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台風一過 Samyang 135mm f/2.0 ED UMC のテスト

白鳥座デネブからサドルへ
白鳥座デネブからサドルへ
キャノンEOS6D(SEO-SP4,ISO3200) / 2分露出×24コマ
Samyang 135mm f/2.0 ED UMC (絞りF2.8) / ダーク・フラット処理あり
VixenGPD+SS2000PCにてP-PEC自動運転

 昨日は東北、北海道地方で台風10号による大きな被害が出たようで、同地方の皆様にはお見舞い申し上げます。
台風のコースから外れた私の住む静岡地方は大した被害もなく、夜は少し風が残ったものの久しぶりのスッキリした晴天が訪れました。
夕陽がギラギラしていて、夏には見られない透明度でしたので、退社するその足で近くの山の中にサムヤン135mmと冷やし中華カメラの試写に出かけました。(彼の地では被害が出ている最中です)
冷やし中華の結果はまだテスト継続中なので、ここではサムヤンのレンズのみの報告です。

20160830_Sumyang135f20星像

20160830_Sumyang135f28星像

20160830_Sumyang135f40星像
 上は絞り開放(F2.0)とF2.8、F4.0の星像と輝星の光条の出方です。
星像はフルサイズ四隅でも解放から酷いサジタルコマも見られず、軸上や倍率の色収差も僅かです。
私が常用するなら、輝星の光条の出方が綺麗なF2.8ですね。

20160830_Sumyang135f20・f28・f40周辺減光比較
 これは周辺減光の比較です。
フラット処理をするつもりですから、あまり気にしません。

20160830_Sumyang135f28フラットなし一枚画像
 これはF2.8/ISO3200/2分/1枚画像/ダーク減算あり/フラット処理なし
2分露光の1枚で、かなりの情報量ですね。

 結果、送料込み$549で購入したレンズとしては大満足です。
これがアポソナー135mmに匹敵するかは同レンズユーザー様に決めていただきましょう。

voyager_camera
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豊の海

Yutakanoumi_20160821013257.jpg
豊の海
2016年08月21日 / Expo.=20.0ms 11FPS-1437コマ(25%スタック)
ASI178MM(モノクロC-MOSカメラ)/ R#23フィルター
MEADE LX200 EMC(D203mmF.L.2000mm) + VIXEN-R200SS ComaCorrector3 + 2XBalow

 ようやくリオ五輪での寝不足も解消されるかと思っていたのですが、夜半過ぎには目が覚めてしましました。
窓の外を見ると、雲間からきれいな月が見えていたので、準備なしに緊急撮影開始となりました。
満月を2日以上も過ぎて、東縁の4大クレーター列も殆ど沈みかけていて、どこを撮ろうかなと思いましたが、まあ危難の海がメインと考えます。
先ずはその南側から明暗境界線を流そうと思って、最初に豊の海を撮影しました。
ところが、ここで赤道儀のモーターコントローラが追尾速度が段々遅くなってきて、終いには完全停止してしましました。
早送りは動くんですが ・・・ コントローラーを修理するような電気知識はありませんので、ここで撮影中止となりました。
大変残念でしたが、早速コントローラの修理を依頼しないと、治るまでベランダ撮影は棚上げです!

 そういえばここの所、大事なところでこのような不調が多いです。
つい先日も観測(画像取得)用PCから処理用PCにデータ転送しようとしたら、ネットワーク接続が出来なくなってしまいました。
自分なりにあちこち接続チェックしたり、ネットワークドライバの削除/再起動などしてみましたが一向に問題を解消できません。
仕方なく午前3時ころですがメーカーサポートにTELしましたが解決しませんでした。
翌日、こちらの都合のよい時間帯にメーカーの技術サポート担当からTELをいただき、BIOSを初期化することで無事に問題が解消しました。
お陰でPCを修理に出さなくて良かったのですが、今時こんなにスムーズで親切なPCサポートが受けられるのはとても安心ですね。(特にこんなことも解らない私のようなユーザーにとっては)
実は現在、家にあるPCはすべてマウスコンピュータ製になっています。
マウスコンピュータの製品は種類も多く、そのうえオプション選択が多いので自分の希望にピッタリのカスタマイズができます。
価格もとてもリーズナブルで、さらに24時間365日電話サポートを受けることができます。
その際も殆ど待たされた記憶がありませんし、カタコトの日本語ということもなく、これまでのメーカーと比べて最も信頼できるPCメーカーだと思っています。
私のPCメーカー遍歴はNEC、FUJITSU、DELL、LENOVO、MOUSE-COMPUTERですが、これで遍歴も終了しそうです。

