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ASI1600MM-CoolによるHa太陽面

PseudoColor_Sun_20160730_133403.jpg
SolarMax60Ⅱ(Ha)+2.5XBalow(D60mmF.L.1000mm)
ZWO ASI1600MM-Cool(モノクロ/冷却なし)
ROI=3000x3000
ROI(Offset)=832x264
Duration=10.062s
FPS (avg.)=9.9
Shutter=2.000ms
Gain=200 (33%)
USBTraffic=45
Gamma=100
99コマ中50%スタック

 活動が穏やかで、やっと無黒点状態を脱したばかりの太陽面ですが、冷やし中華カメラによる撮影テストです。
リレーレンズやGamma値にもよりますが、心配していました干渉縞の発生がありました。
ASI174MMなどはほとんど感じなかったのですが、画面に軽い太い数本の縦縞が出ます。
上の画像は縞を強調しないようにしているのであまり目立ちませんが・・・

Mono_Sun_20160730_133403.jpg
 干渉縞を無理やり強調するとこんな感じになります。
太陽面よりも小さい画角しかないカメラでは、太陽全面の作成にはモザイク撮影が必須ですが、その分フラット補正が可能です。
このカメラではモザイクなしでの撮影が目的でしたから、干渉縞の修正がうまくできません。(対策を考えなければ・・・)

冷やし中華を冷やさないで日面撮影
 今日は朝から梅雨明け直後のような夏空でした。
関東地方はまだ梅雨明けしたばかりですが、ここ清水の東海地方はもう10日以上経っています。

20160730三保灯台の夏空
 午前中は久しぶりに三保半島先端の灯台までサイクリングしてきました。
空も海も青く、雲や波は白く輝いて・・・夏色です。
このときは午前中だったのですが、すでに富士山は雲に覆われ始めていて、伊豆半島の下に連なっていた霞も大分晴れてきています。
別に画像の色調整をしているわけではなのですが、何時も見ている駿河湾の色とは随分と違いますね。

20160730羽衣の松
 昼前ですが、羽衣の松周辺は既に観光客が沢山出ていました。
大分気温も上がっていましたが、海風も吹くし松林の中は涼しいです。

20160730活力注入
 私も活力注入して欲しい!

voyager_camera
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冷やし中華(ASI1600MM-Cool) ・・・ 始めます!

ASI1600-Cool_1.jpg
 すでに6台も手にしていたZWOの中華カメラシリーズですが、懲りずにASI1600MM-COOLを加えました。
先日、ISSの日面通過の撮影の際に「もっと画素数の大きいビデオカメラが欲しい!」と思ったのでASI1600MMを狙っていたのですが、DeepSkyカメラとして夜も活躍できるものをということで冷やしカメラにしました。
冷却なしで太陽撮影する際、フルサイズ(4656X3520)でUSBTraffic=45まで下げた場合の画像取込み速度は16bitSERで5.5FPSが精一杯です。(8bitAVIなら倍)
太陽と限って3520X3520にクロップすると、私のPCでは7.5FPSくらいまで上がりそうです。

ASI1600-Cool_2.jpg
 写真はRC25cmによるDeepSky撮影用として、フィルターホイールとEOS-Tマウントアダプターを付けました。
手動のフィルターホイールを入れたこのセットではフランジバックがEOS6Dよりも6mmほど長くなります。
RCフラットナーの最適距離からズレますが、まあ試してみます。
冷却カメラでLRGBやSAOなどの分解撮影をしてこなかったので、各バンド撮影終了まで完全PC任せの皆さんに比べますとおもちゃみたいなセットですね。(何せビギナーですので・・・)

ASI1600-Cool_3.jpg
 フィルターもお安い中国製の31.7mmサイズです。
4/3型CMOSにはちょっと窮屈そうですがギリギリ何とかならないかと、コスト優先で仕様を決めています。

ASI1600-Cool_4.jpg
 早速、部屋の中でFireCapture v2.5betaによる冷却確認とダーク画像とキャプチャー時のダーク減算効果の確認です。

ASI1600-Cool_6.jpg
 冷却効果の試験ではなく、FireCapture内部でのダーク(10秒×3枚加算平均)減算有無の10秒露出×5枚の加算平均比較です。
冷却は外気温-35℃設定で、センサー温度が-14℃弱です。
右は冷却のみ画像で、左は同じ画像をダークとしてそれを減算したものです。
写真は16bitFITSをMaxImDL-V5で表示、ScreenStretchは0-150で400%です。
ダーク減算した左側は右側よりもノイズが少なくなっているようですがゼロになっていない・・・ダークの枚数が少なすぎたのかな?
ダーク減算なしの画像はベースに15位の値が加算されていますが、ダーク減算ありではそれがなくなります。(当たり前か)

