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ナローバンドフィルター

ナローバンドフィルター

 昨日、エレクトリックシープさんに注文してありましたフィルターが届きました。
アストロ・イメージング・ラボ(Astro Imaging Labs)の製品ですが、聞いたことがありません。
でも、とてもお買い得な価格でしたので、思わずポチりました。
 今まではデジタルカメラと未冷却のビデオカメラのみでしたが・・・そろそろ、撮影のバリエーションを広げなければと思って。

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とうとう Windows 10 にしました

20160619_CPUファンお掃除 before
 自宅のデスクトップPCをWindows10にアップグレードしました。
このPCは購入してから7年も経つおじいさんですが、購入当時は結構奮発したつもりでした。
CPUはi7-860(2.8GHz)ですが、画像処理に使っていてあまり作業の重さを感じませんので、もう5年くらい頑張ってもらおうということにしました。
続投のための手当てをいろいろ考えました。
最近はビデオ画像の処理が多いので、AutoStakkert! 2.6などによるファイル解析時のデータ読込みはHDDのアクセスランプが点きっぱなしで時間がかかるので、いっそのこと1TBのSSDに切り替えようかとも考えました。
しかしアクセス速度はずっと早くなるものの、アクセス寿命がHDDより短いとかまだ価格が高いとかあって・・・次回のPC更新時の改善テーマとして今回は諦めることにしました。
ただし、メモリが8GBしかなかったので、マザーボードの許容する16GBに増設することにしました。

 ということで、アップグレード前に到着したメモリと交換しようと箱を開けてビックリ・・・そうでした、購入してから一度も内部の掃除をしていませんでした。
CPUクーラーのフィンが埃膜で完全に覆われて、奥が見えません。
エアーダスターでは全く歯が立ちません。
仕方なくファンの羽根の間から耳かきを突っ込んで大方取りましたが、まだひどい・・・それが上の写真です。
(最初はもっと凄かったのですが、写真を撮ろうなどと思いつく間もなく「こりゃ大変じゃ!」と耳かきでカキカキしてましたorz)
そういえば、最近は夏になるとファンがうるさいなと感じていましたが、例によって聞かなかったフリをしていた結果がこれです。
爪楊枝でさらにシコシコしましたが埒が開きませんので、ファンを取り外して掃除機で吸いながら歯ブラシでゴシゴシやりました。

20160619_CPUファンお掃除 after
 こちらが掃除後です・・・あーっスッキリしました。

 その後、無事にWindows10にアップグレードできましたが、無線マウスの動きが変です。
そういう話は聞いていたのですが、アップデートなどがあると挙動不審になります。
Win10に換えてから初めてのアップデート直後に、ドライバーは正常動作しているにもかかわらずマウスポインターが動かなくりました。
同じメーカーの違う機種のマススは問題なく動いていたので、しばらく様子を見ましたが動きません。
とうとうマウスの故障と諦めて、昨日全く同じマウスを買ってきて繋いだところ、問題なく動きます。(当たり前か)
念のため、故障したと思ったマウスを繋いでみると・・・問題なく動きます!
MS・・・どうしてくれるんじゃ!


 マウスが増えただけ・・・
デスクトップ画面はアップグレード前のWindows7の状態を維持しています。
ブラウザもEdgeを外してIE11のままで今まで通り使っています。
今のところ、Windows以外のソフトで問題を感ずるような現象はありません。
マウスは今のところ動いていますが、エクスプローラーで開いたウィンドウがうまく移動しなかったり(掴めない)することが頻繁にあります。
アップデート毎に多少状況が変わるようで、まだ安定しません。

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久々のISS日面通過撮影


国際宇宙ステーションの日面通過
2016年06月18日11時41分57.4秒
SolarMax60Ⅱ(Ha)+1.5XBalow(D60mmF.L.600mm)+ZWO ASI174MM
Shutter=1.0ms / 52FPS-625/3125frames / Gain=180 / USBTraffic=58 / Gamma=100
Seeing=3/10 Transparency=3/5
VixenGPD赤道儀にて自動運転
AutoStakkert! 2.6、PhotoShop CS6他にて画像処理

