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衝を迎えた火星(5/22)

20160522-1417UT_Mars_LRGB.jpg
 比較的良いイメージの夜に遭遇できましたので、つい画像処理に力が入りすぎてなかなか仕上がりませんでした。
今回はLRGB合成を念頭に、モノクロカメラとカラーカメラで撮影しました。
初めはカラーで大気分散補正を確認したまま3ファイル取得し、その後モノクロに換えて7ファイル、その後はまたカラーに戻って2ファイル(3ファイルのつもりが・・・)で撮影しました。
モノクロの7ファイルをデローテーション合成してL画像とし、カラーの5ファイルをデローテーション合成してRGB画像にしました。
後半のカラーファイルが2ファイルになってしまった関係で、L画像の中央時間に対してRGB画像の中央時間が2分早くなってしまいましたが、記載時刻はL画像で書いています。
結構イメージが良かったのですが、AutoStakkert! 2.6によるスタックは全コマ数の5%に留め、Drizzleは3.0Xにしました。
今までに処理した火星の中ではもっとも良く仕上がりました。
それでも、空によってはもっと良くなるような気がしています。
また、天文仲間のメールでOIIIナローバンドフィルターで火星を見ると、色々なシャープカットフィルターよりも模様がくっきり見えたという情報もありますので、もう少しフィルタリングに凝って見ようかと思っています。
そろそろ最接近日が近づいてきました。
入梅前にもうひと頑張りしたいところですが ・・・・・・ 来月初めの新月期週末はよく晴れたら彗星追いかけで出かけたい!

voyager_camera
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5/22の土星

 なかなか時間が取れませんでしたが、ようやく5/22に撮影した土星を処理しました。
20160522-Saturn.jpg

 天文仲間のメーリングリストで惑星観望とカラーフィルターが話題になっています。
土星用のL画像に良さそうなフィルターを探そうと、持っている安物を全部持ち出して試しました。
私はフィルターホイールを持っていませんので、カメラのノーズピースにねじ込んだフィルターを付けたり外したりしながら撮影しました。
Filter-effect-at-Saturn.jpg

 どれも劇的な効果は見られません。
何時も火星撮影に使っている#23Aがなんとなく良さそうな感じです。
ASI178MCで撮影した画像をRGB、ASI178MM+#23Aで撮影した画像をLとして、LRGB合成もしてみました。
RGBが15minのデローテーション合成でLが単独のスタック画像なので、L画像の方のクオリティが低いので出来上がりはイマイチです。
#23AのL画像は、本体がスッキリしていますが、カッシーニの空隙の外側の輪の輝度が一定で、RGBの方が滑らかに変化しているように見えます。
フィルター比較画像を見るとそんな感じは見られませんので、L画像のDeconvolution処理時にデティールをつぶしてしまったようです。

歪んだ輪
 土星を撮影する前には当然火星を撮影しました。
そのときは久しぶりに良いイメージの空だと思ったのですが、土星に筒を向けてからはチョット上空での乱れがあったようです。
低空で風が強いと像が全体にぼやけますが、この晩は土星の輪がユラユラと歪んで見えました。
Windytyでは200hPa付近(地上10km以上)で35m/Sくらいの風が吹いていたようです。
この辺は冬季にジェット気流が吹く領域ですが、大気密度が低いので多少の風でイメージの悪化は少ないのですが、それでも低空の風が収まっていると気になります。
200hPa程度の上空で20m/s以下のことはまれですが。

 未だ5/22に撮影した火星の処理が終わっていません ・・・・・・ voyager_camera

5/20の木星・月・火星・土星

 段々暖かくなってくると同時に、少しづつ空のイメージもよくなってきたような気がします。
撮影した画像からはあまり感じませんが ・・・ そりゃ、私の腕が悪いから(笑

 木星は日没には子午線を通過するようになって、もうシーズンも終わりました。
ベランダの鏡筒が外気に馴染まないうちに西に傾いてゆきます。
先ずはイメージ確認で筒を木星に向けます。

Jupiter_20160520-1217UT_RGB2.jpg
木星
2016年05月20日 21h18m(JST)
CMI=301.9° CMII=340.3° CMIII=13.4°
Diameter=38.5", Magnitude=-2.1
MEADE SCT(D203mmF.L.2000mm) + ZWO-ADC+2.5xBarlow
ZWO ASI178MC / IR-UV CUTフィルター
Shutter=20.0ms / 49FPS-1000/10000コマ
Derotate=20min