 日曜日なので望遠鏡のコントローラーの修理依頼メールに返事が来ません。
早く治していただいてベランダ撮影復活したいです。 ・・・・・・ voyager_camera

ASI1600MMによるHa太陽撮影

20160816_Sun_125518_g3_ap1931.jpg
 SolorMax60II+3XBalow+ASI1600MM-COOL

 本日の静岡は台風7号の影響も少なく、昼間はよく晴れていました。
SolorMax60II+ASI1600MMによる、モザイクなしでの太陽撮影のニュートンリング問題が解決できていません。
バローレンズを2.5Xから3Xに替えて、3520X3520を1枚で切り出すようにしてみました。
2.5Xバローよりも大きくなったのですが干渉縞が濃くなったようで、とても見られません。
おまけに、2面で干渉縞が発生しているようですから、面倒くさいことになっています。
Ha太陽撮影を始めた頃は、干渉縞対策としてカメラを傾けるようなお話もどこかで聞きましたが、私はちょっと試しただけで諦めていました。
このような状態ではカメラを傾けても1面分の縞しか対策できないわけで、どうすることもできないでしょうね。

20160816_SM2-FLAT.jpg
 こんなことしてフラット画像を撮って何とか処理できないかとしていますが、なかなかバッチリ決まりません。

20160816_Sun_133832_g3_ap650.jpg

20160816_Sun_133620_g3_ap650.jpg

20160816_Sun_134723_g3_ap630.jpg
 Kenko SE120L+DayStarERF(YG530)+DaystarQUARK+ASI174MM

 ASI1600MMで太陽全面をモザイクなしに撮影するのは、ISSの日面通過撮影のためです。
そのようなイベントが無ければ、ASI174MMのモザイク撮影で問題ないのですが・・・
暑い中考えていましたが、頭がボーッとしてくるのでフラット処理が簡単に決まる拡大撮影に切り替えて終わります。

voyager_camera

Samyang 135mm F2.0 ED UMC

Samyang135mmF2.jpg
 8/5にAmazon.com-USAに注文してありましたサムヤン135mmF2.0 ED UMCが届きました。
注文した時の到着予定は8/24になっていましたが、昨日の配達ですから10日で届いたことになります。
マニュアルフォーカスという以外はキャノンのF135mmF2と同じようなスペックです。
重量はEF135mmf/2L USMが750gなのに対して、Samyang135mmf/2 ED UMCは830gと少し重くなっています。
最大径は82mmで同じですが、長さは122mmとEF135よりも11mm長くなっています。
レンズ構成はEF135が8群10枚(UDグラス2枚)なのにSamyang135は7群11枚(EDグラス1枚)と大きな違いがないような感じがするのですが、http://www.lenstip.comの評価では Image resolutionもChromatic and spherical aberrationでもSamyang135が良い結果です。
私もEF135は持っていたのですが、軸上色収差が強くパープルフリンジに手を焼いた記憶があります。
唯一EF135が勝っているのはVignettingでしょうか、これはCarl Zeiss Apo Sonnar T* 135 mm f/2.0 ZEのほうがさらに優れています。
lenstip.comによるテスト結果では、これら3本のレンズの中ではSamyang135が最も口径食が大きいことになっているのですが、逆にフルサイズ画のコーナーで見るmaximum relative apertureはSamyang135が最も開口率が高くなっています。
どうしてでしょうかねえ、コーナーでの開口率が高ければ周辺減光が抑えられそうですが ・・・ よく判りません。
私とすれば、周辺減光はフラット補正で何とかなるのであまり気にしませんが。