 本日、自宅でみられるISSの日面通過がありました。
以前はよく撮影するためにアチコチへ出かけたものですが、最近はご無沙汰でした。
昨日、何時も一緒に出かける星仲間からこのイベント情報を伝えるメールが届いていました。
それを見たのが本日の10時ころで、お天気も良いので慌てて観測準備をしました。
なにせ、自宅でISSの日面通過が見えるなどということは初めてです。
しかも太陽高度が高く、ISSまでの距離も400km強と結構近い状態で大きく見えます。
ここのところ、太陽撮影もしていなかったので、撮影方法を結構忘れているので心配だったのですが、何とか撮影することができました。
 ただし、ご覧のようにISSが歯抜けのように飛びとびで写っています。
実はビデオカメラでISSを撮影したのは初めてでした。(以前はデジタル一眼で連射)
それもキャプチャーをFireCaptureで行ったため、USBTrafficの設定が災いしたようです。
月面撮影などでは撮影途中でバッファ残量が減って、キャプチャーが止まることがありますが、それを避けるためにこのパラメータを調節します。
月面などでは各コマの間隔が一定でなくとも、すべてスタックしてしまえば関係ないので、今まではキャプチャー中にバッファがなくならないギリギリの値に調整していましたが、もっとパーセンテージを下げておかないとこのようなことが起こるようです。
他にも、キャプチャー間隔を一定にするスイッチがあるのかも知れません・・・勉強不足でした。


 ISSの日面通過予報はCalSkyで調べます。
http://www.astronomie.info/calsky/
まずIntroで自分の観測地を登録したら、次にSatellitesページのISSを選びOnly Sun/Moon eventsにチェックを入れ、検索日時とインターバルを入力すればイベント情報が取得できます。
計算のもとになる軌道要素はNASA(NORAD)の発表するTLEを使っていますが、毎日少しづつ変化します。
最終確認はイベント当日の結果でないと信用できません。
撮影開始時刻は通過時刻の30秒前から60秒キャプチャーしました。
この日の日面通過はほとんど予報通りに発生しました。


 撮影はこんな感じです。
自宅のベランダで撮影したいのですが、イベント時刻の太陽はまだ二階のベランダの陰です。
仕方なく駐車場に望遠鏡を引っ張り出してこのような撮影になりました。
観測用のノートPCはシンクタンクフォトのピクセルサンスクリーンというシェードで覆っています。
これをしないと晴天下のモニタ画面が見にくくて仕方ありません。
この中に頭だけ突っ込んで撮影準備をします。
梅雨の晴れ間に久々のISS撮影でした。(連絡していただいたTYさんには感謝、感謝です)

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大石英夫先生とのお別れ

20160610_大石英夫先生葬儀_世田谷善宗寺
 去る6月7日の朝に大石英夫先生が逝去されたという連絡が入りました。
大石先生とは、月光天文台で行った1986年から1990年までの小惑星観測で大変お世話になりました。
小惑星観測を勧めてただいたのは当時東京天文台にお勤めだった古川騏一郎先生でした。
月光としては、観測報告を小惑星センターへ送らずに大石先生へ送信していました。
先生はその観測のO-Cの最終チェックを行いながら、報告前の観測を使って過去の小惑星観測との同定計算をしてからセンターへ転送するという流れになっていました。
もし、同定計算で月光に確定番号を与えられる優先権が無い連結軌道が計算された場合は、以降の追跡観測を行わないようにします。
月光としてはセンターへの報告手続きが省けるし、大石先生は過去の位置観測データと月光の新しいデータを繋ぐ軌道を探すことで、上手く行けば同定計算者となれます。
たった4年の短いお付き合いでしたが、お互いにメリットのある関係で、かなりハードにやり取りしました。

1945_大石先生の終戦_海軍予科修了
 大石先生はアマチュアの天文家として活躍しましたが、15歳のときに海軍予科生として終戦を迎えています。
戦後は旧制中学の頃から変光星観測を行われ全国の少年観測者の仲間たちとともに、終戦後の東京天文台で後に東京天文台長を勤められた広瀬秀雄先生などに教えを受けられていたようです。
その仲間の中に同年令の古川騏一郎少年(大阪)もおられたようです。
その後大石少年は化学で生計を立てられ、古川少年は天文で身を起こされましたが、お2人は70年来の盟友でした。
私とは4年ほど前の正月にご自宅に年賀のご挨拶に伺ったのを最後に連絡が途絶えていました。

