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絶滅危惧種合体 ・・・ SS2000PC+MaxImDL

MaxImDL_SS2000PC_1.jpg
 以前お払い箱にしたASI1600MMの替わりにASI294MMを導入しました。
ファーストライトはまだなんですが、ASI6200MCと2台で撮影する為にUSB3.0の付いた観測用ノートPCをもう一台増やすことにしました。
多分、今どきの方ならノートPCではなくASIairを導入するのですが、未だに(画面が小さくて見えない)スマホを持ちたくない携帯電話世代の爺さんはこうするのです。
流石、絶滅危惧種の考えることは違いますよ。
更に、未だに現役で使っているスカイセンサー2000PCと、Astromomy Softwearの雄であるMaxIm DLを繋いで使おうという計画です。
今どきのWindows10で化石のようなハードとソフトを合体しようというのですが、大丈夫でしょうか。
なんと言っても、TheSkyとMaxImDLは私が生まれたころからありますから ・・・ USO。

MaxImDL_SS2000PC_2.jpg
 一体、Windows10でSS2000PCが動かせるのかと調べると、ヤフオクにスカイセンサー2000PC用のUSBパソコン接続ケーブルが出品されていました。
早速、good300speedさんが出品するケーブルを購入して見ました。
初めてのWindows10 PCのセットアップでは、ろくに外部との接続もしないPCなのにMicrosoftアカウントなんか強制的に作らされて、爺様には手に負えません。(マイクロソフト嫌い)

MaxImDLからはSS2000PCでの接続設定で失敗
 接続ケーブルの説明書通り専用のドライバーをメーカーHPから、またASCOMのSkysensor2000PC用ドライバーもダウンロードします。
ケーブルでSS2000PCとPCを繋いで、MaxImDLの星図から導入だあ ・・・ おおっ、ちゃんとポインティングしましたが?
MaxImDLが反応しなくなった~。

ASCOMドライバー_Generic-LX-200をダウンロード
 色々、設定を変えてみたのですが一向に治りません。
ステナビであればちゃんと動くのかもしれませんが、今どきSS2000PCをMaxImDLで使ってる人はいないので、中々検索しても情報が出てきません。
何とか「SS2000PCのプロトコルがLX200と同じのだから、LX200用ドライバーで動くのでは」という古い記事があって ・・・ 早速、ASCOMの望遠鏡用のドライバーの中からLX200用をダウンロードしてみました。

ポートをCOM1に変更
 ケーブルを接続したときのポートはCOM3になっていましたが、LX200ではポートはCOM1と決まっているようです。
デバイスマネジャーから起動しているUSBシリアルポートをCOM1に変更します。

MaxImDLからはLX200での接続設定で成功
 MaxImDLのObservatry>Setup>Telescope>オプションの選択でLX200用ドライバーを指定します。
エンコーダ分解能は解らないのでデフォルトのままで接続しましたが、何と見事に問題が解決しました。
一時は「おいおい、これが繋がらなかったらどうするの~」と半泣きでしたが、ビーンと動いてピタッと止まる!
何度でもビーン・・・ピタが出来ます♪。
 これ以後はフィールドでの確認となりますが、アライメントは一体どうなるのか解りません。
ステナビの解説には事前にアライメントをしてからPCと接続して使うようなことが書いてあるのですが、EQMODのように画像撮影→プレートソルブ→シンクロでアラメントが出来たらいいなあ、と期待しています。
望遠鏡解析のようなことをMaxImDL内で行っていれば多点アライメントも有り得ますが、EQMODでの多点アライメントに関する解析はEQMOD内部処理だとすると無理そうだなあ。
SS2000PCはGP2赤道儀用なので、載せる鏡筒は最大でASKAR400を想定しています。
まあ、ポインティング精度が多少低くても何とかなる鴨。


PHD2-Dither-App-Error.jpg
 これ以降は話題がズレます。
新しいノートPCにはこれまでの観測用ノートPCと同じくPHD2やPHD2 Dither Appもインストールしました。
PHD2を起動後にDither Appを起動しますがMaicrosoft .NET Frameworkがエラーを出しました。

詳細プロパティで管理者実行
 PCの知識はほとんどないので良く解りませんが、どうも何かイニシャルファイルが書けないと怒っているような ・・・ 結局、Dither Appを管理者として実行しなかったのがいけなかったようです。

PHD2-Dither無事起動
 問題なく動くようになりました。
どうも観測関連のソフトは管理者権限が無くて実行すると、特定のワークスペースにファイルを書いたり書き換えたりできなくて不都合が起きるようですね。
何とか動くと、そんなことはすぐに忘れちゃいますけど。
来週は近場遠征してフィールドテストできればいいですが。
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SIGMA Art135mmF1.8 DG HSM のスケアリング調整

