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キリルスの夕暮れ

キリルスの夕暮れ
2016年3月29日(JST)04h55m~ Expo.10ms 12fps 144/720コマX2モザイク
ZWO-ASI178MM + CELESTRON-No.25(R)Filter
MEADE-LX200EMC(D203mmF.L.2000mm) + VIXEN-R200SS ComaCorrector3 + GSO-2.5XBarlow
VIXEN GPD 赤道儀にて自動運転
AutoStakkert! 2.6, PixInsight, PS-CS6 にて画像処理

 3/28は木星を撮影し、暫く仮眠を取ってから月面を撮って見ました。
仮眠時間が少し予定オーバーになってしまい、気が付けば天文薄明が始まっていました。
夜半前の木星撮影のときよりも多少イメージが良くなっています。
慌ててASI178MM+Rフィルターでの月面拡大撮影を行いました。
結構濃いRフィルターを使っていますが、空が明るくなっていますので画像のコントラストが低いです。
PixInsightのDeconvolutionでギンギンに仕上げてみました。
まだ完璧には程遠いですが、Meade20cmSCに替えてからもっとも解像度の高い画像になりました。
 他にも木星他の未処理画像がありますが、週日では処理が追いつきません。
今夜もお天気が回復してきたので、期待したいところです。(明日は出張なんですが・・・)

voyager_camera
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昨晩の木星

231937_260316_2_g3_ap39_Deconvo-lrgb.jpg

 昨晩は夜半前は晴れ間が広がっていましたので、木星の撮影を行ってみました。
しかし、イメージはボロボロで、モニタを見ているととても録画をする気になりませんでしたが、とりあえず練習ということで。
LX200-EMC D203mm/FL2000mm+ADCウエッジプリズム+2.5×Barlow
L画像はASI178MM+Rフィルター
RGB画像はASI174MC+UV/IR-Cutフィルター
いずれも60秒間の取得フレームの20%をスタックした画像をDeconvolution処理し、LRGB合成しました。
スタックはAutoStakkert! 2.6にしました。
 ご覧のように、またもウェッジプリズムの調整がずれています。
プリズム調整は、先ずカラーカメラを取り付けてFireCaptureのColor-Saturation結果を見ながら行います。
露出を多めにして中央部が真っ赤になるくらいにしてリムの色が全周同じ色になるように、プリズムのハンドルを回すのですが・・・未だ修行が足りないようです。
その後モノクロカメラに差し替えてL画像を撮影し、続いてカラーカメラに差し替えてRGB画像を撮影しました。
ウェッジプリズムまでは全く入れ替えていませんので、撮影した画像のピクセル分解能はLがRGBの約2.4倍になります。
メタメタの空でしたが、ASI178MMにRフィルターを加えたためか、画像全体のコントラストが落ちた感じですがディティールは増すようです。(L画像用フィルターはIR-パスではなく色分解用のRフィルターです)
 衝を過ぎた木星に四苦八苦していますが、そろそろ火星に目を向けないと・・・間に合いませんね。

voyager_camera

惑星撮影の準備はしてますが・・・

ASI-178MM.jpg

 ここのところ、どうも晴れ間が安定して見られませんね。
出撃できない分、自宅での月や惑星の撮影を行うことが多くなってきました。
前記事でも見ていただきましたが、いまいち撮影画像の分解能が上がりません。
「機材のためか?」と迷い、またまたZWOのカメラを買ってしましました。
今度はASI178MMです。
ビクセンのフリップミラーBOXも追加して、ダークも簡単に撮影できるようにしました。
これまでの画像を見ると、撮影時のイメージサイズが大きいためか、極端なオーバーサンプリング状態になっています。
カメラを替えてピクセルサイズが小さくなった分、合成焦点距離も10mから5mに下げます。
L画像はASI178MM+IRパスフィルターにしてRGBはASI185MCでと考えていますが、こちらはチョット調子が悪くて販売店でチェック中です。
先ずはL画像性能の撮影テストから始めたいですが・・・今夜も夜半には曇りそうで。
 ところで、機材ばかり準備しても、どうも自宅ベランダでのシーイング改善の方法ですが・・・
http://www.damianpeach.com/pickering.htm
これはシーイングスケールを表すものです。
月や惑星を撮影する前に恒星でフォーカシング(ノーフィルターで)をすることがありますが、このスケールに当てはめると「比較的良いかなあ」と思うときでも4/10がやっとでしょうか。
冬季などは1/10や2/10ばかりでしたね。
ということは、何時もシーイングサイズが数秒角もある空の下で撮影をしているのです。
これではDeconvolutionをいくら弄繰り回しても、まともな画像には仕上がりそうはありません。
IR-パスフィルターで多少は改善を期待したいのですが、根本的には引越しでもするしか対策を思いつきません。