135mmF235mmF14.jpg
 こちらは兄弟レンズRokinon35mmF1.4 AS UMCとのツーショットです。
こちらもAmazon.com-USAで購入したはずですが、このころの米国販売ではSamyangではなくRokinon名で販売されていました。
35mmF1.4はRokinonさんに養子に出された兄さんですね。
[追記:8/15 21h15m 今ほどAmazon.com-USAを確認したら、Rokinon名でも販売していました。Samyang+50$にて]
グラス材はEDが1枚のみで、最近競って発売される各社の高性能レンズのような低分散、超低分散、異常分散といわれるような高級硝子を何枚も使っているわけではないのですが、テスト結果はなかなかよさそうです。
価格はSamyang35mmよりも高くなる要素はまったくないと思うのですが、1.6倍以上になっています。
重量単価を同じにしてもそんなに原価は上がらないはずですが ・・・ どうして、Samyangさん?

 このくらいの大きさ・重量になってきますと、最近中国製で氾濫しているリング状三脚座が使えると便利なのですが。
私はEOSマウントなのでまだマシですが、ニコンマウントではポッキリ逝ってしまうような心配も ・・・ あるのでは。

 操作して感じたことですが、動きが硬い、重たいです。
デューキャップのロックも結構硬いのですが、フォーカスリングがメチャ重たいです。
私は筒をバラシて2硫化モリブデンを入れるような人ですから、これは嬉しかった!
スカスカで、間違ってちょっと触ったらピンボケになるよりずっと良いと思うのですが、ポートレートを主に撮影される方などはあまりの硬さにキレちゃうのでは?(これはやっぱり、星専用に製作されているのかも)

 次の新月期には秋の天の川でファーストライトです。 ・・・・・・ voyager_camera

2016 Perseids

Perseids20160813_Rokinon35mmF2.jpg
ペルセウス座流星群
2016年08月13日01時11分~02時27分 / 15秒露出×14コマ(流星の写っているもののみ明比較合成)
キャノンEOS6D(SEO-SP4,ISO12800)+Rokinon35mmF1.4(絞りF2.0)
VixenAPフォトガイダーにて自動運転
南伊豆・ユウスゲ公園にて

 昨年は富士見高原スキー場で成果のなかったペルセドですが、今年は天候の都合から福島方面遠征という話になりました。
出発が8/11ですが、その日は出勤+残業でしたので、私だけ近場でお茶を濁すことになりました。
GPVを見ると近場で晴れそうなのは伊豆半島だけ。
先週は天城高原へ行きましたが、先日以上に込み合いそうな感じがしましたので数年ぶりに南伊豆のユウスゲ公園へ行ってみることにしました。
20160812_ユウスゲ公園
 例年ですが、ペルセドはお盆休みの最中なので、どこへ行っても混雑します。
行きは昼過ぎに自宅を出発しましたので、対向車線は伊豆市、河津町、下田市と、どこへ行っても沼津方面へ戻る県外ナンバー車で混雑しています。
予定よりも1時間遅れの日没前に到着しましたが、全天が曇で覆われています。(GPVでは晴れているはずですが・・・)
久しぶりなので公園の展望台まで階段を上って撮影場所の確認です。
 ここは冬に来ると突風とそれに乗って吹き上がって来る岩場の波飛沫で、とても写真撮影などできません。
その点夏は穏やかで、絶えず僅かな風があるので露も降りず快適ですね。(来客は多いですが)

20160812_ユウスゲの花
 多くはありませんが少しだけユウスゲが咲いていました。
この後のGPV予報では23時頃まで曇天で、その後晴れて朝まで撮影できる予定です。

20160812_Perseids撮影
 予報よりも1時間遅れの24時にはほぼ快晴になりました。
早速、公園の展望台まで機材を担いで登り、撮影準備を完了しました。
ところが公園下の駐車場に忘れ物をして、更に100m程の急階段を2往復してハーハー、汗だくです。
そんなこんなで撮影開始したのは25時頃になりました。
 その後は快晴のはずが、1時間もせずに薄雲が次々とやってきます。(ついでに観光で来られている家族連れ、何組かがペルセド見学に登ってきます・・・30分位で帰ります)
26時30分には全天を雲が覆って、そのまま薄明が始まっても回復しませんでした。