1995頃_大石先生と_大平観測所
 先頭の写真中の遺影が白飛びしてお顔が見えませんので別の写真です。
これは多分1995年頃のものだろうと思います。
大平観測所(385)を訪れたときの先生とのツーショットです。
撮影されたのは勿論、観測所の主であった故浦田武さんです。

1998頃_大石先生と_本町うなよし
 こちらは横顔だけです。
故冨田弘一郎先生がまだうなぎを食べていることと、Dr. アッシャーがいます。
場所は今は無き三島の本町うなよしですから ・・・・・・ しし座流星群大出現の2001年でしょうか。
写真は私が撮っているのですが、このときは珍しく古川先生が見えませんね ・・・ 体調が悪かったような記憶もあります。
冨田先生はこの5年後に鬼籍に入られています。
5/1に長谷川一郎先生逝かれたばかりで、37日後に後を追われたましたが、どうも皆さんは最後まで仲が良いようですね。
大石先生の方は小惑星観測に貢献されただけあって、お約束通り梅雨時に逝かれました。
小惑星観測者がイベントを行うときは、必ず梅雨時の満月頃と相場が決まっていました ・・・ 今回は満月ではありませんでしたが、息を引き取られるのは新月頃が多いと言われるのでこれもお約束を守ったのでしょうか。
上の写真で残っているのは椛島冨士夫さんだけです。
あっ、デービッドは別です。
これからは「故大石先生」と書くことになりました。
昔話が出来る方々が愈々少なくなってゆくのは寂しいものです。
葬儀は6/10に、大石家の菩提寺である世田谷区上野毛の善宗寺にて執り行われました。
享年87歳(満86才)でした、ご冥福をお祈りいたします。

(3379) Oishi = 1906 WC = 1931 TJ1 = 1964 YG = 1981 NQ
Discovered at Heidelberg on 1931-10-06 by K. Reinmuth.
(3379) Oishi = 1931 TJ1

Named in honor of Hideo Oishi, orbit computer and identifier of minor planets, editor of the Japan Astronomical Association's Minor Planet Circulars. Name proposed by S. Nakano, who found the identifications involving this planet. [Ref: Minor Planet Circ. 11442]

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6/5の木星と土星

20160605_205257_Jupiter_LRGB.jpg

 相変わらず遅いUPでスイマセン。
改造したSCTの調整で薄明終了前から準備しており、まだ木星の高いうちに撮影準備が出来てしまったので・・・「もう木星は諦めました」といいながら、撮ってしまいした。
久々の大赤班が見えてきたこともあって、処理をしてみました。

20160605-1435_Satun-LRGB.jpg

 次に火星ではなく、土星です。(火星の時はイメージが悪かったので)
火星でプリズム調整したので、同じような高度だから再調整はいらないだろうと思ったのですが、変に色が出ています。
 梅雨に入りましたが、明日は晴れそうです。
でも、用事でお出かけするので撮影が出来ません。

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シュミットカセグレン鏡筒の筒内気流対策

20160604_SCT改造完了
 シュミットカセグレン鏡筒を使ってまじめに惑星撮影をするようになって、そろそろ3ヶ月になろうとしています。
もうそろそろ、筒内気流対策をしなければと思い(重い)腰を上げました。
結論から見ていただきます上の写真のような形になりました。