 困った・・・・・・voyager_camera

木星撮影

 先日、月を撮っている時に荷物が届きました。
昨年の暮れに惑星撮影用にと注文してありましたZWO ADC 可変式ウエッジプリズムです。
これでカメラ、バローレンズ、プリズムが中華製で統一されました。
中華機器

 早速、月に続いて木星を撮影して見ました。
惑星撮影システム
 望遠鏡+プリズム+バローレンズ+カメラでつなぎましたが・・・プリズムとバローは逆のほうが良かったか?
プリズムは2本のハンドルの開き角度を調整することで、2枚のウェッジ合成角を0~2度の間で設定できます。
その確認はピントを合わせた惑星のプレビュー画像を見ながら、のキャプチャーソフトFireCaptureのColor-Saturationを最大にして、惑星リムの色が均等になるように調整します。
しかし、初めての感じではなかなか難しい・・・というか、高度が60度もある今回の木星では大気による色分散が大変小さく、結構微妙な調整です。
というか、ウェッジプリズムが必要ないかな?(バローとプリズムの順番に関係あるかしら)
 とりあえず「まあ、こんなものか!」で撮影に入りました。
カメラはASI174MCです。

ZWO-ASI174MC_013732_RGB100_Deconvolution効果
 2016年3月18日01h37m32s(JST)~FPS82/10000コマ
MEADE LX200 EMC(D203mmF.L.2000mm)+ZWO1.25"ADC+5XBalow+ASI174MC
VixenGPD赤道儀にて自動運転
RegiStax 6.0、PixInsight、PhotoShop CS6他にて画像処理

 下が10000コマを100%スタックしたオリジナル画像です。
AutoStakkert! 2.6でAlignmentPointsをマニュアルで設定し、スタック画像のクオリティを10~100%で色々やってみましたが、結果はRegiStax 6.0による自動での100%スタックがもっとも良いものでした。(散々苦労してこの結果、チョット納得行きませんが)
それにしてもこのオリジナル画像、ボケボケですよね。
確かに、撮影中のプレビューモニタ画像もこんなものでした。
それをPixInsigtのDeconvolutonで弄りまくってできたのが上の画像です。
こんなものでしょうか?
全国で同じ日に撮影された木星画像では、25~30cmの鏡筒では遥かに凄い画像が沢山見られるのに、チョットがっかりです。
リムの色付きを見る限り、やはりウェッジプリズムの調整はうまくありません
月面撮影と同じく、L画像はモノクロカメラにして、可視光部分をカットしてシンチレーションの影響を緩和しないと、これ以上鮮明な木星像は得られないのでしょうか。
いずれにしても、やはり空が良くないように思うのは被害妄想か。
20年も前になりますが、画像処理の終わったようなC11で見た木星像がシッカリ記憶に残っているのですがねえ。
あの時の画像を現在のシステムで撮影していたら、もっともっと凄い絵になるはずなんだけどなあ・・・

 とにかく、諦めません勝つまでは!

voyager_camera

月面撮影

3月は一度も星撮りに出かけることが出来ずに終わることが確実になってきました。
遠征できない週日の晴れ間に、月や惑星を撮影しては暇つぶしです。
春になって少しづつイメージの良い日が見られるようになりました。
とはいっても、息を呑むような瞬間には出会っていません。
同じ日に撮影されている方のブログなど見ると、一体どのような撮影をされているのか凄いなあ・・・という方がおられます。
私も精進しなければとも思うのですが、やっぱり「私の自宅のイメージだけが悪い」ような気がしてきます。
(隣の芝生は何とかといいますので)

