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続)八千穂高原の成果

M78&NGC2071
M78.jpg
2014年11月22日23時52分~26時04分、露出(10分x11)
キャノンEOS6D(SEO-SP4,ISO3200)
AT10RCF(D250mmFL2000mm)+Field Flattener、SkyWatcher AZ-EQ6GT
VixenED80SⅡ+QHY5L-Ⅱ+PHD2にてオートガイド

 チョット遅くなりましたが、先日出撃した八千穂高原での成果の続きです。

 上の写真はオリオンの三ツ星の一番東の2等星であるアルニタクの北北東2.5°にあるM78(中央やや下)とNGC2071(中央上)という散光星雲(反射星雲)です。M78星雲といえばご存知ウルトラマンの故郷ですね。(日本だけのお話ですが)

 下の写真はカシオペヤのα星の東1.7°にある散光星雲(輝線星雲)です。中央を東西に横切る暗黒帯が口のように見えるのか、パックマン星雲というビデオゲームキャラクターの名前が付けられています。

NGC281
NGC281.jpg
2014年11月22日18時18分~20時00分、露出(10分x8)
キャノンEOS6D(SEO-SP4,ISO3200)
AT10RCF(D250mmFL2000mm)+Field Flattener、SkyWatcher AZ-EQ6GT
VixenED80SⅡ+QHY5L-Ⅱ+PHD2にてオートガイド

 昨日、左目の白内障手術入院から帰って画像処理をしたものです。今までPCモニターのドットがはっきり見えていませんでしたが、今はシッカリ見えます。だからと言って、処理した画像が格段に良くなるわけではないのですが・・・・・
ただ、分解能やコントラストの改善だけでなく、彩度も随分上がったようです。特に手術前の右目と比べると、左目の方が青色が鮮やかに見えます。太陽光下で左右の目で見た景色を比較すると、右目で見る景色は左目に黄色のシャープカット・フィルターを掛けたように青の成分が減少しているのがわかります。水晶体の濁りで450nmより短い波長の透過率が下がっていると思われます。
 現在左目は若者の、右目は老人の景色が見えます。しかし、こんなに違うことが解ったのですから、近い将来右目も手術することになるでしょうね。これからは星の写真撮影ばかりではなく、直視による観望もドンドン楽しんでゆきたいと思います。両方の機材を準備するのは流石に大変なので、天文ファンが良く集まる観測地に出かけて写真撮影は自動で行い、空いた時間は観望派の皆さんのところをぐるぐる回って、色々な天体を見せていただこうかと・・・・・・

 明日から師走ですね、この冬は暖冬だとか。      voyager_camera
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NGC2359(Duck Nebula)

NGC2359.jpg
NGC2539(Duck Nebula)
2014年11月23日02時11分~04時23分、露出(10分x12)
キャノンEOS6D(SEO-SP4,ISO3200)
AT10RCF(D250mmFL2000mm)+Field Flattener、SkyWatcher AZ-EQ6GT
VixenED80SII+QHY5L-Ⅱ+PHD2にてオートガイド

 先日の八千穂高原で撮影したNGC2359です。おおいぬ座の主星シリウスの東にあって、丁度冬の銀河中に埋もれるように輝いています。冬に見られる星雲のなかではマイナーな天体ですが色が綺麗で可愛らしく、ダック星雲とかヘルメット星雲とかの俗称があります。
撮影に際しては、子午線通過時でも高度が40°程度ですから空のイメージ(シンチレーション)の影響を受けやすい天体です。冬に見られる天体ですが、冬型の気圧配置のもとではシャープに撮影できません。
 この日撮影した天体画像はまだ何点かあるのですが、これから白内障の手術入院で出かけますので今日はこれまでにします。戻ってこられるのは土曜日になります。シャープさが蘇った目で11/30のハヤブサ2の打上げ成功が見れることを祈って ・・・・・・・ voyager_camera

快晴の八千穂高原が揺れた!

