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久々のオリオン星雲

M42_20161125-2.jpg
M42(オリオン星雲)
露出10分X6コマX3モザイク/中央のみ+露出2分X6+24秒X12(段階露光)合成
AT10RCF(D250mmF.L.2000mm) + TS2.5フラットナー + EOS6D-SEO-SP4
SkyWatcher AZ-6EQGT赤道儀
Vixen-ED81SⅡ+QHY5L-Ⅱ+PHD2 Guidingにてオートガイド

 先日の朝霧高原で撮影したM42です。
本当に久々の撮影で・・・多分8年くらいご無沙汰だったような?
何でかといいますと、これは天体写真の撮影から画像処理までの全てが試される天体だからです。(チョット怖い)
案の定、今回も苦しみました。
何といっても星像のボケボケが痛いですね。
前回の記事でも書きましたが、この夜のトータルガイドRMSエラーが1.5arcsecでしたから、これがFWHMと仮定するとFL2000mm+EOS6Dの場合のピクセル分解能の0.68arcsecの2倍以上になります。
EOS6D-SEOSP4を東西横で撮影し、南北に3モザイクにして少しだけ拡大率を下げる努力はしているのですが・・・
このカメラではFL800mm位までに抑えるべきでしたね。
撮ってしまったものは仕方ないので、ただひたすらに画像復元処理に努めたのですが、もう限界です。
教訓:オリオン星雲は冬空になる前に撮れ!

 前回ご紹介しましたRC25cm+ASI1600MM-CoolによるM33のようにX0.75のフラットナーレデューサを使うことをできませんでした。
あの画像をよく見たら周辺星像がかなり崩れていますし、四隅で形が違っています。
よくよく記憶を辿ってみると、カサイトレーディングからレデューサを購入してから一度もバックフォーカスの最適値を求めるためのテストを実施していませんでした。
どこかで適当なリングを組み合わせてBFを80mmくらいにして放っておいたのを、そのまま使っちゃったのですね。
その後にBFテストのためのリングの組み合わせを試しているときにレンズを床に落として・・・端の方に割れが入ったあ・・・orz
TS2.5フラットナーに戻せば四隅の星像も全く問題ないので、暫くはF8で使うことにします。
と言っても冬型の空ではもう出番はありませんが。
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冬らしくなった朝霧高原

NGC891_20160831.jpg
NGC891(エッジオン銀河)
AT10RCF(D250mmF.L.2000mm)xTS2.5フラットナー
SkyWatcher AZ-6EQGT赤道儀
Vixen-ED81SⅡ+QHY5L-Ⅱ+PHD2 Guidingにてオートガイド
L画像(大日峠)
2016年08月31日01時45分~03時48分
ZWO ASI1600MM-Cool(-20℃)+EFWmini+1.25"L,露出(10分x16),Gain240,Gamma100
RGB画像(朝霧高原)
2016年11月25日21時39分~22時40分
EOS6D-SEO-SP4,露出(10分x6),ISO3200

 一昨日の朝は関東方面でも初雪が降って大変だったようですが、私の住む清水は相変わらず雨でした。
富士山も一気に3~4合目まで白くなりました。
土曜の晩はお天気が崩れる予報なので、金曜日は退社後に朝霧高原へ出かけてみました。
到着したのは20時前でしたが、案の定誰もいません。(その後、星屋さんは2名ほど来られました)
路肩には雪が残っていますがジャンボリーの駐車場にはありません。
 今日の撮影対象は色々ですが、基本的には久々の6D-SEOSP4によるM42の撮影です。
少し風があったので、駐車場の北側に陣取ってトイレの照明が消える(21時37分でした)のを待って撮影開始です。
先ずは夏に冷やし中華カメラで撮ったNGC891銀河の再撮影です。
L画像とR画像までは撮ったのですが、G,B画像がありませんでしたので、EOS6によるRGBで間に合わせるため1時間の撮影です。
夏に撮ったL画像は流石に星像が小さいのですが、昨日のカラー画像はボケボケです。
ガイドを行っているPHD2のRA,DeclのトータルでのRMSエラーは1.5秒角ほどです。
夏場は0.8秒角を切っていたので、LRGB合成すると星の色が少しずれてL星像からはみ出ます。
NGC891はASI1600MM-Coolのファーストライト画像です。
この時はまだ撮影方法もよく解らなかったのですが、何とか絵になっています。
 この後、M42を撮影したのですが・・・雪が降るようになってから長焦点鏡筒を持ち出しても良い結果は得られませんね。
まだ処理はしていませんが、期待はしていません。