 重い腰を持ち上げるに当たって、先ずは頭の中を整理すると同時に、世間ではどのような対策がとられているのか調べてみました。
色々のパターンが見られましたが、その途中で「筒内気流」ってなんだろうと考え始めました。
「そんなことは言わずと知れたこと!」と叱らないでください。
なぜそんなことを考えたかと申しますと、以前に有名な彗星捜索者で鏡面研磨者であるKIさん宅を訪れたときの面白い話があるからです。
訪れた日の午後はズーッと鏡面研磨の話や光学系の話をしていたのですが、周囲も暗くなってきたので工場の隅においてあった望遠鏡を外に持ち出して、星を見ながら彗星や超新星捜索に話題が移っていました。
KIさんの眼力には定評があります。
1989年でしたか超新星候補天体の確認観測を依頼された際、自作25cmF7反射経緯台で描かれた超新星サーベイ時のスケッチは記憶に残っています。
冬のことだったと思いますが、50cmF4反射+水素増感TP6415の10分露出行った確認観測では、殆どスケッチと同じ程度しか星が写りませんでした。
整制時の最微恒星のV光度は16等級台に達していました。
眼視観測で超新星捜索を行うKIさんの凄さをつくづく感じました。
そのKIさんの使っている自作25cmニュートン反射経緯台の鏡筒(ブリキ)は、なんと薄手のミラーマットが巻かれていました。
「これを巻いておくと、筒内気流が気にならない」というようなことを言われたと記憶しています。
ただ筒を冷やして外気温と同じにすれば筒内気流が無くなると言うのであれば、鏡筒にミラーマットを巻くというのは温度順応を遅らせるわけですから、全く逆効果になると考えられます。
しかし、私には完全現場主義のKIさんが自分で効果を確認しないまま、想像や観念でミラーシートを貼り、訪れた天文仲間に効果を吹聴するなど考えられないのです。
話が長くなっていますが、これは「筒内気流」が何かを考える上で重要です。
 私がここで考えたいのは、筒内の気流の乱れの原因となる鏡筒と外気の温度差をどのように解消するかです。
1.強制対流熱伝達(電動ファン)を使って温度差を解消する→筒内に乱流が発生するが短時間で温度順応完了
2.自然放熱に任せて温度差を解消する→激しい筒内乱流は発生しないが温度順応に長時間かかる
3.外気接触部を断熱材で覆って放熱速度を下げる→更に温度順応に時間がかかるが筒内の熱交換気流は層流状態で進む

 世間で見られる筒内気流解消方法は1.です。
電動ファンを回している間観測は出来ません。(無理して見ても利益はありません)
それに比べてKIさんの対策は3.だったということです。
こちらは望遠鏡を急に屋外に持ち出しても、最高の気流環境ではないにしろある程度の観測を即開始できます。
 これから考える対策は、今まで2.だったのを1.にするか3.にするかです。
3.は筒をミラーマットで覆うだけで簡単ですが、KIさんの場合はニュートン鏡筒(超新星捜索、彗星移動確認用)だけをミラーマットで巻いていましたが、一緒に見せていただいた20cmライトシュミット鏡筒(彗星捜索用)には巻いてありませんでした。
色々もやもやしながら、世間で見られる改造を見てゆきましたが、結論として1.を自分なりにもっとも効果的と思われる方法で実現することにしました。
 次に1.の強制冷却対策の例を見ます。
■対策例A.
 無改造で使えるスコープクーラー http://www.kkohki.com/products/cooler.html
国際光器では10インチ以上のシュミットカセグレン用でしたが、その後他で8インチ対応品が出ていた記憶があります。 
同じような構造の「望遠鏡の鏡筒内換気具」というのが特許庁の公開広報に掲載されているようです。
http://www.ekouhou.net/%E6%9C%9B%E9%81%A0%E9%8F%A1%E3%81%AE%E9%8F%A1%E7%AD%92%E5%86%85%E6%8F%9B%E6%B0%97%E5%85%B7/disp-A,2008-90246.html
■対策例B.
  鏡筒排気ファンS アイベルオリジナル商品 http://www.eyebell.com/eyebellkoubou.htm
2インチバレル(ノーズピース)付きのDC12Vファンです。
筒内エアを引くだけで、どこから入るのかと思ったら、補正板セルの受け切欠き(主鏡取り出し用)部から外気を取り込むようです。
■対策例C.
 シュミットカセグレンユーザーによる自前改造
基本的に主鏡セル裏側にDCファンを配置する。
中には筒先にもファンを設けたり、補正板セルの直ぐ後ろの筒周りに穴を沢山開けるものも見られました。

