木星 2019 June 18 UT

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 昨夕は予報よりも雲が少なくて、思いがけず木星が撮れました。
上空に寒気が流入していて大気が安定しないためか、モニターでは嫌になるくらい暴れています。
ASI290MMでのL画像撮影は諦めて、ASI290MCの3セットのみをDerotateしてお仕舞いです。
撮影が終わったころにニュースで新潟・山形地震の発生を報じていました。
モニターで見ていた木星は相変わらず暴れていましたが ・・・ 大きな被害が出ずに良かったです。

Tamron SP45mm F1.8 Di VC USD

TAMRON-SP45mmF18-Di-VC-USDが安い-0
 今回は同じくタムロンから4年前に発売になっているSP45mmF1.8のお話です。
姿も似ているので、また近々発売予定のTamron SP35mmF1.4 Di USDの話かと思われたかもしれませんが、違います。
旧タイプになろうとしているSP35mmF1.8と同時発売です。
焦点距離も似かよっていて見た目は兄弟のようですが、レンズ設計はかなり違っています。

TAMRON-SP45mmF18-Di-VC-USDが安い-2
 第一面が凹になっており、Carl ZeissのMilvus85mmF1.4のようです。
MTFを見ると円周・放射ラインが重なって全体に非点収差の発生が抑えられていますので、絞り開放からフルサイズ周辺でも丸い星像が期待できそうです。
既に発売されてから時間が経っていますので、天体写真ユーザー以外のレビューでしたら沢山見ることができます。
一般撮影のレビューでは「開放から高解像」という意見がある反面、「フリンジが酷い」という意見も見られます。
例によってlenstip.comの評価では、残存軸上色収差が大きいことが解ります。
https://www.lenstip.com/454.5-Lens_review-Tamron_SP_45_mm_f_1.8_Di_VC_USD_Chromatic_and_spherical_aberration.html
第一レンズが凹で似ていると言いましたMilvus85mmF1.4に比べると雲泥の差があります。
異常部分分散ガラスを使ったレンズを11枚構成中で7枚も使っているMilvusに比べて、10枚中1枚しか使っていませんので、当たり前と言えば当たり前です。
ちょっとでもフォーカスを外すと星像にフリンジがバリバリ、天体写真撮影では常にベストフォーカスが求められるレンズかもしれません。

TAMRON-SP45mmF18-Di-VC-USDが安い-1
 そのSP45mmF1.8がここのところ激安販売されています。
リニューアル間近のSP35mmF1.8ならば理解できるのですが ・・・ どうしてでしょうか。
発売当初の実売価格の半分まで下がり、¥4万を切っていましたので思わずポチリ。

TAMRON-SP45mmF18-Di-VC-USDが来た-0
 早速到着しました。
本格的な梅雨空を迎えて、残念ながら暫くは星像確認が出来そうもありません。

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 丁度手に馴染む大きさで、これで手振れ防止が付いていますからスナップ用にも良さそうですね。

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 こちらはこれまで使っていて入れ替えになるシグマ50mmF2.8マクロとのツーショットです。
時々マクロ撮影したいときもあったので便利でしたが、フルサイズ四隅での非点収差が大きく、十字手裏剣のような星像になるので天体写真撮影には使っていませんでした ・・・ 仕方ありません。

 これで困るのが、やがて登場するSP35mmF1.4の立場ですね。
スナップや星景には欠かせないSP15-30mmF2.8とこのSP45mmF1.8が揃うと、どんなに期待出来る星像でもSP35mmF1.4が入り込む余地はありません。

木星 2019 June 17 UT

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 一昨晩は台風一過のような青空でしたが、風が強くてとても撮影になりませんでした。

惑星撮影_20190618
 昨晩は風も収まったのですが、ご覧のように夜半前から雲が多くてとても絵になる画像が撮れませんでした。
もう、梅雨明けまでチャンスは無いのでしょうか・・・

