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大黒点の子午線通過

2192巨大黒点群が子午線通過するHa太陽面_20141024
2192巨大黒点群が子午線通過するHa太陽面
2014年10月24日10時48分~10時50分/15FPS-30秒中256コマ合成×5モザイク
ImagingSource DMK41AU02AS(モノクロCCDビデオカメラ)
SolorMax60Ⅱ(Ha)+1.5XBalow(D60mmF.L600mm)
VixenGPD赤道儀にて自動運転
RegiStax 6、PhotoShop CS6他にて画像処理
静岡市にて

 この2192黒点群はかなり巨大になりました。と言っても、Hα光で見ると、白色光で見る半暗部がフレアなどで輝いているので、黒点として見えるのは暗部のみですから、チョット大したことないように見えちゃいます。光球面に見える黒い筋はダークフィラメントで、これがリムへ移動するとプロミネンスとして見えます。
 黒点部を白色光で撮影したものとHα光で撮影したものを、同拡大率で切り出した画像を下の方に掲載しますので比較してみてください。白色光撮影ではGフィルターを使っていますので擬似緑色にしてあります。
この日はあまりイメージが良くなく、画像がゆらゆらしていましたが、Hαは波長が長いので、白色光よりもディティールが見えるようです。案の定、翌日の10/25の方がイメージが良かったようなのですが、残念ながらその頃は八千穂高原にいました。
 それにしても今期の太陽活動はどうなっているのでしょうか。第24周期は2008年初に確認されていますので、それからもう7年が経ちます。この周期の極大期は一体何時なのでしょうか?(第24太陽周期の開始時期に関しては、国立天文台 アストロ・トピックスNo.362には2008年初に新しい周期を確認したことになっていますが、日本語版Wikipadiaの「太陽活動周期」では2008年12月になっている・・・・・ウキペディアは誰が書いているか解らん記事だから?)
 いずれにしてもそろそろ極大期になってもいい頃ですが、2013年には殆ど無黒点に近い状態が多かったし、どうも活動が低調なようです。

白色光で見た2192黒点群
2192_白色光_20141024
2014年10月24日11時32分~15FPS-45秒中512コマ合成
ImagingSource DMK41AU02AS(モノクロCCDビデオカメラ)
CelestronC6(D150mmF.L1500mm)
VixenGPD赤道儀にて自動運転
RegiStax 6、PhotoShop CS6他にて画像処理


Hα光で見た2192黒点群
2192_Ha光_20141024
2014年10月24日10時34分~15FPS-20秒中256コマ合成
ImagingSource DMK41AU02AS(モノクロCCDビデオカメラ)
SolorMax60Ⅱ(Ha)+2.5XBalow(D60mmF.L1000mm)
VixenGPD赤道儀にて自動運転
RegiStax 6、PhotoShop CS6他にて画像処理
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PHD Guiding2 のテスト結果

 先週末は八千穂高原で機材テストを行いました。

 1番に自作21cmベーカーシュミットのスケアリング調整と試写です。当夜は前半雲が多く、調整に2時間以上かかってしまったため当初の対象を撮影できませんでした。こちらについては後日報告します。
ベーカーシュミットカメラ

 2番目には先日予告しましたPHD Guiding2のテストです。ダークライブラリを作成して、PHDでは初めてダーク減算画像でオートガイドを実行しました。(画面がスッキリしていて綺麗です)デフォルトのサーチエリア(20×20?)が小さいので大きくしようとあちこち見ましたが、調整ラインが見つからずにそのままテストを続けました。(撮影方向はパックマン星雲)
 結果は添付画像の通りです。

 ガイド鏡はVixenA80SS(D80mm/FL400mm)、ガイドカメラはQHY5L-Ⅱで3.75×3.75mμ/pixelです。ガイドグラフにもありますようにトータルエラーRMSが0.26pixelですから、実エラーは0.5arcsecになります。国内で経験できる最良のイメージサイズは1arcsec程度であることを考えると、殆ど文句のつけようがありません。
但し、この後ベーカーシュミットで行った試写(5分露出×24コマ)では3コマに赤経エラーの発生が見られました。(他のコマはパーフェクトです)
途中でエラーが発生しても次のコマは問題なかったところを見ると「すっ飛び」は発生していないようです。風でしょうか?・・・・・当夜は殆ど風も無く露が多かったのですが、なにぶん試写時間中は車内で爆睡していたので・・・・・
なぜPHDをPHD2に替えたら例の「赤緯すっ飛び」が無くなったかは不明です。生来の無精者ですから、結果が良ければそれ以上追求しないのがモットーです。(笑)

 PHD2のテスト中、横のGPD+SS2000PCに乗せたカメラでは下のような写真を放置撮影していました。

おうし北部の暗黒星雲
おうし北部の暗黒星雲
2014年10月18日23時52分~25時53分 / 5分露出×24コマ
キャノンEOS6D(SEO-SP4,ISO3200)
SigmaMacro70mmF2.8EX-DG(絞りF4)+L42Filter
VixenGPD+SS2000PC(PEC補正運転)にて自動