朝霧高原1_20161126
 3時過ぎには月が昇ってきたので他の方は帰ってしまいました。
私は月明の中、望遠鏡から外したEOS6のダークを撮っている間、代わりに取り付けたASI1600MM-Coolでエスキモー星雲を撮影しました。

NGC2392_20161126.jpg
NGC2392(エスキモー星雲)
ZWO ASI1600MM-Cool(-20℃)+EFWmini+1.25",-25℃
Gain480,Gamma100,ROI1000X1000,SERファイル保存
L:5sx500X25%stack
RGB各:10sX50X50%stack

 やはり星が結構暴れているので、ディティールが写し取れません。

朝霧高原2_20161126
 朝は-2℃と思ったほど下がらず、夜半前から温度が大きく変化しなかったのでピント修正もあまり頻繁に行いませんでした。(というか、イメージが悪いので判らなかったということもありますが・・・)
本当に今年は早い冬の訪れですね。
撤収が終わった後の駐車場から見た西の山々も白くなっています。
雪知らずの清水に住んでいるので、車は年中ノーマルタイヤです。
従いまして、冬が訪れると長野方面へは出かけられないので、この朝霧高原が常宿になります。

静岡から見た富士山近況

富士山と三保の松原_20161120
 何時もの三保海岸から見た富士山です。
昨夕までは雨が降っていましたが、夜には晴れて星も見えていました。
どこかにカメラレンズによるナローバンド撮影に出かけようかとも思ったのですが、風もないのでどこもかなりの湿度が予想されましたので諦めました。
その代わりに、早朝は下弦前の月を撮影しようと思っていたのですが・・・起きたら既に明るくなっていました。
ということで、仕方なく? 何時もの三保海岸でウォーキングです。
ここのところ暖かいので、富士山も六合目まで雪があったのが昨日の雨で溶けてしまったようです。
その分、八合目より上は真っ白になって、まばらに白かったのがハッキリ分かれました。

清水灯台と月_20161120
 こちらは三保半島の埼にある清水灯台です。
日本初の鉄筋コンクリート製の灯台で102歳になっても現役で働いています。
てっぺんの避雷針には風見鶏ならぬ風見天女が飛翔しています。
その上には今朝望遠鏡を向けてあげられなかった月が・・・この朝は風もなく、あちらこちらで濃霧注意報が出ていたくらいですから、結構イメージが良かったのではないかと思うと、ちょっと残念です。

冷やし中華カメラの成果

 先日の八千穂高原で撮影した画像です。
まだまだASI1600MM-Coolのテスト中なので、メジャー天体のみです。

M33_20161105.jpg
M33
AT10RCF(D250mmF.L.2000mm)x0.75レデューサー・フラットナー(合成F6)
ZWO ASI1600MM-Cool(-25℃)+EFWmini
FireCapture Beta 2.5.09にて撮影(Gain120,Gamma50,Offset10)
L:露出(5分x24)
R:露出(5分x9)
G:露出(5分x9)
B:露出(5分x9)
こちらは総時間255分です。
透明度は良かったのですが、あまりイメージが良くなかったようで星が大きくなっていてシャープ感を出すのに苦労しました。
画像の基本処理をMDLで行ったのですが、Biasから減算したのが災いしたのか、各画像のランダムな位置にホットピクセルが残ってしまいました。
再処理しようとしたら、オリジナル画像にキャリブレーション画像を上書きしてしまっていました。orz
お陰でアチコチに赤や緑の点々が・・・
Ha画像も撮影したのですが、Gain120での5分露出ではレベルが低すぎてざらざらなので使いませんでした。