月齢84_Deconvorution
 月齢8.4
MEADE LX200 EMC(D203mmF.L.2000mm)+ASI174MC
36FPS-30秒×10モザイク
VixenGPD赤道儀にて自動運転
AutoStakkert 2、PixInsight、PhotoShop CS6他にて画像処理

 結構、落ち着いた空だったのですが、複数枚モザイクで仕上げると、部分的にぼやけた領域が出来ます。
モザイクする前に、個々の画像の鮮明度を合わせておかないとこんなことになっちゃいます。
気になる画像は軽くアンシャープマスクを掛けてからモザイクし、その後PixInsightのDeconvolutionで仕上げます。
それでもこの程度です。
 この日の撮影はFireCapture_v2.5のBeta版を使ってみたのですが、ASI185MCはFireCapture_v2.4のときと変わらず調子が悪いので、カメラはいつもどおりASI174MCでの撮影になりました。

アペニン山脈
 アペニン山脈4
MEADE LX200 EMC(D203mmF.L.2000mm)+2.5XBalow+ASI174MC
35FPS-30秒×10モザイク
VixenGPD赤道儀にて自動運転
AutoStakkert 2、PixInsight、PhotoShop CS6他にて画像処理

雨の海の夜明け
 雨の海の夜明け
データ:上記同様

氷の海
 氷の海
データ:上記同様

 拡大3点を見ていただくと、画面下に水平のバンディングノイズが見られますね。
月のように明るい対象と思ってダーク処理をしなかったのです。
ゲイン設定にもよりますが、やはりダーク処理でバイアスノイズも引いておくべきでした。(これからは気をつけます)
また、多少とも色味が欲しくてカラーカメラを使っているのですが、拡大などではモノクロカメラにして取込枚数を増やしたほうが良さそうです。(それならIR-パスフィルターも入手したい)
 上記の月面を仕上げるに当たって、随分とPixInsightのDeconvolutionを弄りました。
お陰で、月面のDeconvo処理におけるパラメータの弄り方がだいぶ解ってきました。
後は「思わず息を呑むような空」を待つばかりです。

voyager_camera

九州歴史探訪

20160229_吉野ヶ里歴史公園1
 九州歴史探訪初日は2/29、雪が舞う中で先ずは吉野ヶ里歴史公園から。
陽も傾きかけて、雪も降ってくるという感じになり、寒かった!

20160229_吉野ヶ里歴史公園2
 空は雪雲に覆われて薄暗くなってきました。
それにしても復元が多くて、どこからが本当で、どこからが想像か判りません。

20160229_吉野ヶ里歴史公園3
 甕棺の遺跡です。(実は吉野ヶ里へ来る前に、福岡空港近くの金隈遺跡で甕棺を沢山見ていましたので・・・お腹が一杯)
2/29は雪がちらつきベーカーシュミットの調整が出来なかったので、吉野ヶ里で観光から帰ると蒸篭うなぎをいただいて終わりました。

20160229_大宰府天満宮1
 3/1は午前中時間が空きましたので、大宰府天満宮へ梅を見に行きました。
週日ですが韓国と中国から観光でこられた方々で混んでいました。
この日は韓国の船が到着したらしく、大型バスのナンバーは60番台に達しています。

20160229_大宰府天満宮2
 白梅の飛梅はもう見ごろを過ぎたかと思ったのですが、この日は寒かったのでまだまだ綺麗に咲いていました。
その前ではCM撮影やら・・・写真に写っているのは韓国美人。

20160229_大宰府天満宮3
 拝殿左側には紅梅「皇后の梅」が咲いています。

20160229_大宰府天満宮4
 境内には梅以外に樟の巨木が沢山聳えています。
地元の幼稚園児でしょうか、周りをキョロキョロすることも無く通いなれた道を歩く調子で引率の先生の後を付いて行きます。
紅梅の花びらが並んでいるような感じで・・・いいですねえ、思わずパチリ!