62年目の八千穂高原
EF8-15mmF4開放+EOS6D-SEOSP4(ISO1600)5分

 11/22~24までの2連泊観測の予定でしたが、23日の夜はどうも曇りの可能性が高いので早々に引き上げてきました。
22日の夜は風も雲も霜もあまり降りず、イメージもまあまあの絶好の観測日和でした。
22時過ぎにグラッときましたね。丁度車中で横になっていたので直ぐに判ったようです。車から飛び出て『揺れましたね!』
というと、4名中2名は『・・・揺れた?』とのこと。直ぐにネットで調べて白馬付近が震源地と判り、震度も6弱ということでビックリしました。
私は先日撮影したIC342(キリン座の銀河)の再撮影を行っている最中でした。小海町は震度3でしたが、PHD2のガイドグラフでは、地震の揺れによる乱れがあまりハッキリ解りませんでした。『そんなもんなんですかねえ』と話し合ってからまた星の撮影を続けました。
 この季節になると夜が長いですね。18時頃から撮影を始めると朝の5時まで11時間もあります。後半は冬の銀河も西に傾いてくるので、長焦点では春の銀河を狙わないとターゲットがなくなります。RC250が使えるイメージと判断して準備してきたのですが、前半良かったものの夜半頃には大分悪くなって、また何時ものようにボケボケ星像の量産になってしまいました。例のシグマ70mmマクロの撮影はカシオペヤから始めたのですが、SS2000PCで2点アライメントしたお陰で全ての画像が流れています。ぎょしゃにターゲットを変える前に1点アライメントに戻してからは全てのコマが丸い星像に復活しました。
 上の写真はシグマ70mmで、おおいぬを撮った後に撮影したものです。前半夜は東側がもっと明るかった(多分松原湖のスケート場のナイター照明の影響?)のですが、大分治まってからの空です。黄道光の舌状がわかりますね。
もっと速い時間に同行のYさんが同じく全周魚眼で撮影していて、おうし付近に対日照が写っていると教えてくださったのですが、カメラのモニター上でこれが対日照と判断するのはチョット辛そうな気がしました。
違う月で同じような恒星時での2画像を比較するとハッキリ結論が出るようですが、ここ八千穂高原は来月からナイタースキーが始りますから同じような写真は撮れません。(撮れても、対日照が冬の天の川の中に入って解らなくなっていますが)また来年にでも確認したいものです。

ヤッホー(八峰)の湯入り口
 翌日は良いお天気でしたが夜は曇りそうでしたので、皆で話して引き上げることにしました。(11時間も撮影し続けたので結構満腹したこともあります)
薄明時刻から9時まで車中で仮眠を取った後、機材を撤収してヤッホー(八峰)の湯へ出かけました。10時過ぎですがお風呂は結構混んでいて随分人気が有るようです。八ヶ岳が見える露天風呂は特に人が集中していました。
風呂上りは皆で観測成功を祝して乾杯です。(C2H5+OHは0.00%の麦ジュースで)
注文した昼食メニューは4者4様ですが・・・・・さて、私はどれを食したのでしょうか?
簡単すぎましたね(笑)・・・・コメントに迷わされてはいけません。

Nさんソースカツ丼
特製ピリ辛ソースの「ソースカツ丼」、衣嘖嘖、お肉が柔らかーい。

voyager_cameraのカツ丼
どんぶりの底が浅くて、ご飯のすくなーい普通の「カツ丼」

Iさんのせいろそば
ヤッホーの湯自信の「せいろそば」だが?

Yさんのかき揚げそば
「簡単に済ませる」つもりが・・・・・かき揚げの厚みが直径と同じくらいデカかった「かきあげそば」

ヤッホーの湯から見た八ヶ岳
 食事が済むと隣の無料休憩室に移動し、一番若いIさんによる「PixInsight 」による天体画像の1次処理の実演を真剣に拝見しました。(真剣なんですが横文字が多いのでなかなか頭に入ってきません・・・・230ユーロかあ)
腹ごなしに少し頭も使ったし、暗くならないうちに夫々が帰途につく事にしました。
来年のGW頃にまた訪れることを八ヶ岳に誓って。(ヤッホ~♪)

富士山らしくなりましたよ

富士山_20141121
 10/16の富士山初冠雪から既に1ヶ月以上経っています。一昨日までは山頂にチョロッと雪が残っている程度でしたが、今朝見たら5合目まで真っ白になっていました。
愈々富士山らしくなってきました。やはりこうでなくてはいけません。
明日から新月の3連休です。お天気もまあまあですから、例によってといいますか、今年最期の八千穂高原出撃です。

GPV_2014112300.jpg
 GPVでは土曜の晩は前半曇りの予報です。これは低空の局所予報と決めて無視 ・・・・・ GW以来の星仲間とワイワイやってきます。
ドッサリ成果が上がっても、多分報告できるのは12月に入ってからになりますがお赦しを ・・・・・ voyager_camera