M1_20161105.jpg
M1
L:露出(5分x9)
R:露出(5分x5)
G:露出(5分x6)
B:露出(5分x6)
Ha:露出(5分x6)
こちらは総時間130分です。
Ha画像を入れたら星の周りが赤くなりました。
ハロー部分の色がなかなかでなくて苦労しましたが、HaとOIIIのたっぷり露光画像をマージしないと見栄えがしませんね。
やはりイメージが良くなかったようで、ディティールが表現できません。(Deconvo処理を試しているのですが)

 冷やし中華カメラとその処理ですが、あまり明るくない光学系で使うこともあって、もっとGainを上げて露出も10分まで伸ばしたいと感じました。
処理についてはデジカメと同じく、Biasは引かずに、DarkとFlat処理のみで進めようかと・・・
デジカメに比べて画像の種類が増えた上に、DarkやFlatのBias減算から始めるのか面倒で・・・結果ポットピクセルだらけではね。

voyager_camera

TAMRON SP85mm 再処理2点

 前々回見ていただきました2点を、さらにモフモフ、フワフワを進めるべく、星像サイズを抑えてコントラストを落としています。
本当は多枚数モザイクで画面に対する相対星像サイズを小さくするのが一番良い方法だと思うのですが、まあ横着者のモドキ処理ということでご笑覧ください。
1000X1500と少し大きくしました・・・フルだと汚いのがバレバレなので。

0531_オリオン2
 オリオン2

0401_プレヤデス付近の星野2
 すばる付近の星野2

SAMYANG 135mm による星野

カシオペヤ
 カシオペヤ
6D-SEOSP4+SAMYAN135mmF2.0(開放)、ISO800、150sX24
先日の八千穂高原での成果の続きです。
このレンズも絞り2.8、ISO1600、露出150秒で撮影しようと決めていたはずなのですが、なぜかF2.0開放のISO800で撮影していました。
開放で撮影すると輝星のハローが2方向に欠ける(FSQのように)ので、事前テストの結果、必ずF2.8で撮影しようと決めていたのですが、ミスっています。
ですが、四隅の星像も殆ど丸くて、コメット撮影では絶対開放撮影でしょうねえ。
このレンズは以前にもレポートしましたが、ご覧のようにフラット補正がチャンとしていれば色収差やフリンジもほとんど気にならないのです。
 サムヤンではツアイスもどきやAFレンズも出してきましたが、LensTip.comでそれらのテスト結果が見られます。
最近、Samyang AF 50 mm f/1.4 FEも取り上げられましたが、四隅の星像は使い物にならなようで、このSamyang 135 mm f/2.0 ED UMCが今のところお薦めの一品です。
それにしても、LensTip.comではツアイス以外のレンズでも星野の実写テストを始めたようで、レンズレビューは天文ファン必見です。

voyager_camera

TAMRON SP85mm による星野

 先日出かけた小海・八千穂高原で撮影した6D-SEOSP4+TAMRON-SP85mmでの処理をしてみました。
一緒に撮影していた25cmRC+冷やし中華カメラの方にばかり気をとられていて、デジカメの撮影が少し疎かになっていました。
TAMRON-SP85mmF1.8は絞りF2.8、ISO1600、150秒でと決めていたのですが、何故かすべてISO800で撮影していました。
まあ、24枚合成なのであまり問題はありませんでしたが。


 M31&M33
この対象は毎年撮ります。
これまではSIGMA70mmF2.8マクロで撮影していましたが、今年からはこのレンズに交代です。
秋の銀河を撮り飽きると、星の少ない領域にポカリと浮かぶ大型の系外銀河が宇宙の深さを感じさせるようで大好きです。
そして、毎年のように月光の天文カレンダーに応募するのですが、残念ながら採用されたことはありません。