 今週末も八千穂高原へ出かけます。その前に大黒点を撮影して・・・

大きな太陽黒点が見えてきました

 太陽活動が活発なようです。東縁から現れた2192黒点群は白色光で見ると大きな半暗部を伴っていますが、Hα光で見ると明るく輝く部分が花弁のように黒点を取り巻いています。周辺でフレア活動が活発なようです。
西縁に沈むまでの2週間程、暫く注目します。

Hα光で見た太陽面 20141019
20141019-2.jpg
2014年10月19日11時10分~11時14分/15FPS-20秒中128コマ5モザイク( RegiStax 6にて合成)
ImagingSource DMK41AU02AS(モノクロCCDビデオカメラ)
SolorMax60Ⅱ(Ha)+1.5XBalow(D60mmF.L.600mm)
VixenGPD赤道儀にて自動運転

 こちらは、2192黒点群周辺をクローズアップしたものです。
20141019_sunspot2192.jpg
2014年10月19日11時24分~15FPS-20秒中128コマ(RegiStax 6にて合成)
SolorMax60Ⅱ(Ha)+2.5XBalow(D60mmF.L1000mm)

富士山初冠雪

 台風19号が去って、ググッと気温が下がりましたね。
本日は富士山に初雪が降りました。やっぱり富士山は雪あると一段と立派に見えます。それにしても今年の初冠雪はドッサリと降りました。例年ですと9合目当たりがチョロッと白くなるだけですが、今年は7合目近くまで真っ白になりました。これから来年のGW近くまで雪の被った富士山が楽しめます。
 朝は晴天だったので羽衣の松まで出かけて写真を撮れば良かったのですが・・・・・昼過ぎに会社からコンデジで撮った写真でお茶を濁しました。^^;

清水から見た富士山初冠雪
富士山初冠雪20141016

PHD Guiding V1.14のオートガイドが安定しません

 今日は台風19号がやってきます。清水には明朝再接近するようですが、雨は今夜がピークらしいです。外は雨が降ってきましたが、特に準備することも無いので先月出撃した小海町での長焦点撮影画像を弄っていました。


NGC253(ちょうこくしつ座銀河)
NGC253.jpg
2014年09月27日23時36分~25時22分、露出(10分x9)
キャノンEOS6D(SEO-SP4,ISO3200)
AT10RCF(D250mmFL2000mm)+Field Flattener、SkyWatcher AZ-EQ6GT
VixenA80S+QHY5L-Ⅱ+PHD_Guiding_v1.14にてオートガイド
小海町にて撮影

M1_20170928.jpg
2014年09月28日02時42分~04時10分、露出(10分x5)
キャノンEOS6D(SEO-SP4,ISO3200)
AT10RCF(D250mmFL2000mm)+Field Flattener、SkyWatcher AZ-EQ6GT
VixenA80S+QHY5L-Ⅱ+PHD_Guiding_v1.14にてオートガイド
小海町にて撮影

 オートガイドが安定せず、露光を途中で中断することが多く、充分なコマ数を稼げませんでした。空のイメージはそんなに悪くなかったのですが、御嶽山噴火の影響で多少透明度が悪かったかも。お陰でノイジーな原画しか得られず、誤魔化すのに四苦八苦です。出来れば数時間くらいの総露光時間は欲しいのですが・・・・・。
オートガイドの調子が悪いと、ズーッとPCモニターを監視していて・・・・・これって、本当にオートガイドか知らん?! 
この次の出撃ではPHD2に替えて様子を見ることにします。PHD2では、赤経・赤緯のRMS表示や修正信号送出状況もモニターできるようです。赤緯方向のすっ飛びエラーの原因がわかるかもです。
下の写真はHIROPONさん(http://d.hatena.ne.jp/hp2/)が公開しているPHD2の日本語マニュアルの画像です。
PHD2_History.jpg

皆既月食・・・返り討ちorz

 昨夜の皆既月食はご覧になりましたでしょうか。
今回も事前準備バッチリで、2011年のリベンジに出かけましたが・・・返り討ちに会いました。
富士山を前景にと考えて朝霧アリーナ駐車場に出かけたのですが、何やらイベント準備中らしく駐車場は白いコーン状のテントが沢山立てられていて入れませんでした。
仕方なくR139西側の猪之頭方面へ出かけ、目当てのパラグライダーのランディング場横の駐車場で待ったのですが・・・
16時20分頃になると、大量(20台位?)の乗用車が狭い駐車場にやってきて、私の車が取り囲まれてしましました。
大阪・多磨・横浜等々のナンバー車から、色々な方たちが続々と降りてこられました。どうも皆さんは皆既月食目当てらしかったのですが、全天雲だらけの空が回復しそうも無いし・・・チョット怖いし・・・自宅へ逃げ帰ってきました。
残ったのは撮影計画書1枚だけでした。リベンジは来年4/4に持ち越します。
voyager_camera

