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「2016年ビクセンオリジナル天体カレンダー」入選しました

2016年版ビクセン天文カレンダー入選作
すばるとC/2014 Q2 (Comet Lavejoy)

 このブログのプロフィールにも書いていますが、私は天文雑誌のフォトコンに応募しません。
そのわけは、以前にお世話になっていました月光天文台で製作している「太陽・月・星のこよみ」に、1年分の作品を溜めておいて応募するためです。
2015年版では13点の掲載枠に8点採用していただきました。
今年の応募(2016年版)ではあまり自信の無かった太陽と月の2点採用していただきました。(彗星、星野などの自信作品が全滅!)
「太陽・月・星のこよみ」の採用発表は6月ですが、訳あって早々に入選したオリジナル作品を拝見することが出来ました。
私が応募した作品の中に「すばるとC/2014 Q2 (Comet Lavejoy)」が含まれていましたが、もう1日遅く撮影された九州のTKさんの作品と殆どテーマや画角がカブっていたため、残念ながら不採用になりました。
TKさんの作品もなかなかのクオリティでしたし、私の作品よりも彗星とスバルが近く素晴らしい作品でした。
私の作品もこのまま捨てるのは可愛そうだったので、落選が確定してからビクセンカレンダーに応募しましたら、初応募で採用していただきました。
これで2016年版では図らずも、TKさんは「太陽・月・星のこよみ」、私は「ビクセンオリジナル天体カレンダー」で、殆ど同じテーマで対決することになりました。
ビクセンの写真は月光の半分の大きさですが・・・ビクセンカレンダーの発売される11月には部屋に並べて飾ります。
なにはともあれ、没にならずに陽の目をみた作品のために、今夜はちょっと控えているビールで乾杯します!

vs APOD 2015 September 26
M31とM33

 もう一発です。
これは「太陽・月・星のこよみ」「ビクセンオリジナル天体カレンダー」の両方に応募して没になった作品です。
プリント用の画像をそのままWEBに載せると、ちょっと暗い感じがします。
2016 September 26 のAPODと殆ど同じテーマですが、どうも私の方が勝っているような気がするんですが・・・
http://apod.nasa.gov/apod/ap150926.html
気のせいか?

voyager_camera
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太陽画像のフラット補正

Solar_20150919JST123639.jpg
 土曜日の昼間はお天気が良かったので、久々に太陽を撮影しました。
色々あってこのシルバーウィークは星見に出れないので、その時撮った画像を処理してみました。
以前の記事で「太陽画像の簡易フラット補正」を取り上げましたが、その後以下のサイトを見たらAutostakkert 2にフラット作成機能と補正機能があることがわかりましたので、早速試してみました。
http://www.schursastrophotography.com/solar/Articles/solararticle5.html

Solar_Flat.jpg
 上記がフラット補正前、フラット画像、フラット補正後の比較です。
尚、フラット画像はライト画像の焦点位置からドローチューブを±5mmずらした2枚のTIFF画像を加算平均したものを充てました。
 前日にアーチ型の大きなプロミネンスが東縁に見えていたらしいのですが、この日はもうダークフィラメントに変わっていました。
あまり面白そうな対象も無かったので、撮影機材のセットから20秒画像2枚と10秒フラット2枚の撮影完了まで30分くらいで終了しました。
部分拡大での撮影では、フラット処理が安定すると干渉縞の心配も無くなるのでメチャ簡単です。
但し、全体像でのフラット処理法が解決していないので、暫くは拡大ばかり撮ることになりそうです。
対策としては拡大画像を沢山モザイク撮影すればよいのですが・・・横着者にはどうも明案とは言い難いかな。
 そうそう、以前「ミラーが曇った!」と騒いだダイアゴナルですが、その後は撮影時間が短いためかピカピカを保っています。

voyager_camera

AZ-EQ6GTの極望交換

AZ-EQ6GT+LOS-PF.jpg
 先日遠征した富士見高原でのGPD極望交換結果に気を良くして、AZ-EQ6GTもロスマンディ極望に交換しました。
AZ-EQ6GTは購入して直ぐに極望をビクセンのSX用に変更してありました。
これはこれで水平出しが時刻環を回すだけで出来るので便利だったのですが、もう暗い中で目盛環を弄るのが面倒になってしまいました。
写真の奥に、取り外したSX極望とその変換アダプターが置かれています。
今度の極望は暗視野照明を使いますので、明視野照明はハンドコントローラーからボリュームをゼロに変更しました。
なお、写真を見て解りますように、暗視野照明が固定フォーク部に接近しています。
今回作ったアダプターでは緯度が45度くらいになると接触します。
これ以上の緯度で使うためには、もっとアダプターを長いものにするか、ロスマンディ極望にオリジナルで付属しているボリューム無しの単三電池ケース付LEDを使うか、極望そのものをビクセンのAP-PFに交換するしかありません。
私の場合は遠征範囲が静岡から200km位の範囲ですので、当面問題はありません。
いざというときには、これまで使ってきたSX極望に交換します。(多分もうSX用を使うことは無いと思いますが)