 次に満月近い月を撮りました。
直ぐに目に付いたのは東縁のグリマルディです。
その北のヘベリウスや更に縁にあるリッチョーリなどというクレーターも見えています。
20160520_月面東部(グリマルディ)
月面東縁
2016年05月20日 22h43m(JST)
MEADE SCT(D203mmF.L.2000mm) + Vixen-R200SS ComaCorr3 + 2xBalow
ZWO ASI178MM / #23Aフィルター
Shutter=40.0ms / 12FPS-200/2000コマ

 更に月面南縁に目を移すと、南極よりも少し東側にバイイクレーターが見えていました。
不思議なことに、グリマルディを見ているときよりもグッとイメージが良くなった気がします。
あれっと思ってまたグリマルディに目を移すと・・・ユラユラしています。(どうして?)
20160520_月面南部(バイイ)
月面南縁
2016年05月20日 22h55m(JST)
MEADE SCT(D203mmF.L.2000mm) + Vixen-R200SS ComaCorr3 + 2xBalow
ZWO ASI178MM / #23Aフィルター
Shutter=40.0ms / 12FPS-200/2000コマ

 月の撮影だけで観測用PCのSSDに150GBのファイルを作ってしまったので、火星撮影に入る前に画像処理用PCのHDDにデータを移します。(これで1時間掛かります・・・処理用PCのドライブをSDDにすればもっと時間短縮できるのでしょうが、SDDはHDDよりもアクセス寿命が劣るとか言われるので、チョット考えています)

 さて、待ちに待った火星です。
赤フィルターを掛けたモノクロカメラで沢山撮りました。
でも、どうもシャキッとしません。
仕方ないので、間欠に1時間近く撮影した画像を全てデローテート合成し、その後撮影したボケボケのカラー画像とLRGB合成してみました。
Mars_20160520-1540UT_LRGB2.jpg
火星
2016年05月20日
LS=155.6° CM=64.4° P=36.7°
Diameter=18.1", Magnitude=-2.1
MEADE SCT(D203mmF.L.2000mm) + ZWO-ADC+2.5xBarlow
L画像:24時42分
ZWO ASI178MM / #23Aフィルター
Shutter=10.0ms / 99FPS-1000/10000コマ / Derotate=59min
RGB画像:25時03分
ZWO ASI178MC / IR-UV CUTフィルター
Shutter=10.0ms / 90FPS-1000/10000コマ

 最後に土星です。
何だかカッシーニの空隙がスッキリ見えていません。
Saturn_20160521_161953UT_RGB2.jpg
土星
2016年05月20日 21h18m(JST)
CMI=83.6° CMIII=270.5°
Diameter=18.3", Magnitude=+0.1
MEADE SCT(D203mmF.L.2000mm) + ZWO-ADC+2.5xBarlow
ZWO ASI178MC / IR-UV CUTフィルター
Shutter=40.0ms / 24FPS-1000/10000コマ

 ここのところ寝不足です。
惑星を沢山撮影しても、昼間処理している時間がありません。
それでも惑星が見えていると撮っちゃうので、ドンドン体が苦しくなってきます。
梅雨に入るまでは何とか頑張らねば・・・今夜こそ良いイメージの空でありますように。

voyager_camera


木星人の仕業か?

PIA20028EuropaSurfaceR600h.jpg
Image Credit: NASA, JPL-Caltech, SETI Institute

 今朝、「Astronomy Picture of the Day」をチェックしていたら、こんな写真が掲載されていました。
木星の衛星エウロパの表面らしいのですが、ここに見られるスジの幅は見事に一定を保っています。
しかもお互いは立体交差しています。
これが本当に自然界の仕業でしょうか!
きっとエウロパ人・・・というと問題ありそうなので、木星人の仕業ではないかと疑ってしまうのは私だけ?

voyager_camera

5/18の火星と月

20160518_湿りの海_221750
湿りの海
2016年05月18日22時18分(JST) / 14FPS-44/444コマ
ZWO ASI178MM(モノクロC-MOSビデオカメラ)/ #23Aフィルター
MEADE SCT(D203mmF.L.2000mm) + VIXEN-R200SS ComaCorrector3