梅雨の晴れ間

 東海地方は6/7に梅雨入りしました。
昨晩は梅雨の晴れ間を狙って月・惑星の撮影が出来ないかな~と思っていたのですが、晴れたのは薄明間近になってからでした。

三保の松原_20190611
 今朝は青空が広がっていたので、久しぶりに自宅から三保の松原まで散歩してきました。
午前中には雲が広がって梅雨空に戻る予想です。
天文・カメラ機材保管部屋は毎日2~4時間除湿器を運転して、常に湿度50%以下を確保しています。
梅雨入りしたばかりですが、早く明けませんかねえ。

Tamron SP35mmF1.4 Di USD 続報

Tamron-SP35mmF14-Di-USD_Model-F045.jpg
 とうとう、メーカーサイトでタムロンのModel F045の新製品詳細情報が掲載されました。
https://www.tamron.jp/product/lenses/f045.html

 これが仕様、MTF、レンズ構成部分の切り出し情報です。
Tamron-SP35mmF14_data.jpg

 そして、こちらがシグマの40mmF1.4Art比較データです。
Sigma-40mmF14Art.jpg

 どうでしょうか。
レンズ枚数はタムロンの方が2枚少なくて、鏡筒長は80%、重量は68%と驚異的に小さくなっています。
周辺光量に関してはデータがありませんのでシグマ40mmとの比較は出来ません。
 一番気になる星像はMTFから想像してみましょう。
タムロンのMTFは幾何光学的MTFでしょうから、シグマの同じMTFと見比べてください。
画面の抜けの良さを示すと言われる10本/mmのラインは殆ど同等です。
 解像度を示すと言われる30本/mmのラインを比較すると、シグマの40mmはASP-Cセンサの半対角線距離14.2mm付近までコントラストを0.9弱まで保っているのに対して、タムロンの35mmでは円周方向(メリジオナル・破線)が同等ですが放射方向(サジタル・実線)は0.8まで下がっています。
円周方向に比べて放射方向のコントラストが低いという星像は、放射方向に伸びたような形を想像させます。
つまり35mmフルサイズの中間距離付近の星像にそのような非点収差の影響が出ている可能性がありそうということです。
ここまでの検討結果では、ASP-Cセンサで考えればシグマ40mmはほぼパーフェクトと言えます。
 グラフの右端はフルサイズの四隅での値で、シグマでは0.6強、タムロンは0.6弱です。
30本/mmの実線と破線がほぼ重なっている場合は、ほぼ星像が丸いと考えられます。
余りコントラストが低下して円周方向と放射方向のラインが一致している場合は、星像が十字手裏剣のような形状である場合が見られるのですが、既に販売されているシグマの40mmでは開放でもほぼ円形を保っていますのでタムロンも心配は無いでしょう。
 MTFを見た限りではタムロンの方がやや中間から周辺に掛けての解像度が低目に見えます。
これ以上の比較はスポットダイヤグラムなどが示されていないので実写レポートに頼るしかありませんね。
軸上色収差や周辺光量のテスト結果を含めて、lenstip.comのレポートを待ちましょう。

Tamron-SP35mmF14リリース
 ところで希望小売価格はシグマ40mmの72%と、思った以上にリーズナブルでしたね。
これまでの価格.comの例から見て、発売当初の税込最安価格は¥9万前後になりそうです。
発売日ですが、ニコンは6/26なんですが、キャノンは一月遅れの7/25になっています。
lenstip.comのレポートがニコンレンズを使って早々に見られると良いのですが ・・・ 私の場合は多分タムロンに決まりそうです。
プロフィール

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Author:voyager_camera
小惑星観測屋崩れの天体写真家です。もう新天体サーベイも位置測定もしませんので、鑑賞天体写真撮影に勤めています。訳あって天文雑誌などのフォトコンには応募しませんが、このブログ以外でも写真を見ていただける機会が増えるようボチボチやってます。(大島 良明)
mail:y-osima@sannet.ne.jp

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