 以下は欺瞞と偏見に満ちた、上記に対する私個人の考察です。
例A.は無改造で簡便だが、先端部(補正板と副鏡)側の冷却速度ばかり速く、もっとも熱量の大きい主鏡付近との熱格差がなかなか縮まない。価格も高い!
例B.は例A.と同じく簡便だが同じ問題を持っている。ただしお安い!(コスパは良い)
例C.は改造方法によって効果は云々しがたい。費用は少ないが、面倒くさい!
ということで(どういうこと?)例C.方式の自分バージョンで改造をすることにしました。

SCT内の冷却空気の流れ予想図
 やっぱ、こうでしょ!
ということで説明します。
主鏡裏に穴を開けるのは例C.で見られるものと同じです。
ただし、主鏡裏の穴にファンは取り付けません。
上の模式図に描いたように、エアの流れは主鏡裏→主鏡縁→鏡筒と主鏡バッフル間→補正板(副鏡)とバッフル先端→バッフル内を通って接眼部から排出されます。
これで例A.やB.のように主鏡周辺の冷却が取り残される心配はありません。
次に何故接眼部からエアを抜くかということですが、例C.の改造でもバッフル内にエアを通さない事例が見られました。
しかし、主鏡バッフル内というのは副鏡で収束中の光束が通過する部分で、しかも金属による二重筒になっていて大きな比熱を持っています。
ここを冷やさないと冷却開始直後は筒内の温度差が拡大して、結局主鏡バッフルが冷えるのに時間がかかるため効率が悪い。
中には、主鏡裏のファンを吸引と送風を2個づつというのもありましたが、これではエアがショートカットして送風から直ぐ隣の吸引ファンを通って外の出てしまい、主鏡裏ばかりが冷えるだけです。
尚、接眼部に置いた例B.のアイベル鏡筒排気ファンを送風にしたらどうなるかですが、鏡面の汚れが早くなりそうです。
従って主鏡セル裏にファンを取り付ける場合は全て送風ファンが良いような気がします。
勿論エア排気は接眼部からですが、逆にセル裏のファンが吸引でしたら、接眼部にフィルターを付けないと・・・虫が入ったりして。
ファンを回しながら観測しますという方もおられると思いますが、これまでの考察から言って、個人的には無益であると思っています。
また、私の場合は架台に課題(強度的)もあって、ファンを回したまま撮影することは考えられません。
 これまで書いた筒内気流対策は主鏡バッフル内にレンズを組み込んだシュミットカセグレンでは使えませんね。
以下が、改造作業です。

20160604_SCT光学エレメント取出
 今まで分解したことが無かったので、筒と前後のセルは分解できるものと思っていましたが、どうも接着してあるようです。
仕方なく補正板(副鏡)→ピント調整ノブ→主鏡の順で取り外しました。

20160604_SCT主鏡裏面
 主鏡裏にはなにやらマジックインキによる書き込みが・・・

20160604_SCT主鏡セルに穴あけ
 唯一持っていたφ25mmのホルソーで3カ所(120°等配)に穴を開けます。

20160604_100均メッシュ
 エアの流れは主鏡セル裏の外から入りますので、フィルターはセルの内面に貼り付けます。(掃除する際は外から掃除機で吸います)
フィルター材はステンレスのメッシュにします。
ホームセンターにもありましたが最低で1×1m売りだったので、100均の台所用品から適当なものを探してきました。(φ40で4枚は取れます)

20160604_SCT主鏡セルにメッシュ貼付
 穴のコバは黒塗りして、丸くカットしたメッシュをφ25mmの穴抜きした植毛紙でセル内部から貼り付けました。

 その後は主鏡・補正板のクリーニング、主鏡バッフルのグリスアップ、主鏡組み込み、ピント調節ノブの復旧、補正板(副鏡)を取付け、全体のクリーニングで完了です。(光軸調整は勿論次の観測前です)
尚、電動ファンはアイベルさんで販売されているものと同じと思いますが、自宅にあったボーグの2インチバレルと60mm角25mm厚DCファンをセロテープでくっ付けて使います。