20160229_大宰府天満宮5
 参拝が終わってから、参道脇に沢山並んだお店で梅が枝餅をいただきました。


20160302_沖食堂久留米ラーメン
 午後からの作業前に九州ラーメンで腹ごしらえこれも歴史探訪です。
椛島さんは久留米の生まれですから「博多ラーメンの美味しい所を知りませんか?」と訊いたら、「とんこつラーメンなら久留米ラーメンでしょ!」と言われ、久留米の住宅地の中にある沖食堂に案内されました。
内心「何だか年季の入った古い小さな食堂だな・・・大丈夫?」と思ったのですが、何人かのサラリーマンらしき人たちが外で並んで待っています。
20分ほど待つとカウンターが空いたので早速お店に入って座ったら、ご主人は椛島さんの山登りのお仲間とのこと。
直ぐ近くの小学校が椛島さんの出身校ということで、身内みたいなところに連れてこられたのですね。
店舗は内装も外観に比例して、大分ガタが来ています。
それでもお客さんで一杯です。
メニューを見ると、ラーメン¥440、大ラーメン¥540、激辛高菜漬¥120、おにぎり¥60・・・・・・うーん!
平日のお昼は居ませんが、夕方近くになるとの沢山の高校生が帰り道に寄るみたいです。
私は大ラーメンをいただきました。
豚骨ラーメンの臭みがありません。
あっという間に完食で、お土産に4食入りの箱¥1050を買いました。

20160302_熊本通潤橋
 前の晩はベーカーシュミットの調整を完了しましたが、夜半には雲が出てお楽しみの天体写真撮影は出来ませんでした。orz
観測室で7時頃にまで仮眠をとって、3/2は椛島さんの運転で愈々本格的な歴史探訪ドライブの開始です。
目指すは高千穂ですが、佐賀から熊本へ移動し先ずは途中、山都町の通潤橋を見ます。
高千穂もそうらしいのですが、この辺の川は峡谷の下のほうを流れているので簡単に汲み上げて利用できません。
谷の向こうに水を通すための石造りアーチ水路橋(重要文化財)です。
4~11月には時々放水するらしいのですが、それは見られませんでした。

20160302_高千穂神社1
 陽が西に傾きかけた頃、高千穂に到着しました。
先ず、道の駅の観光案内所で素泊まりの宿を見つけてチェックインした後、他高千穂神社へ向かいます。

20160302_高千穂神社2
 日本人の参拝者は少なく、どうもヨーロッパからの観光客と思われる一団がガイドさんの案内で、神社の周りを手をつないでグルグル歩いていました。

20160302_高千穂神社3
 高千穂神社の由来です。

20160302_高千穂神社4
 ご神木は高さ55mでコンデジ1枚では納まりませんので、2枚モザイクです。

20160302_高千穂峡1
 続いて、高千穂峡の見学です。
ここでは流石に中国からの観光客は見られませんが、韓国の観光客を見かけます・・・韓国の方は日本の神社アレルギーかと思ったのですが、どうも違う方もおられるようですね。(あっ、ここは神社ではなかったです)
峡谷の下では観光ボートが沢山浮かんでいますが、ここの岩壁は崩れやすいのでこのような峡谷を作っているわけで・・・真上から剥がれた岩が落ちてきたら、下のボートに乗っている人は直撃を受けるのではないかなあ?(怖いことをしているような気がします)

20160302_高千穂峡2
 深山渓谷ですね。
薄暗くなってきましたので今日はここまで。

20160303_天岩戸神社1
 3/3のひな祭りは天岩戸神社参拝から始めます。
高千穂は標高がそんなに高いわけではありませんが、内陸なので朝は冷え込みます。
白くなった車のウィンドウを溶かして、宿から15分ほどで到着です。

20160303_天岩戸神社2
 ここは皇室が参拝されるため、高千穂神社に比べて拝殿が立派です。

20160303_天岩戸神社3
 写真では良く解りませんが、社殿の屋根に組まれている千木が内削ぎになっています。(伊勢神宮の内宮と同じ)