LOS-PF_PATERN.jpg
 ロスマンディ極望のパターンはビクセンのAP-PFと殆ど同じで、北極星(αUMi)、SecondStar(δUMi)、表記無し写真右上(51Cep)の3星で設定します。
北極星とδUMiだけでもかなりの精度が期待できます。(前回の富士見高原では雲の合間からこれで設定しました)
空の明るい場所では、北極星の位置と北斗七星やカシオペヤの位置角を合わせただけでもそこそこ使えると思います。(マークXのパターンはこれです)
 暫く、極望弄りの記事が続きましたが、これで終わりです。

 金曜日から出撃のチャンスを狙っていますが、どうもGPVよりも現実の空の方が悪いみたいで、今夜も見送りました。orz

voyager_camera

富士見高原でのリベンジ

富士見高原20150913
 先月は全く成果を上げることのできなかった富士見高原ですが、昨夜はリベンジに出掛けました。
今回は、前回参加者に5名加えて8名でのパーティとなりました。
場所は富士見高原スキー場第二駐車場ですが、他に星見家さんは居りませんでしたので、相変わらずガラッとしています。
新たに加わった方々は、前回参加のYさんの高校の同級生とその後輩たちで、全て同高校の天文部とのことでした。
 前回ほどではありませんでしたが、夜半までは雲が多く、望遠鏡の極軸セットは出来たものの、アライメントが出来ずに日が変わりました。
結局、スッキリ晴れたのは天文薄明が始った頃の僅かな時間でだけでした。
全天写真は薄明中のものなのでちょっと見難いですが、冬の天の川と黄道光がクロスしている様子が何となく解ります。
東の山の端から昇ったばかりの金星がギラギラ輝いていました。

 昨夜の機材テストは、GPD赤道儀の極望更新とドライブのタイミングベルト化の評価です。
また、10インチRC鏡筒の2.5インチフラットナーの試写もありました。
 以下は、GPD赤道儀のPEC学習による更新部の確認です。
先ず、新たな極望でのセッティングは実に簡単で高精度だと感じました。
以下はPHD2の履歴グラフによるPEC無しでの運転、オートガイドによるPEC学習、PEC補正運転の状況です。

PECの成果
 PEC補正前の運転では、ギヤトレーンのときと同じく25秒角ほどのピリオディクエラーが見られています。
次がオートガイダーによるPEC記録中のグラフです。
最後がPEC補正運転中のグラフです。
 テスト星野の方向は赤道上の子午線付近で、1.5秒露光で行っています。
また、横軸は最大400(修正回数)=10分、縦軸は±16秒角です。
グラフを見て気づくのは、RA、Decl.共にほぼグラフの平均が水平に推移していることです。
改造前のテストではどちらも傾いていました。
RAグラフが傾くのは追跡速度がずれていることを表し、ドライブが恒星時運転である場合は極軸高度にエラーがあることを意味します。
Decl.グラフが傾くのは極軸方位にエラーがあることを意味します。
今回のテスト結果を見る限り、新しい極望による極軸セットが改造前以上に上手く行われているということになります。
ドライブのギヤトレーンをタイミングベルト化しましたが、PEC補正運転での結果は前回と同じく±5秒角程度で変化が見られません。
このグラフには現れていませんが、オートガイド前のPHD2のよるキャリブレーションでは、修正方向NからSに移行する際の動きを見ると、ロストモーションが見られます。
ここで見られるロストモーションはバックラッシュのように反応しない点では同じですが、ベルトによるテンションが加わっていますのでバランスが取れている状態で風が吹いたらフラフラすることはありません。
もっとベルトテンションを上げれば防げますが、ベルト化改造の記事でもお話しましたようにトルクロスが大きくなります。
現在は最大導入速度は対恒星時800倍ですが、これ以上テンションを上げるにはかなり減速しないと動かなくなる可能性が大きいです。
やはりウォームスクリュの軸受けを転がり軸受けに改良しないと、このロストモーションは解消できそうにありません。(今回はオートガイドではなくノータッチガイド用への改造ですのでこれで良しとします)

 10インチRCの2.5インチフラットナーによる撮影を天頂付近のM33で行いましたが、PHD2の動きが悪く充分な画像を得る事が出来ませんでしたので、結論は次回に持越しです。(フォーカス位置や四隅での星像は良いので、35mmフルサイズ四隅での減光具合は自宅でのフラットで確認します)

 今回も参加の三人組は夫々に機材テストを抱えていたのですが、何れもPHD2の動きがイマイチで難儀しています。
バージョンは2.3.1でしたが、私は2.5も持ってゆきました。
V2.5は日本語化していましたが、英語との混合メニューで見難かったので言語指定を英語にして使いました。

 結論として、極望のロスマンディ化は成功でしたので、次回までにAZ-EQ6GT赤道儀の極望を変更することにしました。
新観測用ノートPCは問題なさそうでしたが、PHD2の件はこれからも難儀しそうです。

・・・voyager_camera
プロフィール

voyager_camera

Author:voyager_camera
小惑星観測屋崩れの三流天体写真家です。もう新天体サーベイも位置測定もしませんので、鑑賞天体写真撮影に努めています。天文雑誌などのフォトコンには怖くて応募しませんが、このブログ以外でも写真を見ていただける機会が増えるようボチボチやってます。(大島 良明)
mail:y-osima@r.sannet.ne.jp

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