 その他、改造に当たって「これもアリか?」ということもありました。
筒を冷やせばよいのなら、接眼部からエアーダスターを副鏡に向けてシューとやれば即効冷やせるのではないかと思いました。
ちょっと調べてみましたが、エアーダスターを冷却剤代わりに使うことは良くありますが、シュミットカセグレンをこれで冷やしている例は無いようです。
そこで「これは画期的な対策だ!」と思いながら、改造前に実験してみました。
効果はあります・・・が、先ずは副鏡が一番冷えるためでしょうか、何か歪むのか、シューとやるとアスが発生します。
勿論、時間が経つとシュー前の状態に戻り、筒内気流もいくらか収まっていました。
しかし、筒内気流を見るときに筒内に溜まったガス(DME)が目に沁みるし、臭い!
もし主鏡セルに電動ファンが付いていて、この状態で電源ONしたら・・・鏡筒爆破!(怖っ
 筒内気流を見るというのは明るい恒星を導入し、接眼レンズなしで焦点位置に目を持ってゆき、主鏡全面が光る状態にして筒内の空気の密度の乱れを見るものです。(シュリーレン法)
エアーダスターガスがN2なら良いのですがねえ、実験用窒素ガススプレーというのもありますがショボイようです。
お金もかかるし今回は不採用ですが、エアーダスターは遠征機材に常備していますので、遠征先で筒を急遽冷やしたいときには有効かも知れません。(興味のある方はどうぞ・・・爆発しても責任とりません)
 対策の効果は筒内のエレメント各部の温度を外気と比較する方法もありますが、私には面倒くさいので直接見るほうが実効的です。(画像を撮ってないと定量的な評価が出来ないので人を納得させ難いですが、自分を納得させるのには充分です)

 入梅しましたが、今夜は晴れる予報です。
光軸調整、対策確認、惑星撮影と忙しい、イメージが良いことを祈ります。

voyager_camera


6/2の火星

20160602_224934JST-L1RGB2.jpg
 昨日(6/4)、気象庁から静岡を含む東海地方が入梅したという発表がありました。
相変わらず、惑星を追いかけるしかありませんが、木星は諦めました。
また、雲の合間からの撮影が多く、モノクロとカラーの画像がうまく合成できません。
Derotate合成もうまく決まらず、単独画像よりもディティールが低下するので採用できません。
どうも火星のDerotateでの位置合わせがうまくないようです。(木星はWinJUPOSが自動で結構うまくあわせてくれるのですが)
 上の画像はL(モノクロ赤フィルター)とRGB(カラー)との時刻が結構ずれているので、チョット色ずれが発生しています。
画像を良く見ると西縁(画像の右端)に黒い筋が出ていますが、どうもAutoStakkert! 2.6で発生しているようです。
他にも変なスジができることがあるのですが、そんな場合はDerotate合成で消えますが、この西縁のスジはどの画像にも見られます。(最近話題になっていたエリシウムのダストストームとは関係ないと思います・・・)

2016-06-01-2353_1-Mars-R23.jpg
 こちらは6/1のL画像のみですが、中央子午線経度が大分違っているのに、同じように発生しています。
なぜでしょうか、全周に発生しているのであれば画像復元で発生している可能性もあるのですが・・・
単独画像のキャプチャー時間は2分程度ですから、こんなにボケボケ画像の縁に自転の影響が見られる筈もありません。
どうしたものでしょうか、これまでの火星画像には見られなかったのですが?
 ちなみに、この晩は土星も撮影したのですが、とても見られるものには仕上がりませんでした。orz
梅雨に入ったので、この後は惑星もなかなか見られないでしょうね。
毎年のことですが、梅雨明けまでの間、物欲に走らないよう自制するのが大変です。

voyager_camera


プロフィール

voyager_camera

Author:voyager_camera
小惑星観測屋崩れの三流天体写真家です。もう新天体サーベイも位置測定もしませんので、鑑賞天体写真撮影に努めています。天文雑誌などのフォトコンには怖くて応募しませんが、このブログ以外でも写真を見ていただける機会が増えるようボチボチやってます。(大島 良明)
mail:y-osima@r.sannet.ne.jp

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