Sigma135mmF18Art_EOS6D-SEOS-2.jpg
 暇なので以前から放置していたシグマ135mmのスケアリング調整をしました。
自宅ベランダに惑星観測用赤道儀を出して短時間露光撮影しながらの調整です。
カメラボディはEOS6D-SEOSP4です。
以前瀬尾さんの所でセンサークリーニングをしてもらった際、専用測定器でスケアリング調整もしてもらったボディを神として調整します。

中央遮蔽付フィルター
 レンズには中央遮蔽用の円形植毛紙を貼り付けたフィルターを取り付けてみました。

MKクロス_スターベース
 話はちょっと逸れますが、先日スターベースさんから戴いたMKクロスは凄いですねえ。
汚れていたフィルターをエタノールやレンズクリーニング液で拭いてもムラだらけになるのに、何も付けづにこのクロスで拭くとピッカピカになります。
ガラスやプラスチックレンズにも使えると書かれていますが ・・・ チョット怖かったので今回はフィルターだけの拭き上げに使いました。

Sigma135mmF18Art_EOS6D-SEOS-1_Before scaring
 スケアリング調整前のSEO-SP4の1号機による絞りF1.8開放星像です。
左下の星像が最小になるようにすると他が乱れます。

Sigma135mmF18Art_スケアリング調整
 マウントリングを止めている小ねじはねじロックが施されていて、精密ドライバーで緩めるのに難儀しました。
下側に接点を繋ぐフラットケーブルがあるようで、これ以上持ち上がりません。
ケーブルを抜けば作業が楽ですが、何度も開け閉めするのでこのまま作業をしました。

Sigma135mmF18Art_EOS6D-SEOS-1_After scaring
 スケアリング調整後の1号機の星像です。
15X4mm程にカットしたスコッチのセロハンテープ(t4.5/100mm)をマウント左下に2重で貼り付けました。

Sigma135mmF18Art_EOS6D-SEOS-1_After scaring defocus
 スケアリング調整後のデフォーカス星像です。
四隅の崩れ方が回転対称になるようにと色々弄ったのですが、結局このようなデフォーカス像がスケアリング最善の状態で終わりました。
絞り開放でのデフォーカス像は中央ではリング状になるのですが、周辺では口径食が大きくてただ長くなるだけ、遮蔽は必要なかったですね。

Sigma135mmF18Art_EOS6D-SEOS-2_After scaring
 これはボディを2号機に交換して撮影した星像です。
1号機と同じくスケアリングは問題ないようです。
やはり瀬尾さんの所でのスケアリング調整が素晴らしいことを再確認しました。
これからもこのSEO-SP4をスケアリング基準機とすることにします。
これならばこのレンズはF1.8開放で使えますね。
ナローバンドフィルターや7nmのデュアルバンドフィルターを使っても、F1.8なら10分以下の露光でも何とかなりそうなので、GP赤道儀+SS2000のノータッチガイドで行けそう。
他にも調整したいレンズがあるのですが、たったこれだけの調整で3時間も掛かったので、今回はこれでお仕舞いです。

 そろそろ新月期が近づき、昨日県独自の緊急事態宣言が解除されてました。
晴れも続いているし、そろそろ近場遠征を考えようかな。

月齢7.9 2021 January 21

月齢079_20210121
2021年01月21日19時08分~19時22分 / 6コマモザイク
Meade SC20cmF10 + Vixen-R200SS ComaCorrector3 + ASI174MC
Gain=180 / Shutter=1.5ms / Duration=60s / 30FPS-1800コマ

 気流はまだ冬の空で、時々ボヤーッとディティールが見えなくなります。

PIで水星みたいになった月
 AutoStakkert!3でスタックした後、何時もはRegiStax6でウェーブレットを掛けてからICEでパノラマ合成してPhotoShopCS6で仕上げですが、今回は仕上げ処理をPixInsightで行いました。
わーっ水星みたい ・・・ w。
PIのレタッチプロセスはほとんど使ったことが無いので道草ばかり喰って時間が掛かる。

罵倒星雲

IC434_ASO_20210117.jpg
2021 January 17 at Asagiri
AstroTech 10RCF(D250mmF8) + TS-Optics RC0.8xReducer 2.5"
SkyWatcher AZ-EQ6GT, ASTROLABE 60mmF4 + QHY5L-II, PHD2 Dither
ZWO ASI6200MC Pro(-10℃), IDAS NB2-PM(20minx8) NB3-PM(20minx8)
Control and capture by MaxIm DL Pro6
PixInsight, PS CS6

 ご存じ、アルニタク~IC434をカラーカメラとIDASのNB2-PMとNB3-PMのデュアル・セミナローバンド(20nm)にて撮影したものです。
ASO合成しましたが表題に相応しい仕上がりとなりました。
画面中に2等星が入っていますのでもう最悪のフレーミングですが、それでこそ問題点が浮き彫りになろうという意気込みで撮影したのですが、処理途中で「放り出したろか!」と何度思ったことか ・・・ いやいや、折角撮影したのだからダメならダメ出し作品とすることにします。orz