0401_プレヤデス付近の星野_after
 すばる付近の星野(after)
この対象も毎年のように撮っています。
85mm位の画角になるとあまりバリエーションが選べないのかワンパターンですね。
そこで今年は画像処理を少し変えてみました。
私の場合、星雲の色を強調してガチガチに仕上げることが多いのですが、今回は柔らかく・・・ではなく、この辺に広がる暗いモフモフ星雲をもっと表現したいなあ~、と思って弄りました。

0401_プレヤデス付近の星野_before
 すばる付近の星野(before)
同じ画像ですが、従来の処理ではこんな感じです。
ちょっと良くなっているように思うのですが・・・ 違いが解りますでしょうか?
前の方は微光星の目立ちを抑えて、モフモフ星雲をふわふわにしたつもりです。(あまり変わらんかなあ)

0529_ぎょしゃ座
 ぎょしゃ
画面左下のSh2-240を出そうとかなり強引に淡い部分を持ち上げたら、カペラ周辺のハローが細長く伸びてしまいました。

0531_オリオン
 オリオン
85mmでは少し窮屈ですが、美味しいとこ取りでフレーミングしました。
Ha画像を加えたり、多枚数モザイクで仕上げられることが多いので、なかなか太刀打ちできませんが・・・この程度が精一杯です。

おおいぬ座
 おおいぬ
M41の下側にあるSh2-308(画面中央下)の存在だけでも示したかったのですが、歯が立ちません。
OIIIナロー画像でないと出てきませんね。

八ヶ岳と昇る冬の星座

20161104_入笠山から見た八ヶ岳と昇る冬の星座
 金曜日の夜は入笠山の八ヶ岳ビューポイントへ行ってきました。
静岡の会社を定時退社してから入笠山までずーっと一般道を走って、到着したのが21時前でした。
既に月も沈んでいますので、八ヶ岳はシルエットになっています。
雪が積もったら西空に月が残っている状態で撮影できるともっと良い感じかと思いますが、入笠山も雪で入れないかもですね。
この夜は一晩中入笠山周辺で星景写真を撮っていましたが、流れ雲が多くてその他の成果はありませんでした。

20161105_小海から見た八ヶ岳
 翌日は小海町の八千穂高原へ移動しました。(例によってヤッホーの湯で仮眠してから)

20161106_小海町の全空
 到着時から一晩中快晴で、湿度も低く風もあまりなくて、久々の星空を堪能しました。

20161106_小海町で見た冬の星座
 25cmRC+冷やし中華カメラで色々撮影してみましたが、まだ処理には手が付きません。
サムヤン135mm、タムロン85mmでも沢山星野撮影をしましたので、暫くは画像処理材料に困らないようになりました。

 この晩は初めての同好の方が4名来られました。
私よりも到着が遅かったのですが、よくよく伺うと11/3から来られているようで、この日は3晩目とのこと。
初日は突風、2日目は前半曇りだったとのことでした。
最終日にはバッチリ晴れてよかったですね。
しかも、栃木、千葉などの方々で福島方面のお天気が芳しくない予報なので来られたようです。
C11や30cmニュートンと冷却カメラを使われる方もいましたので、冷やし中華撮影の参考になりそうな情報を沢山お教えいただいてうれしかったです。
 天文薄明が終わると待っていたように風が吹きだして雲が広がりました。

voyager_camera
プロフィール

voyager_camera

Author:voyager_camera
小惑星観測屋崩れの三流天体写真家です。もう新天体サーベイも位置測定もしませんので、鑑賞天体写真撮影に努めています。天文雑誌などのフォトコンには怖くて応募しませんが、このブログ以外でも写真を見ていただける機会が増えるようボチボチやってます。(大島 良明)
mail:y-osima@r.sannet.ne.jp

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