20141008皆既月食撮影計画

BORG77EDII_F4.3DGのノータッチガイド撮影

 台風18号で清水区は多くの場所で冠水しました。(私の家は大丈夫)
清水と言えば、「三保の松原」が有名です。清水港もありますので海岸沿いのイメージですが、北は山梨県まで続いており、結構山間地も多いのです。市街地も結構凹凸が多いのか、浸水被害が広がりました。
 ところで、先日パンスターズ彗星を撮影に出かけた際、メインのベーカーシュミットの横で撮影していた画像の処理が上がりました。
こちらはBORG77EDII_F4.3DGにEOS6D-SEO_SP4+GPD+SS2000PCでノータッチです。FL330mmですが、スカイセンサー2000PCのPEC機能を使うことで、子午線付近での撮影ではオートガイダー不用です。最近は100mmくらいのレンズ撮影でもオートガイダーを使われる方を見かけますが、とても面倒くさそうに見えます。もう年代物のSS2000PCですが、一度オートガイドさせながらPEC学習させてあげたのは2年以上前でしたでしょうか。それ以来、このBORG鏡筒を含め、カメラレンズの撮影は全てノータッチガイドで済ませています。突風に吹かれない限り、ほぼ100%丸い星像を作り出してくれます。
そのかわりといっては何ですが、オートガイドしている長焦点RCのガイドが安定しません。orz
PHD_Guiding_v1.14をPHD2に替えたら何とかなるかなあ~   voyager_camera

NGC7822.jpg
2014年09月26日22時54分~24時25分、露出(5分x18)
キャノンEOS6D(IR改造,ISO3200)
BORG77EDII_F4.3DG(D77mmFL330mm)、VixenGPD+SS2000PC(PEC補正運転)
SI7、PhotoShop CS6他にて画像処理
富士山富士宮登山口新5合目駐車場にて撮影

IC348・NGC1333付近
2014年09月27日00時43分~02時45分、露出(5分x24)
キャノンEOS6D(IR改造,ISO3200)
BORG77EDII_F4.3DG(D77mmFL330mm)、VixenGPD+SS2000PC(PEC補正運転)
SI7、PhotoShop CS6他にて画像処理
富士山富士宮登山口新5合目駐車場にて撮影

パンスターズ彗星(C/2012 K1)

 私の住む清水は、午前中に台風18号の直撃を受けそうです。海岸近くなので津波が来ればひとたまりも無いのですが、豪雨による土砂崩れはあまり心配していません。

 9/26(金)に富士山新5合目、9/27(土)は小海町へ出撃しました。
富士山は20数年ぶりでしたが、前半は雲と風であまり成果が得られませんでした。
朝方は少し明るくなっているパンスターズ彗星(C/2012 K1)を撮影しました。
一枚撮りの画像確認では、アンチテイルは見えるもののテイルがハッキリしません。
ステライメージ7でメカトーフコンポジットして、僅かに尾が見えてきました。
 翌日夜、出撃した小海町で御嶽山の噴火を知りましたが、富士山もそろそろ噴火するのではないかと近隣の人々は心配しているようで、富士宮市では「富士山火山ハザードマップ」が示されています。宝永山が噴火したら、新5合目駐車場で星見などしていたら、間違いなく星になってしまします。(オーッ怖!)
新5合目での観測は封印しようかな・・・・・voyager_camera

Comet_2012K1_panstarrs.jpg
2014年09月27日03時48分~04時19分、露出(3分x10)
キャノンEOS6D(IR改造,ISO3200)
自作ベーカーシュミットカメラD210mmFL685mm、SkyWatcher AZ-EQ6GT
ミニボーグ50+QHY5L-Ⅱ+PHD_Guiding_v1.14にてオートガイド
SI7にてメカトーフコンポジット、PhotoShop CS6他にて画像処理
中央部切り出し、富士山富士宮登山口新5合目駐車場にて撮影

ブログ「ASTERISM」を始めます




2012ふたご座流星群の夜
この年末には、天体観測の師匠であった故UR様の三回忌を迎えます。
UR様はお若いころから色々な天文回報を発行されました。
1990年代の僅かな期間のみ「asterism」というタイトルの回報を出されたと記憶しています。
アステリズム」は星群の意味で、「天文計算入門」「天体軌道論」の著者であるHS先生からの提案であったと聞きました。
そのタイトルだけでも受け継いで、師匠の恩を忘れること無きよう日々を過ごしたいです。
写真はUR様が亡くなられた前日に天城高原で撮影しました「2012ふたご座流星群の夜」です。

voyager_camera
プロフィール

voyager_camera

Author:voyager_camera
小惑星観測屋崩れの三流天体写真家です。もう新天体サーベイも位置測定もしませんので、鑑賞天体写真撮影に努めています。天文雑誌などのフォトコンには怖くて応募しませんが、このブログ以外でも写真を見ていただける機会が増えるようボチボチやってます。(大島 良明)
mail:y-osima@r.sannet.ne.jp

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