 昨晩は衝が間近の火星を撮影する前に、久しぶりに月面を撮影しました。
撮影しているときは時々細部が見えるものの、やはりイメージが悪いなあという印象でしたが、それでも湿りの海ばかり100GBものファイルを作り出しました。
同じところを30秒露出で沢山撮影して、中から良いものを処理してみました。
まだまだディティールが出ていませんが、ユラユラの空での撮影にしては比較的良かったかなという感じです。

20160518_火星LRGB_234657
火星
LS=154.5°, Dia.=18.1", C.M.=65.0°, P=36.6°
2016年05月18日(JST)
L画像:23時35分 / 95FPS-1000/10000コマ
ZWO ASI178MM(モノクロC-MOSビデオカメラ)/ #23Aフィルター
RGB画像:23時47分 / 87FPS-1000/10000コマ
ZWO ASI178MC(カラーC-MOSビデオカメラ)/ IR-UV CUTフィルター
MEADE SCT(D203mmF.L.2000mm) + ZWO-ADC+2xBarlow

 次は火星です。
こちらは低空なので、月以上にユラユラです。
赤フィルターによるモノクロ(L)画像が比較的良いコントラストの画像に仕上がりましたので、ボケボケのカラー画像とLRGB合成してみました。
今期、最も良い絵になりました。
今夜は全天を薄雲が覆っていますが、明晩はまた撮影できそう ・・・・・・ voyager_camera

佐賀の盟友が来清しました。

20160514_久能山東照宮山門

 5/14(土)に、先日訪れた佐賀のみやき観測所の椛島さんが来清しました。
故恩師の墓参のためですが、その後観光案内をさせていただきました。
私も清水に移ってから10年が過ぎますが、直ぐ近くにある久能山東照宮を訪れていませんでしたので出かけてみました。
勿論、日本平山頂からロープウェイで下るのではなく、ふもとから石段を歩いて昇りました。
ここにも外国人の観光客が・・・皆、シャツに「S」(スズキ自動車)のマークが入っています。(多分インドの方々でしょう)

20160514_久能山東照宮拝殿
 昨年は家康没400年だったこともあり、綺麗に化粧直しが終わっていました。

20160514_久能山家康廟
 夕方で、家康廟に陽が当たっています。
今昇ってきたこともあって、暑いこと何のって、汗びしょびしょになりました。
帰りはロープウェイ乗り場の休憩所で、ビン入りコカコーラを飲みました。
王冠を販売機の栓抜きに突っ込んで、シュポン!・・・とやるやつでして、懐かしかったなあ。
 その後(これも初めてですが)、静岡では超有名なげんこつハンバーグの炭焼きレストラン「さわやか」に出かけました。
げんこつハンバーグ(250g)は流石に大きいので、普通のサイズにしました。(大変美味しゅうございました)

20160515_清水港地引網
 翌5/15(日)は羽衣の松から三保の松原を歩いて、清水港の内湾で行っていた地引網を見学しました。

20160515_地引網成果
 小さな赤鯛が顔を出していました。
子供らはもう、大はしゃぎでした。

20160515_久々の三島うなぎ
 午後から久しぶりの月光天文台訪問でしたので、その前に三島のうなぎを頂きました。
訪れたお店は全国的にも有名な? 緑町のうなよしです。
日本うなぎが絶滅危惧種になってから、もう滅多にお目にかかれない貴重品となりましたね。(一体、何年ぶりでしょうか)
ああっ、カレンダー写真の締め切りが迫っているのに ・・・・・・ voyager_camera

5/12の三惑星

20160512_惑星3態

 5/12木曜日は凄く良い天気でした。
黄砂やPM2.5の影響も無く、富士山もくっきり見えていました。
しかも、気象庁のウインドプロファイラで見ると、昼間から静岡や河口湖の上空まで風の影響も少なそうで夜は良いイメージが期待できそうです。
「明日も出勤だが、夜半過ぎまで最高の惑星撮影日和に決定!」と意気込んだのですが。
実際夕方から外気に慣らした望遠鏡で覗いてみると、細かいところが見えるような気もするのですが、どうも低空のユラユラが残っているようで、欲目に見てもシーイングサイズは4/10に達していません。(何時もと変わらん!)
木星は久々の大赤班の出現でテンションは上がるのですがねえ。
火星は濃淡のある地形が見え無いので何だかのっぺりしてますが、丸くて明るい。
土星はカッシーニの空隙が結構ハッキリ見えていましたね。
と言うことですが、出来た画像は何時もの感じで相変わらずパッとしません。orz

voyager_camera

5/5 強風の小海での2題

 GW真っ只中の5/5の小海は突風の吹き荒れる天候でしたが、レンズ撮影に特化したことで何とか成果を残すことが出来ました。
それにしても接近中の火星は明るい!!!

