannet.ne.jp

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