◆罵倒1.
 アルニタク周辺に大小のゴーストが出る。
 主にOⅢ(Bch)とSⅡ(Gch)で、Ha(Rch)は少ない。
 Astorodonみたいに優秀でないことは解ってはいたが、やっぱり邪魔です。
 今回は0.8XReducerを装着しているので、そのレンズ面とフィルター間で発生した可能性がある。
 等倍フラットナーでは、また状況が違うと思われる。
 フラットナーやレデューサーを入れずに画面周辺でのRC星像のアスとピンボケを許容すれば、このゴーストはベーカーシュミットと同じ輝星と同芯のもっと小さな円盤状ゴースト(センサーとフィルター間で発生)に変化するかも。

◆罵倒2.
 画面東縁(左)、特にアルニタクのある上側に一定間隔でタコ足の吸盤のようなゴーストが出る。
 主にSⅡ(Gch)が濃い。
 EOS6D-SEOSP4でも輝星周りに赤い筋子模様が一定間隔に並んで発生するので、センサーのRフィルター付マイクロレンズの作るゴーストと思われる。
 SP4の換装フィルターはUIBARだったと思うが、発生場所はもっと輝星の近くに格子状に見えていた。
 ベーカーシュミット+ASI6200MCではアルニタク周辺に筋子模様が見られなかったので安心していたが、やはり出てショック。
 これは補正レンズとは関係なさそうだが ・・・ 。

◆罵倒3.
 バックグランドに近いレベルに細かい格子状のノイズパターンが見られる。
 BiasやDarkでこのようなパターンノイズは見られないので原因は不明。
 このような画面に水平、または垂直に発生する線状のパターンノイズは消去処理方法が無い訳ではないが、嫌だなあ。
 主にSⅡ(Gch)で濃い。

◆罵倒4.
 アルニタクに出た副鏡スパイダーによるスパイクが長すぎ。

IC434_A(NB2-R)_20210117.jpg
 これはASO画像の"A"(Ha)の画像で、NB2-PMで撮影したRchです。
罵倒4以外は比較的軽微です。

IC434_S(NB3-R)_20210117.jpg
 これはASO画像の"S"(SⅡ)の画像で、NB3-PMで撮影したRchです。
罵倒2,3では最悪ですが、画像そのものは最も長波長でシャープな感じがします。

IC434_O(NB2-GB_NB3-GB)_20210117.jpg
 これはASO画像の"O"(OⅢ)の画像で、NB2-PMとNB3-PMで撮影したGchとBchの4画像を
PIのImageIntegrationのPixelRejection(1)ではNoRejectアルゴリズムで合成したものです。

IC434_PI_SAO合成
 折角PixInsightでハッブル・パレットの真似事を始めて見たのに、続きませんねえ。

結論:IDASのフィルターはゴーストの発生が顕著なので、画面内に輝星を入れては作品になり難い。(特にこの鏡筒では)
アルニタクの長すぎるスパイクは、スパイダー板側面に植毛紙を貼って状況を確認する。
ナローバンド作品は定番のモノクロカメラとアストロドンのフィルターが良いと思われるが、次は画面内に輝星がなければこのシステムでも実用になるか試したい。
撮影は夏から秋の天の川の季節を待ちましょう。

 静岡では新型コロナ変異種の市中感染が発生して、両隣の神奈川、愛知のように国が緊急事態宣言を発出しているわけではありませんが、県のお達しで不要不急の外出は控えてとのこと。
罵倒星雲を最後に巣ごもりですね。
そろそろ太陽活動が活発になってくれないかなあ ・・・ 惑星シーズンでもないし、ダメなら月でも撮るかあ。

IC405,NGC1893 勾玉星雲とお玉杓子

IC405_20210113.jpg
2021 January 13 at Asagiri
BSC210F32(D210mm, F.L.685mm)
SkyWatcher AZ-EQ6GT, MiniBORG50mmF5, QHY5L-II, PHD2 Dither
Control and capture by MaxIm DL Pro6
ZWO ASI6200MC Pro(Cooled C-MOS OSC), IDAS NB2-PM, 10minx12
PixInsight, PS CS6

 昨年末にもイプシロンモドキで撮影したのですが、今回は自作ベーカーシュミットでの撮影です。
カメラもフィルターも同じなので、ただ大きく窮屈になっただけです。
新しいネビュラブ-スターのNB3-PMが到着したら、セミナローバンドですがカラーカメラによるSAOを試しましょう。
プロフィール

voyager_camera

Author:voyager_camera
小惑星観測屋崩れの三流天体写真家です。もう新天体サーベイも位置測定もしませんので、鑑賞天体写真撮影に努めています。天文雑誌などのフォトコンには怖くて応募しませんが、このブログ以外でも写真を見ていただける機会が増えるようボチボチやってます。(大島 良明)
mail:y-osima@r.sannet.ne.jp

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