20160303_天安河1
 少し歩いて天安河神社を参拝します。
八百万の神が集ったというドーム状にえぐられた空間に祭られています。

20160303_天安河2
 途中の渓谷の岩肌はコケに覆われて雰囲気があります。
訪れた時間が早かったこともあってか、参拝者は多くはありませんでした。

20160303_くしふる神社1
 次に高千穂神社と天岩戸神社の中間くらいにあるくしふる神社を参拝します。(「くしふる」が当用漢字ではないのでひらがなでご容赦を)
ここは天孫ににぎの命が降臨されたと伝わる地に鎮座する神社です。

20160303_くしふる神社2
 ここの拝殿にも、やはり十六菊の御紋が・・・

20160303_天真井
 高千穂探訪の最後は天真井を見ます。
木の根元が井戸になっているのですが、水が湧き出している感じではありませんが、水は綺麗でした。

20160303_熊本・清和高原天文台1
 佐賀への帰り道の途中、清和高原天文台に立ち寄りました。
大変見晴らしの良い場所で、空も随分と暗そうでした。

20160303_熊本・清和高原天文台2
 担当者の方に望遠鏡を見せていただきました。
今は無きミカゲの60cmニュートン反射赤道儀で、導入は今でも手動だそうです。(グルグル筒を振り回して見せていただきました)
勿論、鏡筒後部についているファインダーで目標を導入されているようで、あまり暗い天体はリクエストされても大変そうです。
それにしてもすごいですね、私にはとても真似が出来ません。

20160303_阿蘇内輪山
 阿蘇は噴火の危険があるということで入山規制がされています。
帰り道の途中から内輪山を眺めます。
中央付近の白い煙は中岳の噴煙です。

20160304_みやき観測所訪問
 3/3の晩は晴れたら40cmベーカーシュミットで天体写真を撮らせていただこうと思ったのですが、あいにくの曇り空となってしまいました。(夜半には雨も降りました)
夜は観測所の8台もあるコンピュータのメンテナンスをさせていただきました。
朝になると青空が見えていました・・・残念。

20160304_国道500号線
 福岡空港へ向かう途中、太刀洗の平和記念館を見学することにしました。
途中の道が国道500号だったので、道脇で記念撮影しました。

20160304_太刀洗平和記念館1
 太刀洗平和記念館は太刀洗町ではなく、隣の筑前町立でした。
第二次世界大戦当時は東洋一を誇った日本陸軍最大の太刀洗飛行場の記念館です。

20160304_太刀洗平和記念館2
 この零戦はマーシャル諸島のジャングルに眠っていた機体を持ち帰って完全修復したものだそうです。

 ここでは紹介できなかったところも見て回っていますので、今回は本当に楽しい時間を沢山すごさせていただきました。
76歳の椛島さんにずーっと車を運転していただき、本当に申し訳ありませんでした。
今度行くときは空港でレンタカーを借りて、私がご案内します。(本当はカーナビ頼りですが・・・)
これで45年ぶりに訪れた九州歴史探訪を終わり、福岡空港から富士山静岡空港へ戻ってきました。

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みやき観測所訪問

20160229_みやき観測所訪問
 2/29~3/4の間、九州地方に出かけていました。
主目的は佐賀県のみやき観測所(正式名称:Miyaki-Argenteus Obs.=みやき爺様観測所)に納められた40cmシュミットベーカーカメラの調整です。
福岡空港に到着した2/29(月)は大変寒く、佐賀でも雪が降り観測所も白くなりました。
写真は翌日の3/1に訪れたときのもので、午後からは青空が見えてきました。
中央の観測所が40cmベーカーシュミットカメラ用の4mドームの乗った建物で、左奥はPlaneWaveの50cmコレクティッド・ダルカーカム鏡筒用の4mドームです。
観測室(操作、データ処理)は中央の観測所の1階で行うようになっています。