バッテリーの冬支度

 いやーっ、ここのところグーッと冷え込むようになって来ました。未だ月が細くなっていませんでしたが、先週の土曜日は機材テストのため富士山太郎坊駐車場へ行ってきました。ここも今月中に閉鎖されてしまします。
 私の観測機材は全てDC12Vバッテリーで賄っています。それがどうも電圧の降下が激しく、以前は真冬でも1晩頑張っていたバッテリーが夜半頃にはダウンするようになって来ました。今年で7年目を迎えたメインのディープサイクルバッテリーM27MF(105Ah)のインジケータが初めて白(交換サイン)を出しましたので、早速新しいものを手配しました。

交換時期の来たM27MF
 丸窓内には少し緑色が見えていますが、これは赤より悪い白です。
今度は115AhのM31MFにすることにしました。・・・・・・容量アップはいいのですが、重量も23.6kgから26.5kgにアップ(アップ)します。本日商品を発送した旨のメールがショップから届いていますが・・・・・うーん、天体観測は体力勝負です。
M27からM31にグレードアップ・・・・・解りますよね、この意味 (^o^;

ダウンしたSG-1000
9AhになったSG-1000
 ついでにGPD+SS2000PC+EOS6D-SEO-SP4+0.2Aヒーターを動かしているSG-1000というポータブル電源2台のバッテリーも交換しました。元々この電源のバッテリーは7Ahなのですが、同じサイズのバッテリーを物色していましたら9Ahのものが見つかりました。これでこちらは同じ重量で30%弱の容量アップになりました。
 八千穂高原や野辺山は-15℃位まで下がりますから、屋外に持ち出すSG-1000には少しだけ保温材を巻きつけて完成です。
保温したSG-1000


 バッテリーの冬支度は税込み、送料込みで締めて¥18305の出費でした。

オリオン大星雲(M42)

オリオン大星雲
2014年10月25日03時05分~04時36分、露出(5分x12,1分x12,12秒x12,2.5秒x12)
キャノンEOS6D(SEO-SP4,ISO3200)
自作ベーカーシュミットカメラ(D210mmFL683mm)+LPS-P1、SkyWatcher AZ-EQ6GT
VixenA80SS+QHY5L-Ⅱ+PHD_Guiding2にてオートガイド
SI7、PhotoShop CS6他にて画像処理
八千穂高原にて

 今日は雨が降ったり止んだりの一日。2週間も前に撮影した残り画像を1日掛けて処理しました。
 冬に見られる星雲の中ではもっとも有名なのがこのオリオン大星雲です。肉眼ではオリオンの三ツ星の南にぼんやりと見えています。非常に明るくメジャーでな天体で簡単に写るのですが、本気で仕上げようとすると後処理が結構面倒です。そんなわけで6年ぶりの撮影・画像処理となりました。
 星雲の中心部は随分と明るくて、周辺の淡い星雲に露光時間を合わせると真っ白に飽和してしまいます。この画像は5分、1分、12秒、2.5秒の4段階の露出で撮影した画像を、中心部が飽和しないように合成したものです。

M42-org.jpg

ベーカーシュミットカメラに光害カットフィルターを使っているため、あちらこちらに帯状のゴーストのような輝度ムラが発生します。画像処理の段階で大分目立たなくしましたがまだ完全には消えていません。また、カメラは35mmフルサイズですが、ASP-C程度まで周辺をカットしています。
 この天体、毎度上手く処理が出来ません。この次は北側の青い反射星雲(NGC1977)を画面から外して、25cmRC鏡筒の東西画面で拡大撮影してみたいですね。勿論、もっと総露光時間を伸ばして、淡い部分のディティールを表現したいものです。

豪華版ガイド鏡です!!!

ED81SIIガイド鏡

 ご覧ください!
25cmRC鏡筒のガイド鏡をビクセンのA80SSからED81SIIにグレードアップしました。
購入はヨドバシカメラ¥95880(税込み、10%ポイント還元)です。
これまでは「ガイド鏡はアクロマート鏡筒で充分」と考えていましたが、特にFの明るいアクロマート鏡筒では、小さなガイドカメラチップ端の星像が三角形になります。また、同口径、同カメラでも微光星の検出能力が随分と違うようですので、今月の新月期に備えて軍拡を実施しました。
ガイドソフトのPHD2には「Star Profile」機能が新設されましたが、これまでのA80SSの星像を見ていますと三角形のガイド星の中を赤い重心?ポイントがあちらこちらと動き回るのが見られたことがあります。(同じガイド星のなかで重心位置が動く!)
星像が丸ければこんなことは発生しないでしょうから、今回のED鏡筒には期待しています。
PHD2ではこれまでのA80SSガイド星のFWHMは比較的イメージの良い空でも2~3ピクセル(4~6arcsec)でしたので、どのくらい良くなるか興味があります。(同じ空と星での比較をしてみよう)
焦点距離は400mmから625mmに伸びましたが、ガイド星のFWHMが小さくなって極限等級がアップすれば、同じカメラ画面内の検出星数を減らさずにガイド精度を上げられるのではないかと思っています。
 PHD2に替えてからガイドが安定してきていますので、ここで更にググッと高精度・安定飛行で撮影中は爆睡したい!
新鏡筒での重量は+0.5kg、ウエイトは調整範囲内です。
早く新月期にならんかなあ~   voyager_camera