ASI1600-Cool_7.jpg
 こちらは上と同じ画像の50%表示です。
ダーク減算なしはダーク減算ありに比べてバイアスノイズがもっと酷いのかと思っていましたが、ご覧のようにほとんど気にならないようです。
16bit画像を0-150まで絞っても、バンディングノイズもムラもほとんど感じない綺麗な画像です。
これならDeepSky撮影する場合でも、冷却のみのダーク減算なしでも問題ないような感じがしますが・・・ビギナー考えかな?
もう少し色々勉強 ・・・ よりも、早く実戦投入したい。

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梅雨明け直後の月面撮影

 気象庁は7月18日の午前中に、私の住む静岡県(東海地方)を含む広い範囲が梅雨明けしたと発表しました。
午前中は曇りの予報だったのが、朝からよく晴れて梅雨明けらしい夏空が広がっています。
夜も良い天気が続いたので、22時頃久々に20cmSCT鏡筒をベランダに設置して月面撮影をしました。
満月に近いので東縁のクレーターを主に撮影してみました。


バイイ付近
2016年07月18日22時08分53秒 / Expo.=5ms / 14FPS / 439(50%)FrameStack
ASI178MM(モノクロC-MOSビデオカメラ)/ No.23(R)フィルター
MEADE LX200 EMC(D203mmF.L.2000mm) + VIXEN-R200SS ComaCorrector3 + 2XBalow

S_222006_180716_6_g3_ap1445.jpg
グリマルディ付近
2016年07月18日22時20分06秒 / Expo.=5ms / 11FPS / 360(50%)FrameStack
ASI178MM(モノクロC-MOSビデオカメラ)/ No.23(R)フィルター

S_221611_180716_4_g3_ap1355.jpg
嵐の大洋・アリスタルコス付近
2016年07月18日22時16分11秒 / Expo.=10ms / 11FPS / 360(50%)FrameStack
ASI178MM(モノクロC-MOSビデオカメラ)/ No.23(R)フィルター

 イメージも結構よくて、合成焦点距離4000mmで撮影しているモニタを300%表示にすると、小さなクレーターがチラチラと見えています。
それでAutoStakkert! 2.6によるスタックオプションのフレームパーセンテージを50%で合成しています。
これなら、もう少し早く望遠鏡を引っ張り出して、土星も撮影するのでした ・・・
 この月面撮影の翌日からは、スッキリ晴れてくれません。

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ビクセン2017天体カレンダーへの作品応募準備


M16とM17
キャノンEOS6D(SEO-SP4,ISO3200) / 5分露出×24コマ
BORG77EDII_F4.3DG(D77mmFL330mm)+LPS-D1フィルター
Sky-Watcher AZ-6EQGT赤道儀
MiniBORG50+QHY5P-Ⅱ+PHD2によるオートガイド

 梅雨時ということもあって、ここのところ全く撮影をしていません。
月光天文台のカレンダー写真の採用結果ですが、「火星・土星のいるさそり座頭部」を8月分として採用していただきました。
そして、ビクセンさんから2017年版天体カレンダーの作品募集の案内が届いています。
昨年同様に、月光に応募して不採用になった「M16とM17」を少し手直しして応募しようと思います。
 これは突風の吹き荒れる小海で撮影した作品です。
通常、BORG77EDII_鏡筒はGPD+SS2000PCのP-PEC自動運転でオートガイドなど使わないのですが、この時ばかりはワンサイズ大きめの赤道儀の載せての撮影でした。
よく見られる構図ですから似たような作品が集まることが予想されますので、採用は望み薄ですが・・・
毎年、月光での不採用作品ばかり応募するのも失礼ですから、以下の2点も出品してみます。

0740_M46M47b.jpg
M46&M47
キャノンEOS6D(SEO-SP4,ISO800) / 5分露出×24コマ
自作ベーカーシュミットカメラBSC21(D210mm/FL677mm)+LPS-P2
Sky-Watcher_AZ-EQ6GT MiniBORG50+QHY5L-II+PHD2にて自動ガイド

 これは冬場の定番観測地である朝霧高原での撮影です。
南は富士宮の街明かりがあるのですが、LPS-P2で何とか光害を防いでいます。
星ばかりの領域ですから、星の色を強調しています。
M46の中にある惑星状星雲NGC2438が星団に埋もれないように気を付けました。
ビクセンカレンダーはA4サイズですから、この小さな惑星状星雲が見つけられますか?