20160229_天文ハウスTOMITA訪問
 到着した日は調整できそうに無かったので、空港から観測所へ向かう途中で観測所のメンテナンスをお願いしている大野城市の天文ハウスTOMITAを訪れました。(左からオーナーの冨田さん、店長の山田さん、みやき観測所の椛島さん、メカ担当のチョウさん、私と同行された横田さん)

20160304_みやき観測所_BSC40
 ベーカーシュミットは基本的にはシュミットカメラに副鏡を追加したようなデザインなので、鏡筒長さは合成焦点距離の1.5倍くらいありとても長いですね。
鏡筒仕様は有効径:400mm、焦点距離:1320mmですから、筒先のデューキャップを含めると、4mドームでちょうど良いくらいです。

20160301_BSC40_CP清掃byTOMITA
 先ずは光学系のクリーニングからということで、主鏡、副鏡、補正板の順番で行います。
この作業中は見学です。(写真は補正板をクリーニング中の天文ハウスTOMITAの常務さんです)
主鏡と補正板には何ヶ所かにカビの発生が見られましたが、綺麗に落としていただきました。

20160301_BSC40整備
 鏡筒の背中には新星捜索用のレンズとカメラが載っています。

 明るいうちにクリーニングを終わり、星が出てくるまで皆で夕食に出かけました。
この日の夕方は素晴らしい透明度で、西空のグラデュエーションが美しかったです。
この後、持参しましたノートPCとEOS6Dカメラを使って、夜半までかけて光軸・スケアリング調整を行いました。
(調整に忙しくて、この間の記録写真はありません)

20160301_BSC40調整後試写画像6D_CMi-α
 調整完了後の画像(EOS6D-SEOSP4,ISO3200,Expo.10sec,)です。
四隅まで丸い星像を確保しています。
中央の恒星はプロキオンで、そのゴーストが左下側に出ています。
このゴーストの位置は補正板の傾きで位置が変わりますが、今回は無理に調整しませんでした。
ゴーストが四角くなっていますが、6Dのイメージャー全面が光って発生源になっているようです。
実は今回は訳があって以前とは補正板を表裏反転したので、形が変わったようです。
補正板の反射防止コーティングは20年前では最良の処理を行いましたが、それでも明るい星が視野近くに来た場合、ゴースト発生を避けることは出来ませんでした。
ベーカーシュミットカメラの使用で、天体写真を中心とした撮影の場合は補正板を大きく傾けて写野外に追い出す方法はありますが、今回は観測専用ですのでそのままにしました。
このカメラのイメージサークルはφ125mmほどありますので、35mmフルサイズの6Dで発生する画像の周辺減光は、殆どがカメラボディによるケラレです。

20141115_BSC21test.jpg
 私が使っているものはプレアデスを撮影してももゴーストが気にならないよに、補正板を傾けています。
ご覧のようにこの画像ではゴーストが気になりませんが、写野外に明るい星が居た場合は発生源の星が見えないままでゴーストが写りこむことが考えられます。
観測写真を主とする場合は偽天体に迷わされないために、補正板は傾けないほうが安全であると思います。

 調整が終わってから観測用の冷却CCDカメラに交換して、1分露出で星像を確認しました。
観測用カメラはFLI-PL09000ですが、この晩は1分露出での限界が17.8等級ほどでした。
この後、現在注文中のカメラが入ればイメージサイズが60×60mmに拡大し、限界等級も1.5等級ほどアップする予定とのことでした。
そのカメラの注文価格を訊きましたが・・・スゴイ、人の住む家が買えます。(犬小屋なら私にも買えますが)

 折角、45年ぶりに九州を訪れたので、この後3/2~4は椛島さんのご案内で各地を観光させていただきました。
コレはまた別のページでご報告します。

voyager_camera


プロフィール

voyager_camera

Author:voyager_camera
小惑星観測屋崩れの三流天体写真家です。もう新天体サーベイも位置測定もしませんので、鑑賞天体写真撮影に努めています。天文雑誌などのフォトコンには怖くて応募しませんが、このブログ以外でも写真を見ていただける機会が増えるようボチボチやってます。(大島 良明)
mail:y-osima@r.sannet.ne.jp

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