Perseids20160813_EF15mmF4.jpg
 こちらはEF8-15mmF4(開放)ですが、やはり暗いですね。
ISOを12800まで上げたのですが、それでも結構明るい流星でないと写りません。

 帰りは道が混まないうちに帰ろうと思って特急で撤収・出発したのですが、5時に通過した下田の海水浴場前はすでに混雑しています。
やはり対向車線はライトを点灯した県外ナンバーが列をなして伊豆半島先端を目指して走ってきます。
ほんとに、皆さんご苦労様です。

voyager_camera

久々の天城高原

20160806_天城高原1
 8/6の晩は、関東・東海地方の天文ファンの全てが原村の星まつりに出かけるものと仮定して、2年ぶりに天城高原へ出かけてみました。
14時30分に到着した段階では、登山者の車ばかりで「大正解!」と思ったのですが、17時には奥の駐車場に天文車両が集まってきて、あっという間に15台になりました。

20160806_天城高原2
 望遠鏡の設置も終わり、夕飯を食べながら北極星が見えてくるのを待ちます。
その間にも車が増えて、この晩は20台もの車が集まりました。(原村星まつりの効果も限定的ですね・・・)

夏の大三角
 これも久々に持ち出したSamyang(Rokinon)35mmF1.4での夏の大三角です。
月光天文台の2016カレンダー8月の草野さんの作品を見て、「私のサムヤンもこんなに鋭像だったかなあ?」と思って撮影してみました。
F4まで絞ったら、四隅のぎりぎりでは星像が長く伸びますがほぼ満足のゆく性能でした。
 サムヤンレンズといえば、海外のあるレンズテストでは135mmF2のレンズがアポソナーに負けないと評価されています。
http://www.lenstip.com/442.11-Lens_review-Samyang_135_mm_f_2.0_ED_UMC_Summary.html
アポソナーは買えないけれどSamyang 135 mm f/2.0 ED UMCなら買えると思って、アメリカのアマゾンに手配しました。
円払いで¥5.7万と、国内販売よりも¥1.7万安くなります。
今月の後半には到着する予定ですので、本当にアポソナーに匹敵するかテストしてみます。(アポソナーを持っていないので比較できませんが・・・自己満足できるかですね)

NGC7635バブル星雲と散開星団
 RC25cmは冷やし中華カメラで撮影する予定でしたが、十分に予行演習せずに出かけたので現場で立ち往生しました。
仕方なく6D-SEO-SP4+LPS-P2の10分×12コマで撮影しました。
本当はアイリス星雲やクレセント星雲などを冷やし中華で狙う予定だったのですが・・・もう少し遅れそうです。

201608070333_天城高原全天2
 この晩の天城高原は、時々薄雲が通過して完ぺきとはゆきませんでしたが、いろいろと機材のテストには十分でした。
風があまりなかったので、びしびしょではありませんが露が降りていました。
朝方の気温は20℃と、やはり天城高原は暖かいですね。
薄明前にはオリオンが昇ってきて、そろそろ夏もピークかなと、夏バテ気味の心をクールダウンしてもらったような気分でした。
薄明が始まって機材撤収を始めると、待っていたように低い雲が空を覆ってしまいます。

 結構混み合っていたので、また暫くはご無沙汰しそうな感じで帰途につきました。
沼津まで帰ると晴れていましたから、薄明が始まると曇るというのは天城の夏の局所気象なんでしょうね。

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プロフィール

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Author:voyager_camera
小惑星観測屋崩れの三流天体写真家です。もう新天体サーベイも位置測定もしませんので、鑑賞天体写真撮影に努めています。天文雑誌などのフォトコンには怖くて応募しませんが、このブログ以外でも写真を見ていただける機会が増えるようボチボチやってます。(大島 良明)
mail:y-osima@r.sannet.ne.jp

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