0711_シーガル星雲とダック星雲
シーガル星雲とダック星雲
キャノンEOS6D(SEO-SP4,ISO3200) / 5分露出×5コマ
BORG77EDII_F4.3DG(D77mmFL330mm)+LPS-D1フィルター
VixenGPD+SS2000PCにてP-PEC自動運転

 これもBORG77EDII_ですが、撮影架台はGPDのノータッチです。
このときは極望をロスマンディに換える前でしたので、子午線からあまり離れない空での撮影だったにもかかわらず、ガイドの成功率が異常に低く、2時間(24コマ)撮影で何とか使えるコマが5枚しかありませんでした。
総時間露出25分しかありませんが、やけくそで画像処理してます。
この作品だけがGPD赤道儀を使っていますが、他の作品は撮影機材にビクセン製品が全く使われていません・・・マズイでしょうか。
一番原画クオリティの低いこの作品が、最も採用される確率が高いのか?
うーん、結果によっては審査基準が見えるようで楽しみです・・・って、全滅だったりして。

 今年は梅雨明けが早くて暑~い夏になるかなと想像していたのですが、なかなか梅雨明けしそうにありませんねえ。
台風も少ないようだし、この後どうなるのでしょう ・・・・・・ voyager_camera

古川麒一郎先生とのお別れ

古川麒一郎先生葬儀20160703_1
 長谷川一郎先生、大石英夫先生に続き、6月29日には古川麒一郎先生の訃報が届きました。
大石先生の葬儀後、古川先生が入院されていました三鷹の病院へお見舞いに訪れました。
その時は4時間近くも昔話をお聞きしたのですが、それが最期になりました。
 通夜は7月2日18時から、葬儀は7月3日9時30分から府中にあります都営多磨霊園の直ぐ東にある日華斎場思親殿にて執り行われました。

古川麒一郎先生葬儀20160703_2
 私は月光天文台時代に小惑星観測を薦められてその道に入りましたが、実務指導は観測機器:冨田弘一郎先生、撮影・検出・整約:浦田武さん、観測報告:大石英夫先生に割り振られたのも古川先生でした。
ですから、直接ご指導いただいたことといえば三島のうなぎくらいのものです。

古川麒一郎先生葬儀20160703_3
 弔辞1:水沢緯度観測所時代の後輩/横山様

古川麒一郎先生葬儀20160703_4
 弔辞2:天体力学の一番弟子/中野様

古川麒一郎先生葬儀20160703_5
 弔辞3:暦の大辞典編集者/小川様
2016.07.09追記:小川益男様より本記事へのコメントをいただきました。「暦の大辞典編集者」ではなく「暦の会」「日本暦学会」「日本カレンダー暦文化振興協会」の三団体における師弟関係とのことですので修正させていただきます。

古川麒一郎先生葬儀20160703_6
 弔辞4:アマチュア天文家の育成後継者/平井様

 弔辞は4名の皆さまが述べられました。
私が存じ上げているのは2と4の方で、1の方の水沢時代のお仕事や3の方の暦辞典にまつわるお話は私の知らない幅広い先生のお仕事のお話しでした。

古川麒一郎先生葬儀20160703_7
 出棺前のお別れです。
出棺が終わりますと一般参列者は殆ど散開されたのですが、最後まで迷惑を掛け続けてきた天体力学の一番弟子と小惑星観測者の一部がその後も居残り、親戚の皆さまに混ざって収骨から精進落としまで図々しく参加させていただきました。
 先生はご家族さまにとってはずいぶんと頑固な父親だったとお聞きしましたが、大変面倒見の良い方でした。
それを支えたのが喪主(妻:鈴子様)だったようで、水沢時代などはダンジョン・アストロラーブ立ち上げのための若手研究者の夜の胃袋をガッチリ掴んでおられたようでした。

 この日は東京でも最高気温が34℃という予報が出ていた梅雨の晴れ間の大変熱い日でした。
これで戦後のアマチュア天文家を引っ張り続けた多くの先生方が逝かれたことになりました。
教えを受けた次の世代も、既に大分鬼籍に入っています。
弔辞を述べられた中野さんや平井先生の後継者育成に期待しながら帰路につきました。

(3425) Hurukawa = 1903 CB = 1929 BD = 1951 GB = 1971 DJ1 = 1978 PN = 1979 SG1 = 1981 DW3
Discovered at Heidelberg on 1929-01-29 by K. Reinmuth.
(3425) Hurukawa = 1929 BD

Named in honor of Kiichiro Hurukawa, astronomer at the Tokyo Astronomical Observatory, known for his identifications and orbit computations and for his participation in the observational program of minor planets with the Kiso Schmidt. Name proposed by S. Nakano, who found the identifications involving this planet. [Ref: Minor Planet Circ. 11443]

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プロフィール

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Author:voyager_camera
小惑星観測屋崩れの三流天体写真家です。もう新天体サーベイも位置測定もしませんので、鑑賞天体写真撮影に努めています。天文雑誌などのフォトコンには怖くて応募しませんが、このブログ以外でも写真を見ていただける機会が増えるようボチボチやってます。(大島 良明)
mail:y-osima@r.sannet.ne.jp

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