BSC21F32(自作ベーカーシュミットカメラ)の星像

M45(すばる)
M45(すばる)
キャノンEOS6D(SEO-SP4,ISO3200)、露出(5分x16)
自作ベーカーシュミットカメラ(D210mmFL683mm)+LPS-P1、SkyWatcher AZ-EQ6GT

 先日PHD2と自作のベーカーシュミットカメラ光軸調整後のテストを兼ねて撮影したすばるの画像です。
このベーカーシュミットカメラの補正板の基本曲率はゼロ(平面)に設定していますので、画面内に輝星が入ると派手なゴーストが発生します。(かなり良質な反射防止コーティングを施しているのですが)そこで補正板(CP)を少し傾けてゴーストを写野外へ逃がしました。対策が功を奏してサンプル写真には補正板に起因するゴーストは見えていません。しかし、副鏡支持用のスパイダーによる光状が長く伸びています。同じ構造を持ったニュートン反射系などでも同じような光状が発生しますが、それに比べて随分輝星から離れたところまで広がってしまっています。副鏡支持金具板が厚いとか、少々傾いているとかの原因がありそうですが、簡単には治せないないので・・・・・困った!
それに、画面周辺では多少星像が崩れています。主鏡と副鏡の間隔が少し設計値からずれているようですので、再度チェックが必要です。
いずれにしてもこの「すばる」は作品としては没です。

BSC21F32.jpg
 これはベーカーシュミットカメラのセンターセクションから後部の写真です。セルには沢山のネジが付いていて、主鏡の傾き、スケアリング調整が出来るようになっています。センターセクションの丸窓を明けて副鏡の前後・傾きなどの調整も出来ます。しかし、温度補償用の機構(インバーなどによる副鏡支持)などを行っていないため、外気温が変わると焦点位置が移動するので、同じ天体を長時間にわたって追跡撮影する際は、時々ピントあわせ作業が欠かせません。製作のきっかけになったヘールボップ彗星(1996~1997)の撮影という原点に立ち返って、コメットグラフと考えた方が良いのかなあ。
 天気図が冬型になるとここ太平洋側の晴天率は上がりますが、上空のジェット気流の影響でイメージサイズが格段に肥大します。そんなときはRC25cm(FL2000mm)での撮影は諦めて、このベーカー(FL683mm)くらいでの撮影が限度になります。撮影対象からすばるや馬頭星雲などは除外されてしまいますが、暫くこれで頑張るしかありません。

平日の八千穂高原出撃結果

 10/28(火)は平日でしたがお休みが取れたので、久しぶりに25cmRC鏡筒を持って八千穂高原へ出かけました。
前の週末に出かけたばかりでしたが、あまりにも上天気でしたので飛び出して知ったのです。(月曜日は体調不良でダウンしていたのに、もう少し歳を考えないとマズイなあ)
現地の観測スペースは私一人で貸切と持っていたら、星が出始めたらやはり週末にご一緒したtachiさんが到着しました。
しかも、今回も2連泊の予定とのこと・・・・・私よりもずっと若いとは言え、天文雑誌フォトコンの入選常連さんは凄いですね。
 日曜日に少し雨が降ったので多少湿っていたのか、陽が沈むと露が付き始めましたが直ぐに気温が氷点下まで下がって霜に変わり始めました。前回よりもグッと冷え込んだため、イメージが悪く星像が膨らんでいます。こんなときにFL2000mmの長焦点を持ってきても、まともな画像は取れないのは判っていますが仕方ありません。 夜半近くなると空気が換装してきたのか、霜も降りなくなってきました。イメージも多少回復しましたが、結局朝まで前回のような状態には戻りませんでした。

IC342_きりん座銀河
IC342_きりん座銀河
2014年10月29日00時07分~02時39分、露出(10分x15)
キャノンEOS6D(SEO-SP4,ISO3200)
AT10RCF(D250mmFL2000mm)+Field Flattener、SkyWatcher AZ-EQ6GT
VixenA80S+QHY5L-Ⅱ+PHD_Guiding2にてオートガイド
SI7、PhotoShop CS6他にて画像処理