火星・土星のいるさそり座頭部6
火星・土星のいるさそり座頭部
2016年05月05日00時04分~02時00分 / 5分露出×23コマ
キャノンEOS6D(SEO-SP4,ISO3200)
SIGMA APO MACRO 150mm F2.8 EX DG HSM(絞りF4)
VixenGPD+SS2000PCにてP-PEC自動運転

20160505_M16M17.jpg
M16とM17
2016年05月05日00時55分~02時58分 / 5分露出×24コマ
キャノンEOS6D(SEO-SP4,ISO3200)
BORG77EDII_F4.3DG(D77mmFL330mm),LPS-D1フィルター
SkyWatcher AZ-6EQGT赤道儀
MiniBORG50+QHY5P-Ⅱ+PHD2によるオートガイド

この2点も月光の天文カレンダー写真に応募してみます ・・・・・ voyager_camera

カレンダー写真の応募締切り間近


 毎年応募しています月光天文台のカレンダー用天体写真の応募締切り(5/22)が近付いています。
今年は25cmRC鏡筒で撮影したものを何か応募したいのですが、昨年秋とこの春のお天気が芳しくなかったこともあって、材料が揃いません。
先日の小海遠征では4月に撮影したM51の続きを狙っていたのですが、結局皮算用で終わってしましました。
4月の遠征では10分露出で24枚撮影しましたが、例のガイド星ジャンプ問題で歩留まりが悪く、チョット???かなという画像を含めても16枚しかありませんでした。
今日は朝からダメもとで無理やり処理をしてみました。
まだ使い方の良くわからないPixInsightとMaxImDL5、更にいつも使っているSI7とPS-CS6のフル出動ですが・・・やはり、イマイチです。

20160409_M51.jpg
 夕方まで頑張っても、これで精一杯です。

20160409_AT10RC+AZ-EQ6GT.jpg
 この撮影に使った25cmRC鏡筒はアストロテックAT10RCのカーボン鏡筒です。(笠井トレーディングと同じくGSOのOEM製品です)
購入して4年になりますが、スカイウォチャーのAZ-EQ6GT架台と同じくちゃんと活躍するために結構時間がかかってしまいました。

CCDInspector-3D-AT10RC+TS25flatner.jpg
 上はこの鏡筒と6Dで撮影したRAW画像をCCDInspector3Dで評価した画像です。
導入当初はアストロテックで販売していました2”のEDレンズ用フラットナーを使っていましたが、四隅のケラレが大きいので、現在ではTSの2.5”フラットナーに替えています。
その他、鏡筒バンド、主鏡バッフル、デューキャップ、電動接眼部などを追加して最終形態に達しています。
架台の調子も正常に戻ったようなので、後はイメージの良い空を待つばかりですが・・・何時まで経っても結果が出せません。
天文カレンダー用の応募写真を何とかしないといけませんが、今年は何点揃えられるか。
毎年GWは応募作品の最終処理を行っているのですが、今年は新月期にぶつかったということもあってこれから忙しくなります。

voyager_camera

追加画像
20160409_M51next.jpg
 どうも納得が行かないので、もう一度処理をやり直しました。
それでもやっぱり、もっと良い元画像が欲しい!!!
このくらいの長焦点になると、もう惑星撮影でも耐えられるイメージの空が要求されますね。

C/2013 X1(Comet PANSTARRS) at 小海

20160505_C2013X1(CometPANSTARRS).jpg
2016年05月05日03時07分 1分露出
キャノンEOS6D(SEO-SP4,ISO6400)
BORG77EDII_F4.3DG(D77mmFL330mm),LPS-D1フィルター
AZ-EQ6GTにて自動運転

 5/4~6は小海へ行ってきました。
上の写真はパンスターズ彗星(C/2013 X1)です。
中央付近に写っていますが・・・解りますでしょうか。
画面の左が北です。
尾は画面の1時方向に伸びているはずですが・・・そういえばそんな気もします。
明るさは10等(V)です。
コマは僅かに緑色がかっていますが、先月ここで撮ったリニア彗星(252P)と比較するとパッとしませんね。
リニア彗星は尾が判らなかったのでが、こちらはもう少し観測条件が良くなったら尾が見えそうな気もします。
 ところで5/4~5は朝まで突風が吹いていました。
平均的には風速3~5m/sくらいなのでしょが、3~5分位に一度えらい風が吹きます。
Windytyの予報はある意味当たっていたと言えます。
今後はGPVだけでなくWindytyもちゃんとチェックしてから出発することにしましょう。
ということで最初の夜は長焦点砲は車内に隠したままです。

20160504_GW真っ只中の小海の星空2
EOS6D-SEO-SP4,EF8-15(8mmF4),ISO6400,Expo.=30sec

 これは天の川が高くなってきてから撮影した全天画像です。(中央のスジは人工衛星です・・・チョット見、流星か!と思ったのですが、残念)
こちらは画面の上が北です。
ご覧のように東の低空に雲が広がっていますが、これは朝までずーっと消えず、動かずでした。
彗星は天文薄明の始まる直前に、この雲の下と地上風景の間に見えているところを撮影したものです。
雲の上に出るのを待っていたら明るくなってしまいます。

20160504_突風の小海で見た夏の天の川2
EOS6D-SEO-SP4,EF15-30(24mmF2.8),ISO6400,Expo.=20sec

 この夜の予報ではPM2.5が空を覆っているはずですが、とんでもない風のお陰で透明度はまずまずでした。
BORG77EDII_F4.3DGとSIGMA150mmF4でガイド撮影した画像処理はこれからです。
この夜は私のメール仲間4名とここでの常連撮影者さん3名の計7名での撮影会でしたが、この中の4名は5/6がお仕事ということで帰宅しました。
5/5~6は年寄り3名が居残って前夜のリベンジを果たすことになりました。

20160505_景気づけ(マスク)
 昼間は天気が良く、次第に風も収まってきましたので、GPVでは夜半頃には雲が覆うと言う予報にも関わらず、「最近のGPVは当たらんから!」と都合よく解釈して、陽が西山に入る頃には3人で観測成功を祈って帰った仲間のお土産(大吟醸)で乾杯しました。(この後、初めてお目にかかるここの常連さんが埼玉からお見えになりました)

20160505_AZ-EQ6GT_MotorFarmware-Update-効果確認
 3人で「やるぞーっ」とはいっても、本当は「まあ、AZ-EQ6GTのモータファーム更新の効果が確認できれば良いか」とも思っていたのですが・・・
先ずは25cmRC鏡筒をM51に向けます。
前回ガイド星のジャンプのお陰で撮影歩留まりが悪かったので、不足分の画像が撮れればと思って天文薄明が終わると直ぐに撮影を開始します。
 上はそのときのPHD2のガイドグラフです。
空の透明度は非常に悪かった(もう薄雲が全天を覆っていた)のですが、風も静かでシンチレーションは何とかテストができる程度の状態です。
ガイド星が少し暗めのものしか使えなかったので、ガイドカメラの露出は1.5secになっています。
グラフの横軸は400ステップですから10分になります。
縦軸は±8arcsecで、10分間のTotal RMS Error=0.84"と、結果は問題ありません。
前回であれば最低でも1回くらいはジャンプする筈ですが、今回はおとなしいですね。
その後10分露出でのガイドを20回以上連続しましたところ、何度か赤緯方向のジャンプが残りました。
ちょうどその発生時は車の中にいましたので、何が原因かは不明です。
そのうちにドンドン雲が濃くなってきて、昨晩はギラギラ輝いていた火星も消えてしまいそうになってきました。
結局、ガイド星ジャンプの問題は完全に解決したとは言えませんが、効果があったことは確かなようです。
少なくとも、ガイドエラーによる歩留まりは格段に上がることには確信を持つことが出来ました。(メデタシメデタシ)
成果が出るのは秋以降なんでしょうね。

voyager_camera

プロフィール

voyager_camera

Author:voyager_camera
小惑星観測屋崩れの三流天体写真家です。もう新天体サーベイも位置測定もしませんので、鑑賞天体写真撮影に努めています。天文雑誌などのフォトコンには怖くて応募しませんが、このブログ以外でも写真を見ていただける機会が増えるようボチボチやってます。(大島 良明)
mail:y-osima@r.sannet.ne.jp

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