 この銀河は視直径が20分角でとても大きいのですが、大変淡くて原画像ではかろうじて腕を巻いているのが見ることが出来る程度です。写真はかなり強調処理を施しています。全体に随分赤に傾いた画像になってしまったので、随分調整しましたがイマイチですね。星像がぼてっとしているので、一寸でもシャープに見せようと努力したのですが・・・・・この程度で精一杯です。やはり空の条件が全てを決めてしまいます。冬が近づくとイメージの悪い日が増えてきますので、長焦点撮影が出来るのは11月くらいまでとなりそうです。
ここ八千穂高原も12月にはスキー場のナイター営業が始りますので、夜空が明るくなって星空撮影は出来なくなります。

IC434_馬頭星雲
IC434_馬頭星雲
2014年10月29日02時46分~04時47分、露出(10分x11)
キャノンEOS6D(SEO-SP4,ISO3200)
AT10RCF(D250mmFL2000mm)+Field Flattener、SkyWatcher AZ-EQ6GT
VixenA80S+QHY5L-Ⅱ+PHD_Guiding2にてオートガイド
SI7、PhotoShop CS6他にて画像処理

 次はおなじみのオリオン座の馬頭星雲です。こちらも解像度が低く星雲のディティールが充分表現できていません。
画面を南北に取ったのでオリオンの三ツ星の東側の輝星(アルニタク)が画面に入って、周りにC-MOSマイクロレンズの反射が汚く広がってしまっています。この次は画面を東西にします。

SIGMA AF 70mm F2.8 EX DG MACRO

SIGMA70.jpg

 天体写真は点光源である星を撮影しますので、光学系のテストを行っているようなものです。私が使う写真レンズの中でもっともコストパフォーマンスの高い「お宝レンズ」がシグマの70mmマクロレンズです。(中古で¥3万くらい)
最近シグマでは、アートラインの素晴らしい性能の高級レンズを次々と発表して、天文マニアの中でも注目されていますが、私には高値の花ですね。タイトルに掲げた70mmレンズは別名「カミソリマクロ」とも呼ばれるほどの解像力を誇るレンズで、海外の各種レンズテストを行っているサイトで見ても、素晴らしい性能であることが判ります。ところが軸上色収差が大きいため、デジタル一眼で星を撮影すると強いパープルフリンジが発生します。最近は画像処理ソフトでも多少の修正は出来ますが、それでもなかなか使いにくいために、このレンズで天体写真を撮るマニアは非常に少ないようです。
 私は、このレンズに紫外シャープカット「L42」フィルターを装着して天体写真を撮影しています。
HOYAではL42フィルターの50×50角基板が存在しますので、ケンコーさんに特注で49mm枠に入れてもらいました。価格は送料込みで¥8000くらいで、納期は2週間くらいだったと記憶しています。
 このレンズのフィルターサイズは62mmですので、62→52ステップダウンリング、52→62ステップアップリング、49枠のみ等を組み合わせて、専用フードとL42フィルターを取り付け、撮影時はF4まで絞って撮影し、フラット補正も必ず行っています。

L42.jpg
フード

フィルターの透過グラフで見る限り、天文用の各種干渉フィルターと同じような波長でカットしているのですが、立ち上がりが緩やかな分、丁度具合良くパープルフリンジを抑えてくれるようです。まあ、完全にというわけには行きませんが、フォトショップのデジタル現像時に使えるレンズ補正のフリンジ軽減機能で実用充分な星像を得ることができます。
eo_glass_02.gif

 最後に、先日八千穂高原で撮影した作例を示します。
M31M33.jpg
M31とM33
2014年10月24日20時57分~22時58分 / 5分露出×24コマ
キャノンEOS6D(SEO-SP4,ISO3200)
SigmaMacro70mmF2.8EX-DG(絞りF4)+L42Filter
VixenGPD+SS2000PCにて自動運転
SI7、PhotoShop CS6他にて画像処理
八千穂高原にて

 以下は、M31とM33のピクセル等倍による切り出し画像です。
M31切り出し画像
M31.jpg

M33切り出し画像
M33_20141024.jpg

 フトコロに余裕のある御仁には不用な情報ですが・・・・・voyager_camera
プロフィール

voyager_camera

Author:voyager_camera
小惑星観測屋崩れの三流天体写真家です。もう新天体サーベイも位置測定もしませんので、鑑賞天体写真撮影に努めています。天文雑誌などのフォトコンには怖くて応募しませんが、このブログ以外でも写真を見ていただける機会が増えるようボチボチやってます。(大島 良明)
mail:y-osima@r.sannet.ne.jp

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